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※260話
巷では、この2人がそうではないかと噂されていますが、
私は「リカード」と「セラス」ではないかと睨んでいます。
メガロセンブリア関連で、彼らが出てこないのが気にかかるところで。
影ながら様子を見に来たと、私は考えています。
さて、こちらの考察……というか、勘みたいなものですが、当たるかな?
完 全 論 破 !!
いやいや、分かる人だけのネタですいません(笑)
今回の話で、以前に考察した内容が正しかったことが確定しました。
完全に読み切りました! やったねー(悦)
さて、それはそれとして―― 今回の謎と疑問点を挙げようかと思います。
まずは、提督が明かした、
ネギの村を襲ったのが「メガロメセンブリア(以後MM)元老院」
だとして、
果たしてゲーデル総督の意志が、そこに介在していたかは疑問なのです。
単純に6年前、ネギの村が襲われたとき、ゲーデルが総督であったか否か?
仮に6年前、ゲーデルが元老院の議員であったとしても、総督にまでなっていたかどうか。
そもそも議員に選ばれていたのか?
実力社会の魔法世界とはいえ、議員はともかく総督は、年齢的に無理があるような気がします。
また、国家ともなれば一枚岩でないこともあり得ることです。
分かりやすくハリウッド映画的に説明すると、
「大統領は知らずに、CIAが独断で動いた」
みたいな感じでしょうか?(笑)
以上から、考えられるのは2点。
まず、ゲーデル総督が、このような小芝居を打ったのは、
たとえ過去の元老院が行い、己があずかり知らぬ事であっても、
「国の犯した罪は、現総督の自分が負うべきだ」
と考え、ワザと偽悪的に振る舞っている可能性。
いわゆる、実はいい人系の場合ですね。
ネギの心理を煽り、精神的成長を即すというのが目的となるでしょうか。
もう一つは、ネギを煽りまくって時間稼ぎ。
ネギの精神面の弱さをついて、闇の魔法に呑み込まさせる。
もしくは、
「村を滅ぼした」以外の出来事から、目を反らさせようとしている。
等々が考えられます。
この場合は、言うに及ばず、フェイト達と繋がっている可能性が高い、かなり狡猾な悪人といえます。
どちらにしても、煽られてすぐに攻撃に移るネギは、
前回の総督戦と同じ過ちを繰り返しています。
反省も成長もないのは、う~~ん、いかがなものでしょう(汗)
【ネギの同行者】
ネギに付き添った同行者。
実は、今後のネギの動きや世界の秘密よりも、遙かに注目度No.1です。
朝倉は、自分の中の価値観で行動しますが、意外と常識人であり、
交渉上手でかつ急場での判断力が、ずば抜けています。
修学旅行で石化されかかったとき、とっさに夕映を逃がした冷静な判断。
ヘルマンの水牢から脱出後、一人魔法も武力もないのに、堂々と明日菜の拘束ペンダントを外す。
超とアドリブで堂々と渡り合う、等々。
それでいて、特ダネと友情を秤にかけて友情を選べるだけの、常識人です。
アーティファクトを起動できれば、中継録画もできる。
そうでなくても、十二分に提督と話し合いができそうです。
のどかは、間違いなくアーティファクトの能力で。
千雨は確実にネギの信頼を勝ち取ったブレインでしょう。
第三者的俯瞰の目を持っている。いわゆる批評家的思考が持てる千雨も、
総督相手に的確なツッコミを入れられそうな気がします。
しかし、のどかってば、許可も取らずにアーティファクトを使って、
総督の真意を探ろうとしているように見受けられますが、これは、いかがなものでしょう?
非公式とはいえ、総督という重要人物との会談において、
マジックアイテムであるアーティファクトを展開するのはかなり問題があるような。
のどかのアーティファクトの力が提督側に分かっていようといまいと、
総督の害になる可能性を追求されるでしょう。
やってることは、フェイトとネギとの会談で、フェイトがマジックアイテムを持ち込んだのと同じレベルです。
普通だったら、この時点で会議中断、のどか退場はあり得る話です。
さて、それもさておき、私が一番注目し、今回一番活躍しそうだと考えているのは……
3人の同行者でなく、実は4人目の彼女。
朝倉の左腕に注目してください(笑)
誰にも気づかれずに、さりげなくいる彼女は、きっと大きな鍵になると予想しています。
頑張れ、相坂さよ!!
ここ最近のネギまは、やはり「ストーリー構成がよろしくない」の一言に尽きると思います。
・魔法世界のバレ→中断
・総督の呼び出し→中断
・パルのパクティオー指図→中断
・ラカンvsフェイト→中断
・夕映との邂逅→中断
など、ザッと見渡しても大きな流れのフリを行い、中断して話を分断。
思い出したように、再開するといった構成が続きすぎです。
これでは、前振りが何だったかも忘れてしまうし、何より読者が感じる物語の勢いを、バッサリ断ち切っちゃいますよね。
いかに、そこに入れたエピソードが良くても、効果的な盛り上がりは得られないと思います。
【3月16日、赤松先生の日記より抜粋】
> 246話目、順調なのですが、やっぱバトル漫画としては構造が複雑すぎ。
> しかし単純に18ページ全部をバトルにしてしまうと、「今後バトル漫画に
> なるんだな」と読者に受け取られる恐れがあり、結局日の丸弁当にプリンを
> かける様な(うわ~)感じの調理になってしまいます。
> つまり白飯(バトル)7杯の後にプリン(美少女)が3杯あるメニューの場合(*1)、
> シェフは後でプリンが来るのを分かっているのですが、客は白飯ばかりの料理だ
> と思いこんでしまうはず。だから最初から白飯に少量のプリンをかけて10杯分
> 出している感じです。
> う~ん・・・? どうなんだコレ。でも数字が良いから案外大丈夫なのかな?
>
> (*1):そもそもそんなコース料理作るなって話ですが。(^^;)
コレを見るに、もう前提からおかしいような。
白飯とプリンだけのコースではなく、オードブル、 スープ、パン 、魚料理、肉料理 、デザートを考え、それぞれに合わせて、どのような料理を持ってくるのかを、考えるべきなのだと思います。
客に白飯とプリンだけを食わせるのは、献立としていかがなものでしょう?
まぁ、ものが例え話だというツッコミもあり得るので、その場合は――
白飯の後にプリント別々に食べた方が、まだ、両方とも美味しく感じます。
白飯にプリンをかける料理が不味いのは自明の理。
ならば、例えば白飯をミルクで炊き、デザートに合わせる工夫をするべきではないでしょうか?
そういった創意工夫が、今のネギまには欠けている感じがします。
バトル漫画だといえばラブコメの、ラブコメ漫画と言えばバトルの要素を入れている、融合したもの。
という論は、一見すると素晴らしく思えますが、
完成に至らない(もしくは正しく読者に伝わらない)状態は、単純にどっちつかずを見せているだけで、
常に定まらない方向性を明言しているだけじゃないでしょうか。
そのために常に後出しの展開で、ネギの有利になるようにフォローと構成がされているのでは、
ストーリーに緊張感が無くなるのではないかと、思うのですが……
まぁ、この辺は今までの繰り返しになってしまうので、この辺で。
【パクティオー!】
261話目に仮契約した古菲ですが、あれだけ強さにこだわっていたのに……
腕相撲が強さの証って(爆)
拳法家。 腕力が=強さでないと拳法の、しかも北派を納めるものが、その考えはいかがなものだろう。
まぁ、床をぶっつぶす腕相撲も総督府でやることではないのだが、それ以前の問題として、
総督府に行くまでに何かしらのバトルエピソードを挟むべきではなかっただろうか?
古菲のデレが可愛かっただけに、残念無念。
そのパクティオーに関して、キャラクターの表情など、良い面もあるのですが、
それ以上に、やはり軽率で軽薄な面が前面に出ていて、大事な場面が軒並み削られたような気がします。
唯一例外だったのは、コタローと夏美のパクティオーですね。
以前よりフリがあって、それを回収する流れがキチンとできていたし、
何より「義務感でキスするのは嫌だ」という、夏美の意志と
「それでも守らせて欲しい」というコタローの意志がきちんと現れていました。
キスというのを前提とした行為に、互いが迷う心を整理して、心からの言葉を口にする。
実にラブコメ・テイストで良かったと思います。
っていうか、昔のパクティオーはコレが当たり前じゃなかったですか?
まぁ、まずもって問題はパルにあるわけですが。
どう受け取っても、彼女のパクティオーのススメは遊び半分、興味本位としか感じられません。
如何に状況を自分の欲求的におもしろおかしくするか。
他人の事情より自分の欲望を優先する、自己中心的な言動が甚だ目に余ります。
その無責任な暴走行為を、明日菜や千雨、アキラといった良識派が止めてやるとか、批判するとか有っても良いと思うんですけどね。
その上で、コタローが夏美を説得したように、理性においても感情においても納得のいく理屈を通して、パクティオーさせるのではダメなのかな?
今回は朝倉も後押ししてる感じがあるし。
うむむ、私の中で朝倉は、ラインの見極めをキチンとしているイメージがあったんだけどなぁ。
【パクティオーで身は守れる?】
さて、パクティオーで本当に、身が守れるのかといえば、かなり怪しいところがあります。
まず、パクティオーの効果は、「アーティファクト」「契約執行」「念話」「召還術」とありますが、
「アーティファクト」に関しては、果たして身を守れるものが出るか否か? 運でしかありません。
千雨や夕映のように、戦闘に直接参加できないカードが出た場合、自身の能力だけが頼りとなります。
次に契約執行です。
パクティオーを使用して、魔力を従者へと渡すのが「契約執行」ですが、
コレを行わないと、従者が魔力による肉体強化を行えないわけです。
エヴァに弟子入りした頃のネギは、4人に契約執行3分間+全方位魔力障壁+199本の魔法の矢で、魔力が尽きてました。
あれから、「精神力の強化」や「術の効率化」はされていると思いますので、
魔法障壁や魔法の矢については使用魔力が減ったかも知れません。
ですが、契約執行は「主から従へ」『魔力』を渡している。
つまりは「精神力の強化」も「術の効率化」も関係ないと考えられます。
強いてあげるならば、魔力を受ける側が効率化できるであろうぐらいですか。
さて、今回のパクティオーしたメンツを加えて、計11人。全員に契約執行をした場合、どれだけの魔力消費になるのか分かりませんが、凄まじい量を取られるのは間違いないでしょう。
さらに、呪文を唱える主が側にいない場合は、そもそも使用すらできません。
自由意志がない分、不確かなものになるのは否めないと思います。
次に、念話と召還です。
これは今のところノーリスクであると思われますが、身を守ると言う概念からは、いささか外れるような気がします。
故にパクティオーをすることで、最もリスクの少ない身の守り方は、
『安全な所に隠れていて、事が終わったら念話で連絡を受け、召還でネギの元へ現れる』
といった方法ではないでしょうか?
が――これは別にパクティオーしなくても、
楓のアーティファクトの中に隠れているだけでも成立してしまいます。
これらを考慮すると……
現時点でパクティオーは、身を守るという概念からだと、不要だったと考えられます。
逆にパクティオーをすることで、相手側からは完全に戦闘要員と数えられてしまうでしょう。
相手側からしてみれば、どのようなアーティファクトを持っているか分からないのですから、
場合によっては問答無用で排除にかかるのではないでしょうか?
まぁ、仮にパクティオーすれば、最悪の状態は「契約執行」で身を守れると仮定したとして、
それならば、最も戦闘力がないと思われる運動部を優先させるべきで、
単純に戦闘能力の高い、古菲や茶々丸からするべきではないと思いますけどネ。
しかも、このまま続くかと思われたパクティオーも、勝手に設定したタイムリミットで終了。
正直、パクティオーが出したいが為に、無理に話を作ったように思えてなりません。
後付けでもこの際良いですから、キチンとした説明が欲しいと思います。
パクティオーのバーゲンセールが悪いとはいいません。
だが、そのためにキャラの内面描写をはしょったり、ストーリーの整合性を犠牲にするのは
トータルで見た場合、マイナス要因だと思うのですけど、いかがでしょうか?