前回のつづきから。


希望の色にできるかどうかは
わからないけど
できる限り明るくして欲しい
ということで


神経と、目と、頭を使うので
かなりしんどい作業なのですが
気合いを入れてがんばることに。


その前に女子高生にひとまず、説明を。


明るくするには
パワーの強いブリーチ(脱色剤)か
脱染剤をつかわないといけないこと。

それには、すごいダメージが伴うこと。

さらには、確実に均等に明るくなる
保証ができないこと。


こればかりは、僕の腕でもどうしようも
ないので、運まかせ。


これらに承諾してもらって

作業開始。


そんなん、真っ黒なんだから
全体に薬塗ったら
いいんじゃないかと
思われるでしょう?


ところがどっこい

普通に薬塗ると

こんな悲惨な結果になります。





なぜなら、全部染めた黒ではないから。

2ヶ月弱経ってるので
新しく伸びてる毛があるワケです。


なので、まず
どこまで地毛の黒なのか
どこから染めた黒なのかを
光に透かして
境界を探します。

境界を見つけたら

ブリーチ塗布。

計3回しました。

3回してやっと
こんな感じ。




これで2時間経過。


えっ?なんで赤くなるのかって?

それは、化学的なお話しなので
省きます。


髪のダメージを考えたら
これ以上明るくするのは困難なので

これで、こらえてもらって

こっから、全体の色を整えます。


この作業も神経使うんですわ。


3時間経過して

やっとこさ

この結果です。




ブリーチを含めたら
計4回の塗布作業です。


女子高生も納得して

終了。


とにかく、黒に染めた後は
こんなに面倒で
ややこしや〜なことに
なるので
なるべく染めるのは
避けた方がよろしいかと。ええ。

しっかし、卒業まで
我慢できんのかと。

聞いてみましたところ

1日でも黒がイヤだと。


彼女たち
ティーンは
瞬間瞬間が
大事なんですなぁ。

生き急ぐ感じが
やっぱり、なんか若いなぁと
思いましたわ。

1ヶ月もめっちゃ長いんですって。

僕なんて
1年があっという間やのに....。



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