トヨタ労組が定期大会 一時金の要求方法見直し検討トヨタ自動車労働組合(約6万3千人)は17日、愛知県豊田市で定期大会を開き、来年の春闘で年間一時金の要求方法の見直しを検討するとした、運動方針を決めた。 一時金の要求額はこれまで、賃金5カ月分を基礎部分とし、トヨタ単体決算の営業利益に連動した分と、組合員の努力などを総合評価した分を加算して決めていた。ただ、2010年3月期決算が大幅な営業赤字になることが確実で、利益が出ることを前提とした算定方法は現状にそぐわないため、見直しを検討する。 組合員からは「赤字が拡大する中、どういう交渉になるのか不安だ」などの意見が出た。鶴岡光行委員長は「組合員の生活安定とトヨタの復活を、高い次元で両立させたい」と呼び掛けた。 また、来年の参院選で、民主党候補の支援に注力することも確認した。 【共同通信】
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