2008-06-04(Wed)
RD 潜脳調査室 #09 職
謎の侵食に襲われるシステム。

書記長もソウタに侵食されてブレインダウン寸前のご様子(違

ブレインダウンの頻発に電理研はシステムの更新で対応、そのため現場では大幅な更新作業があったようで非番にも関わらず出勤して監視する気まんまんの男がいました。ミナモとソウタの父、電理研管理部技術課課長・蒼井衛です。ソウタの作った朝食も摂らず職場へ急ぐ衛、安息義務の時間内でも業務メタルへ接続してチェックしてたり仕事の虫でありますね。
どうやら今回の「システム更新」はメタルネットワークの理念たる「海」に反する繕いだったようで、ちょうど安息義務に訪れた久島さんと技術論を少々。防壁を強固にしすぎると安全性は確保できても自由度が失われる、ということでしょう。しかし今回の処置は理念よりも安全を優先、まあメタルネットワークに完全依存している生活ではこの判断も止む無し。
職場での様子を見ると衛は部下からかなり慕われる良い上司のようです。

部下に初めての子供が生まれる。そんな報告を聞いて衛はミナモが生まれた時の事を思い出します。出産のため実家に帰っている母親、残ったソウタは炊事もままならぬ衛が用意する食事に不満顔です。仕事が多忙なせいもあるでしょうけれどもソウタの相手を上手くできない衛、この辺の父親像は時代が変わっても大して変わらんのでしょう。
そんな父親に対しソウタは夕食のおむすびを用意してました。こういう経験が今の料理上手なソウタの原点?
そうこうしているうちにシステムメタルの深層から何者かが侵入、見る間にメタルの侵食範囲は拡大し防壁も機能していません。このままではシステムを完全に食われてしまうためシステム切断を研究員に命じますが既にアクセスすらできない状態まで侵食が進んで大ピンチであります。このままでは人工島のメインシステムまで侵食されてしまう!
衛はメインサーバーへ向かい、物理的破壊を行なうことでシステムを止めます。

授業中のミナモ。難問を前にして悪戦苦闘してますがどうやら解けたようでニッコリ、しかし答えを送信する直前にネットワークが止まってしまってさあ大変です。ほどなくシステムは回復した時にはせっかく出した解答は既に時空の彼方へ…。なんと切ない、しかしこれは現代でも起こりうることなのでデータ作成中はマメに保存を心がけましょう(笑
さて復旧した後の片付けを話し合う大人たち。システムに対する信頼性や風評、それに関する利害等々を考慮して今回のオトシマエが決まりました。「人為的な事故」、つまり衛一人に全てを被せてチャンチャンって結論です。久島さんは不本意ながらもその提案を呑んで会議は終了、って会話中の様子がどうにも不自然だと思ったらこれってバーチャル会議だったのね。

そして本日のクライマックス(笑
書記長がハァハァあえいじゃって何という艶かしさ。相応に緩んだ体型がまた異様にリアルでありますね。情事の相手はソウタ、まあこれは以前に同様のシーンがあったとき、ソウタの顔は映らなかったけれども彼のヘルメットがベッドサイドに置いてある描写が見られたので想定内のお相手。しかしソウタはどういう経緯で書記長と寝る仲になっているのだろう? 様子を見ると書記長の方がお熱のようで、要するに若いツバメを飼っているような状態?

明けて翌日、家に衛の姿はありません。ソウタは「父さん用の弁当」と言いつつおむすびを作り、ミナモはダップー袋のお弁当を持って学校へ。一方のソウタは作ったおむすびを持って拘置所(?)の衛の所へ。おそらく今回の件で身柄を抑えられているのでしょう。「食欲がない」とおむすびを断った衛は食事の事よりもメタルのその後の方が気がかり。根っからの技術者なのでありました。
そして今度は久島さん&波留さんが面会に現れました。件のシステムトラブルの際、波留さんがダイブをして調査を行なっていたとか。システム侵食真っ最中のメタルにダイブとは波留さんってば相変わらず命がけの仕事ばっかりやってますね。そんな危険な仕事をお年寄りにやらせる久島さんも久島さんですがそれだけ信頼してるということ。まあ波留さんはダイブすると若者に戻るので体力的には大丈夫かもですが(笑
波留さんから当時の状況を聞き原因の推測を話す衛、それを優しい表情で聞く久島さん。メタルの設計理念は「海」、波留さんはシステム停止直前に「揺れ」を感じ、メタルの底が赤く光る様子を見たようでした。これは海底地震? 「プールのような」底が限られたメタルの防壁を破って、メタルそのものが「海」と同化するため意思を持って底を破ろうとした? または以前に描かれた「地球率の発動」が関係しているのだろうか。今回はちょっと難しいです。
思想設計から50年余を経てここまで来たメタリアルという情報空間。
その行き着く先は何なのか?
答はもう手の届くところまで来ている。
答えを教えてください、先生。
おそらく久島さんの計らいか結局衛さんは職を追われることもなく、役職を解かれたのみで職場へ復帰。まあこのテの人に役職なんてただの飾りなので実質は無罪放免のようなもの。というわけで一件落着でありました。
↓記事が役立ったら一票どうぞ。
書記長もソウタに侵食されてブレインダウン寸前のご様子(違
ブレインダウンの頻発に電理研はシステムの更新で対応、そのため現場では大幅な更新作業があったようで非番にも関わらず出勤して監視する気まんまんの男がいました。ミナモとソウタの父、電理研管理部技術課課長・蒼井衛です。ソウタの作った朝食も摂らず職場へ急ぐ衛、安息義務の時間内でも業務メタルへ接続してチェックしてたり仕事の虫でありますね。
どうやら今回の「システム更新」はメタルネットワークの理念たる「海」に反する繕いだったようで、ちょうど安息義務に訪れた久島さんと技術論を少々。防壁を強固にしすぎると安全性は確保できても自由度が失われる、ということでしょう。しかし今回の処置は理念よりも安全を優先、まあメタルネットワークに完全依存している生活ではこの判断も止む無し。
職場での様子を見ると衛は部下からかなり慕われる良い上司のようです。
部下に初めての子供が生まれる。そんな報告を聞いて衛はミナモが生まれた時の事を思い出します。出産のため実家に帰っている母親、残ったソウタは炊事もままならぬ衛が用意する食事に不満顔です。仕事が多忙なせいもあるでしょうけれどもソウタの相手を上手くできない衛、この辺の父親像は時代が変わっても大して変わらんのでしょう。
そんな父親に対しソウタは夕食のおむすびを用意してました。こういう経験が今の料理上手なソウタの原点?
そうこうしているうちにシステムメタルの深層から何者かが侵入、見る間にメタルの侵食範囲は拡大し防壁も機能していません。このままではシステムを完全に食われてしまうためシステム切断を研究員に命じますが既にアクセスすらできない状態まで侵食が進んで大ピンチであります。このままでは人工島のメインシステムまで侵食されてしまう!
衛はメインサーバーへ向かい、物理的破壊を行なうことでシステムを止めます。
授業中のミナモ。難問を前にして悪戦苦闘してますがどうやら解けたようでニッコリ、しかし答えを送信する直前にネットワークが止まってしまってさあ大変です。ほどなくシステムは回復した時にはせっかく出した解答は既に時空の彼方へ…。なんと切ない、しかしこれは現代でも起こりうることなのでデータ作成中はマメに保存を心がけましょう(笑
さて復旧した後の片付けを話し合う大人たち。システムに対する信頼性や風評、それに関する利害等々を考慮して今回のオトシマエが決まりました。「人為的な事故」、つまり衛一人に全てを被せてチャンチャンって結論です。久島さんは不本意ながらもその提案を呑んで会議は終了、って会話中の様子がどうにも不自然だと思ったらこれってバーチャル会議だったのね。
そして本日のクライマックス(笑
書記長がハァハァあえいじゃって何という艶かしさ。相応に緩んだ体型がまた異様にリアルでありますね。情事の相手はソウタ、まあこれは以前に同様のシーンがあったとき、ソウタの顔は映らなかったけれども彼のヘルメットがベッドサイドに置いてある描写が見られたので想定内のお相手。しかしソウタはどういう経緯で書記長と寝る仲になっているのだろう? 様子を見ると書記長の方がお熱のようで、要するに若いツバメを飼っているような状態?
明けて翌日、家に衛の姿はありません。ソウタは「父さん用の弁当」と言いつつおむすびを作り、ミナモはダップー袋のお弁当を持って学校へ。一方のソウタは作ったおむすびを持って拘置所(?)の衛の所へ。おそらく今回の件で身柄を抑えられているのでしょう。「食欲がない」とおむすびを断った衛は食事の事よりもメタルのその後の方が気がかり。根っからの技術者なのでありました。
そして今度は久島さん&波留さんが面会に現れました。件のシステムトラブルの際、波留さんがダイブをして調査を行なっていたとか。システム侵食真っ最中のメタルにダイブとは波留さんってば相変わらず命がけの仕事ばっかりやってますね。そんな危険な仕事をお年寄りにやらせる久島さんも久島さんですがそれだけ信頼してるということ。まあ波留さんはダイブすると若者に戻るので体力的には大丈夫かもですが(笑
波留さんから当時の状況を聞き原因の推測を話す衛、それを優しい表情で聞く久島さん。メタルの設計理念は「海」、波留さんはシステム停止直前に「揺れ」を感じ、メタルの底が赤く光る様子を見たようでした。これは海底地震? 「プールのような」底が限られたメタルの防壁を破って、メタルそのものが「海」と同化するため意思を持って底を破ろうとした? または以前に描かれた「地球率の発動」が関係しているのだろうか。今回はちょっと難しいです。
思想設計から50年余を経てここまで来たメタリアルという情報空間。
その行き着く先は何なのか?
答はもう手の届くところまで来ている。
答えを教えてください、先生。
おそらく久島さんの計らいか結局衛さんは職を追われることもなく、役職を解かれたのみで職場へ復帰。まあこのテの人に役職なんてただの飾りなので実質は無罪放免のようなもの。というわけで一件落着でありました。
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