YouTubeのHD化(1280×720)仕様やダウンロード方法まとめ

15日にお伝えした、YouTubeが1280×720pxのHD動画に対応した件だが、記事執筆段階でダウンロード方法などが確立されておらず、また、速報性を優先したため「fmt=○○」絡みのYouTubeの仕様などがイマイチ伝わりづらい記事になってしまった。「なんか凄いとか言ってるけどよく分からん」「どうやって落とすの？」という方向けに、最新のYouTube仕様とダウンロード方法などをまとめる。

11/19追記：見ている動画に対して、HD版や高画質版FLV版など、各形式のファイルが存在するかどうかを一目瞭然に表示し、ダウンロードさせてくれるGreasemonkeyスクリプト「YouTube Downloader」が登場しました（全文ページ最下部）

YouTubeは、ある動画に対し、「高画質版」「iPhoneでそのまま見れる版」など様々なファイルを用意している。これがいわゆる「fmt=○○」だ（URLの最後にそれを付加することで、どのファイルを再生に利用するか指定する）。先日までの段階でも「fmt=6による高画質なFLV」「fmt=18によるiPhone互換形式」などが明らかにされてきた。これに加え、新たにfmt=22のHD動画が登場した！……というのが先日の記事のポイント。

先日の記事でサンプルとした動画（Where the Hell is Matt? (2008)）であれば、「fmt=○○」の各ファイルは上画面（クリックで拡大）のような感じだ。自分が使っているダウンローダーがどのファイルを落としているのか確認したい場合は、落としてきた動画ファイルを真空波動研Liteにドラッグ＆ドロップして上画面と比較すればOK。なお、動画のアスペクト比によって解像度は異なる。通常の4:3動画であればfmt=6の解像度は448×336だ。

一部で誤解を招いているようだが、YouTubeのアカウント設定で「常に動画を高画質で再生する」を選択していても……。

再生に利用されるのはfmt=6の高画質版FLVであって、fmt=22のHD動画ではない。現時点ではfmt=22のHD動画は「隠し仕様」という側面が強く、URLに「&fmt=22」を付加しない限り、再生には利用されない。

「どの動画がHD対応なのか分からん」という問題だが、ここ数日でアップされたHD対応動画は、タイトルに「HD」が含まれていることが多い。適当なキーワードで検索をかけるだけでもある程度は発見可能だ。今後「検索結果画面にfmt=22版の有無情報を埋め込み表示する」というグリモンスクリプトなどが登場することに期待したい。

ダウンロード方法として、一番手軽なのは「ohaYouTube - おはようチューブ」だろう。動画ページ（ブラウザアドレス欄に注目して欲しいがfmt=22が付加されている必要はない）のURL、「youtube.com」を「ohayoutube.com」として開くと……。

ダウンロードページが開く。「超高画質HD版DL」を右クリックし「対象をファイルに保存」でHD版動画をダウンロードできる。

HD版が存在しない動画で「超高画質HD版DL」から保存を試みてもエラーが出る。この場合は「この動画ファイルをダウンロードする」「ipod用高画質版DL」を利用しよう。

Google Maniaの記事で、HD動画ダウンロード用のブックマークレットも登場している。また、Irvine+Dorothy2に加え、Firefox用のアドオン「Video DownloadHelper」でもfmt=22を落とせることを確認した。

以下追記

Firefoxユーザーには、「動画を楽しもう！（Youtubeでダウンロード可能なファイル形式が一目瞭然になるGreasemonkey） ::: creazy photograph」で配布されているグリモンスクリプト「YouTube Downloader」がオススメ。自分が見ている動画に、どの形式のファイルが用意されているかを一目瞭然に表示し、各動画をダウンロードさせてくれる。