桜“解散”増田倫子が卒業、稲垣早希はピン芸人に
◆ エヴァ漫才もう見納め ◆
「エヴァンゲリオン漫才」で知られる美人お笑いコンビ「桜」が、増田倫子(27)の「卒業」により“解散”することが18日、分かった。増田は芸能界を引退し、ダンスの道に進むことを決意。稲垣早希(25)は今後、ピンとして芸能活動を続けていく。増田は「早希ちゃんとは、これからも親友。今までとは違う形で助け合っていきたい」と新たなステージへ決意をにじませていた。
◆ コンビは年内いっぱいまで ◆
映画化やパチンコ台にもなった人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のキャラクター「惣流・アスカ・ラングレー」に扮した稲垣と、エヴァを知らない増田が絶妙な掛け合いを見せる「桜」。2008年5月の大阪・日本橋での初単独ライブはチケットを手売りするほどの知名度だったが、今年8月に、大阪・京橋花月で開いた単独イベント「桜の季節〜2分咲き〜」が即完売するまでになったコンビが年内いっぱいで“解散”する。
関係者によると、7月下旬に増田がデビュー前から学んでいたダンスに専念することを決意。稲垣や吉本興業との話し合いを重ねた結果、卒業が決定したという。
NSCタレントコースを卒業しながら、吉本興業から突然、お笑いコンビを組むように命じられ07年2月にコンビ結成。それからの3年弱を振り返り「いきなり組まされたコンビだけど早希ちゃんに助けられました」とパートナーに感謝した。
「最初は混乱して落ち込みました」という稲垣も「彼女の選んだ道なので受け入れたいし、新たな道で頑張って」とエール。自身は今後「桜・稲垣早希」として活動していく予定で“独り立ち”へ決意新たにしていた。
ラジオ局YES−fmの「ヨシモト chatter box」など、現在のレギュラー番組は降板。12月10日に京橋花月で卒業公演「桜の季節〜増田倫子卒業公演〜」を開催する。さらに12月23日には、最初で最後のDVD「ようこそ桜の季節へ」を発売。翌24日、大阪府枚方市「ひらかたパーク」で開かれる発売記念イベントが、コンビ「桜」としての最後の活動となる。
人気が高まり、これからという時期での解散。惜しむファンは多いが、今後はそれぞれ別の道で「満開」を目指す。
[ 2009年10月19日付 ]
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