加藤和彦さん自殺「やりたいことなくなった」
10月18日7時52分配信 サンケイスポーツ
「あの素晴しい愛をもう一度」など多くのヒット曲で知られる音楽プロデューサー、加藤和彦さん(62)が17日午前9時25分ごろ、長野県軽井沢町のホテルで首をつって死亡しているのが見つかった。パソコンで打った遺書のようなものがあり、軽井沢署は自殺とみている。関係者によると、加藤さんはうつ病を患っており、親しい知人複数に、「もうやりたいことがすべてなくなった」などと書いた手紙を送っていた。
軽井沢署によると、加藤さんは16日、1人でホテルを訪れ、1泊2日の予定で宿泊。17日午前8時15分、加藤さんの30代の知人女性からホテルに「客室の男性と連絡が取れない。室内を確認してほしい」と通報があり、従業員が部屋に内線電話をかけたが、応答がなかったため同8時半ごろ、110番した。
駆けつけた署員が部屋に入り、浴室のはりにロープのようなものをかけて、首をつって死亡している男性を発見。知人女性と音楽関係者の男性が加藤さんと確認した。検視の結果、死亡推定時刻は16日午後9時半と判明したという。
加藤さんは数日前、知人女性に電話で「死にたい」などと漏らしていたといい、その後、連絡が取れなくなり心配になった女性が、加藤さんの訪れそうな場所を捜し、ホテルに問い合わせた。
部屋には旅行バッグと関係者宛てのパソコン打ちの2種類のメモがあり「お世話をかけます」など自殺をほのめかすような内容。同署は自殺とみて詳しく調べている。加藤さんの遺体は男性関係者に付き添われ17日午後6時に同署を出た。東京に向かったとみられる。
加藤さんと親しかった知人によると、加藤さんはうつ病を患っていたという。この知人には「もうやりたいことがすべてなくなった」などと綴った手紙を送っていた。他にも、フォークルの仲間だった北山修さん(63)ら親しい友人複数にも同様の手紙を送っていたとみられる。
また、別の音楽関係者が1カ月ほど前に会った際には、「自分が思ったような音楽が作れなくなった」と悩みを明かしていた。死を選んだ軽井沢にはスタジオがあり、度々訪れるなどお気に入りの場所だった。
最後のステージは、先月20日に静岡・つま恋で行われた、南こうせつ(60)主催の野外ライブ。ゲストとして登場し元気な姿を見せていた。11月5日には都内で大腸がん撲滅キャンペーンのコンサートを主催するほか、12月には舞台版「パッチギ!」の音楽を担当することが決まっていた。
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軽井沢署によると、加藤さんは16日、1人でホテルを訪れ、1泊2日の予定で宿泊。17日午前8時15分、加藤さんの30代の知人女性からホテルに「客室の男性と連絡が取れない。室内を確認してほしい」と通報があり、従業員が部屋に内線電話をかけたが、応答がなかったため同8時半ごろ、110番した。
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部屋には旅行バッグと関係者宛てのパソコン打ちの2種類のメモがあり「お世話をかけます」など自殺をほのめかすような内容。同署は自殺とみて詳しく調べている。加藤さんの遺体は男性関係者に付き添われ17日午後6時に同署を出た。東京に向かったとみられる。
加藤さんと親しかった知人によると、加藤さんはうつ病を患っていたという。この知人には「もうやりたいことがすべてなくなった」などと綴った手紙を送っていた。他にも、フォークルの仲間だった北山修さん(63)ら親しい友人複数にも同様の手紙を送っていたとみられる。
また、別の音楽関係者が1カ月ほど前に会った際には、「自分が思ったような音楽が作れなくなった」と悩みを明かしていた。死を選んだ軽井沢にはスタジオがあり、度々訪れるなどお気に入りの場所だった。
最後のステージは、先月20日に静岡・つま恋で行われた、南こうせつ(60)主催の野外ライブ。ゲストとして登場し元気な姿を見せていた。11月5日には都内で大腸がん撲滅キャンペーンのコンサートを主催するほか、12月には舞台版「パッチギ!」の音楽を担当することが決まっていた。
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最終更新:10月18日8時49分
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