酔芙蓉 横浜歩き 番外編
 神田歩き - 1 平成20年1月4日 金曜日
酔芙蓉は作者、根岸和津矢(教授)です。
横浜幻想は作者、阿井一矢です。
(教授のもう一つのペンネーム)
横浜歩き、浅草歩き、神田歩きの画像はアイの編集です。
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浅草歩きー1 浅草歩きー2

2008年の初詣に出かけた神田周辺です。
神田連雀町の虎屋が在ったと酔芙蓉で設定した場所付近の地図。
現代  江戸時代後期 外神田付近

江戸時代の切り絵図は大名、旗本屋敷を主体の地図で縮尺は当てになりませんが明治に入ってこのあたりは連雀町(れんじゃくちょう)佐柄木町(さえきちょう)さらに大正大震災後に神田連雀町は須田町一丁目と淡路町二丁目となりました。
コタさん、おつねさんの虎屋は江戸の時代で言うと阿部伊豫屋敷の脇(淡路町二丁目一番地)に在ったとされました。

神田明神への初詣
今年は予定を変更して教授宅へのお年賀を省略して横浜駅で合流して神田を歩きました。
今回は教授、奈津姉様、勢津姉様、そしてアイの4人での神田歩きです。
神田駅へ到着は朝8時55分、仕事始めといっても官公庁だけのようで東海道線も山手線もすいていました。
朝の万世橋から秋葉原方向まだ秋葉へ出かけてくる人は少ない時間で閑散としています。

前には町田の東急にも出店があった明治17年創業のまつやさん(須田町1−13)。
年末は大混雑しただろうなという教授の好きなお蕎麦屋さんです。


ここへくる途中には神田尾張屋さん(須田町1−24 ・大正12年創業)もあってそこのかも南蛮はおいしかったと時間が合わないのが惜しそうな教授でした。
出世稲荷は連雀町の守り神(須田町1−11)
鮟鱇鍋で有名ないせ源さん(須田町1−11−1)は創業当時はどぜう屋さん。
天保元年(1830年)創業、そのときから神田連雀町で営業を続けています。


神田の甘味どころといえば此処竹むらさん、揚げ饅頭はババ様も大好きなの。
(須田町1−19)昭和5年(1930年)の創業だそうです。
神田藪蕎麦さん(淡路町2−10)、神田の蕎麦屋といえば此処を思い浮かべる人が多いんでしょうね。
明治13年(1880年)創業の老舗です。
アイは1回だけ、姉様たちは3回くらいかなといっておりますが教授は100回以上は来ただろうと言うておりました(それだけお年寄りなのですフフフ)。

須田町界隈、交通博物館はさいたま市へ移りました。

明治40年(1907年)創業の洋食、松栄亭さん。
(淡路町2−8)
須田町から淡路町をめぐって外堀通りへ。
右へ行けば昌平橋、正面の坂は新坂です。
上は駿河台、ニコライ堂の脇へ上がります。
昌平橋を渡って振り返れば中央線。
外堀通りは橋を渡ると左へ曲がります、坂は相生坂、此処を上がれば湯島聖堂。
橋から湯島方面は昌平橋通りとなります。
一つ道を神田神社寄りに進めば銭形平次でおなじみ神田明神下、湯島坂から本郷通り方向。

神田明神は神田神社と明治になって名称が改められました。
元和2年(1616年)に武蔵国豊島郡芝崎村(現在の大手町)からこの地に遷座しています。
御祭神
一之宮に大己貴命(おおなむちのみこと)、だいこく様のことで、縁結びの神様です。
天平2年(730年)にご鎮座。
二之宮は少彦名命(すくなひこなのみこと)、えびす様。商売繁昌の神様です。    
ご鎮座については不明。
三之宮には有名な平将門命(たいらのまさかどのみこと)が祭られています。
まさかど様は延慶2年(1309年)にご奉祀されています。

神田明神参道の甘酒の天野屋さん


神田明神

此処で一同打ちそろって甘酒で一息、芝崎納豆が此処で作られていることをはじめて知りました。
天野屋さん(外神田2−18−15 )は創業弘化3年(1846年)だそうです。

天野屋さん

本殿では仕事始めの人達がお祓いの順番を待っておりました。

裏参道は蔵前橋通りの新妻恋坂です。

新妻恋坂を少し登って右手へ上ると其処は清水坂。
前の路地を入ると其処は妻恋坂にある妻恋稲荷。
妻恋稲荷は妻恋神社にあります。
こちらが妻恋稲荷。

妻恋神社本殿。
蔵前通りで鳥越神社とつながり同じ日本武尊にまつわる話があります。
途中の坂道階段はこちらで確認してくださいね。
試験前にはいつもお世話になる湯島天神。
朝が早いせいかまだ人ごみというほどではありません。
湯島天神の男坂
上るにはいいのですが降りるのには苦労する不思議な階段です。
一段おきに平らな部分の幅が違うのですそれで足が不規則になります。
写真を撮っているときに降りてきたご家族の高校生くらいのお嬢さんが滑られていましたが。
試験では滑らないことを信じていますよ。
明神下中通りを相生坂まで戻って湯島聖堂へ。
仰高門は昌平坂の下から入ります。
上の写真を拡大して明るさを調節、扁額を見られるようにしました。
湯島聖堂
4メートル75センチある孔子様の銅像は1975年台北市のライオンズ・クラブから寄贈されました。
大正4年に中国の孔子様の墓所から戴いてきた種を植えて育てた日本での最初の楷の樹と言われているそうです。
入徳門は改修中でしたので本郷通りまで出て西門から入ると
枝をカットされたスダジイの樹が今年も元気でした。

杏壇門から大成殿(孔子廟)を見て相変わらずくすんだ様子に一安心。
エッ? (;゜凵K)ノ マジ?なにそれって千恵子がうるさい
、う( ̄○ ̄)っ( ̄。 ̄)さ( ̄0 ̄)い( ̄△ ̄)ですう。
大成殿(孔子廟)は昭和10年(1935年)に大正大震災での焼失から再建されました。
中心に孔子像
四配像 は顔子(がんし)・曽子(そうし)・子思子(ししし)・孟子(もうし) だけど配置順をメモし忘れました。
m(_ _)m

鬼\頭(きぎんとう鬼狛頭)です。
こちらは杏壇門の両端に乗っているものです。
しゃちほこの原型にあたるそうですが下の鬼龍子と名前が混同してしまいます。

説明はページ下部にさらにリンクあり
大震災以前に屋根にあったものだそうです。

鬼龍子(きりゅうし)と言うそうです。
猫型蛇腹で牙があり、狛犬に似た姿です。
鬼龍子は龍から生まれた想像上の霊獣で孔子のような聖人の徳に感じて現われる、と説明にありました
この鬼龍子は大震災以前に屋根にあったものだそうです。
寛政12年(1800年)の作中国では嘲風(ちょうふう)と呼ばれるそうです。
大成殿の屋根の両獣。
鴟尾に在るほうが鬼\頭。
降棟にあるのが鬼龍子。


聖橋からニコライ聖堂を見るとすっかりとビルの間に挟まれています。
淡路坂を降り須田町の藪蕎麦、まつやに開店前から行列ができているのを眺めて通り過ぎました。

土井家屋敷内にあった延寿稲荷
(須田町1-1)

神田川沿いに下れば和泉橋手前のガード下にふれあい橋があります。
橋の上から見た柳森稲荷(柳森神社)此処には御狸様までがいるのです。
長禄2年(1458年)太田道灌公が江戸城の鬼門除けとして数多くの柳の木を植えた際
江戸の鎮守として祀られ当時は外神田側に在ったということです。
             
逆光の神社。

1月4日の内神田・外神田歩きの第一回は此処までで、この日はこの後に秋葉原でお買い物。
東京駅で地下街探索の後はお姉様方を見送ってから教授と茅ヶ崎まで戻りました。
2008年(平成20年)1月6日 日曜日 15時15分 アイ


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 妄想幕末風雲録
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編集中に付き随時追加予定です。
 

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