音楽家・加藤和彦さん(62)が17日、ホテルで首をつって自殺しているのがみつかった。加藤さんが自殺する直前に、親しい知人に送った“遺書”とも受け取れる手紙が、歌舞伎俳優・市川猿之助(69)の妻・藤間紫さん(今年3月に死去)の長男で俳優の藤間文彦氏のもとにも届いていた。文彦氏によると、内容は死を予感させるものだったという。
文彦氏は、最近うつ気味だった加藤さんと連絡が取れなくなったことを心配して、縁のある場所である軽井沢で行方を捜していたという。そんな時に悲報が届いた。
また、自身が演出した「スーパー歌舞伎」で音楽を加藤さんが担当するなど親交のあった猿之助は、滞在先の福岡で訃報(ふほう)を知った。関係者によれば、猿之助は「僕はノーコメントだよ」と話していたという。