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はしだ「何でやねん」加藤さんの死悼む

2009年10月18日 8時3分 (日刊スポーツ)

「帰って来たヨッパライ」「あの素晴らしい愛をもう一度」などのヒット曲で知られるミュージシャンの加藤和彦(かとう・かずひこ、本名同じ)さんが17日、長野県軽井沢町のホテルで首をつって自殺しているのが見つかった。加藤さんとザ・フォーク・クルセダーズとして一世を風靡(ふうび)した、はしだのりひこ(64)は17日、「自殺して悔しいというか…、何でやねん、お前っ!」と友人の死を悼んだ。グループ解散後はほとんど会っていなかったが、多才な加藤さんの音楽性を「狂気と紙一重だった」と振り返った。

加藤さんの自殺はマスコミからの連絡で知った。グループを解散した後は「20~30年も会っていない」というが、出会いのころの衝撃は今でも鮮明に覚えている。

「東京の高校から京都(龍谷大)に来て、ほとんど友人がいなかった。そこで学校へ行くふりをしては、同志社大に行っている僕の家によく遊びに来た。当時の僕はコンサート運営などをしていたんだ。親近感を持ってくれていたのかな」。そのころから「彼はユニークだった」と音楽の才能に一目置いていた。群れることを嫌い、1人で一日中ギターを抱えては、飽きることなく歌の世界に浸っていたという。

クルセダーズの2作目に予定していた「イムジン河」が、政治的な配慮で発売禁止になった際には同曲のメロディーを逆回転させて「悲しくてやりきれない」を作った。「後ろから聞いてメロディーを探り当て、ぜんぜん違う音楽になった。切羽詰まっての発想だけど、あの発想がユニーク。とんでもないことを思いつくアーティストです」。その才能を「狂気と紙一重」と表現した。「当意即妙で、こいつは頭の中で何考えているんだろうと思っていた」という。

あらためて、加藤さんの死に触れると「インクレダブル(信じられない)。死ぬようなやつじゃなかった。悔しいというか…。何でやねん。お前っ!」と絶叫した。60年代の日本の音楽シーンをともにけん引した“戦友”の死を悼んだ。

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