ショーの終盤、全員そろってポーズを決めるモデルたち=桐生市本町の浄運寺で
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明治から昭和初期にかけて流行した「お召し」「銘仙」と呼ばれるアンティーク着物を中心としたファッションショーが十七日、桐生市本町の浄運寺であった。
秋の大祭でにぎわっていた境内に軽快な音楽が流れると、本堂内から着物姿の女性が次々と登場。着物の内側に違う色の襦袢(じゅばん)の重ね着をしたり、体の前で帯を結んだり、アンティーク着物の現代風の着こなしに観客は盛んに拍手を送っていた。
十八人のモデルは全員が違う帯の結び方。母親と二人で参加した埼玉県栗橋町、中学一年酒井園実さん(12)は「この帯の結び方が気に入っています」と笑顔で話していた。
毎月第一土曜日に着物姿で街中を歩く「着物でそぞろ歩き」を開催しているNPO法人「桐生産地乃店」(桐生市)の主催。このイベントに参加したことがある十六人と、同寺近くの保育園の女児二人がモデルを務めた。 (加藤益丈)
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