2008/06/22

サミット準備 「ヘリコプター」編

記者の坪田敦史です。

サミットの警備がすごいから、今、洞爺湖行けるの?なんて会話が、地元では多い。そんな「行き控え」の影響?で、温泉宿も、今はまだ空いてるそうだ。

これは、日本の「政府専用ヘリコプター」。
国内で首相や天皇などの要人(VIP)を輸送するため、常時、3機が関東で待機に就いている。フランス製のヘリで、運航しているのは陸上自衛隊。
すでにサミット準備のため北海道入りしており、会期中は、新千歳空港からウインザーホテルまで、世界各国の関係者を輸送する。

写真は、航空雑誌『Jウイング』2008年4月号で掲載するため、昨年末に私が取材したもの。
機内には10席くらいの革張りシートがあり、液晶モニターや衛星電話も設置されている。でも、セキュリティの関係上、機内は非公開。
Ec225lp
特別輸送ヘリコプター隊・木更津駐屯地(千葉県) EC-225LP

*100,000までカウントダウン。あと2~3日で達成しそう!!

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2008/06/16

サミット準備 「お土産」編

じめじめした梅雨の東京を避けて、最近は北にいることが多いライターの坪田敦史です。

今、北海道では、サミットに向けて様々な準備が行われている。
新千歳空港や洞爺湖周辺の観光地では、サミットに便乗した「お土産」が売られている。その中で、面白かったのが、これ。

Summit001

G8首脳が温泉に入ってるイラストパッケージの入浴剤。

この中に、プーチンがいるのだ。レアモノになるんじゃないかと思って、とりあえず買ってみた。だって、サミットに来るロシア首脳はメドベージェフでしょ?

これ買ったのは4月なんだけど、このイラストは今、変更されているのだろうか?

(↓)新千歳空港には、G8首脳の特別機が次々と飛来する予定。
そのために、空港に臨時のVIPターミナルが建設された。内部は貴賓室や記者室になっているらしい。平屋で、サミット終了後は取り壊すとのこと。国旗掲揚の竿が9本立っている(G8+EU)。しかし、実際には、VIPが千歳に到着すると、すぐに待機しているヘリコプターでウインザーホテルに移動する予定で、この「小屋」でVIPがゆっくりすることはないだろうと?
Summit0010

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2008/06/08

本日の撮りおろし C11 171 ふらの・びえい号 

写真家の坪田敦史です。

最近あんまり写真撮りに行ってないなー、と思い、とりあえず車に一眼レフを積んで出かける。
梅雨のない北海道は、とても心地よい季節。たまには、違うネタを。

今日、美馬牛(びばうし)駅で撮影したSL。
普段、富良野・美瑛を走ってるノロッコ号が、この週末だけSLを連結するということで、沿線には大勢のファンが撮影に来ていた。(無人駅だけど、安全確保のため警備員の方がいたほど)

これまで鉄道写真を撮る仕事をしたのは、ほんの少しだけ。今日も単なる趣味。SLは生き物のようで、撮影の瞬間、ちょっとした興奮がある。これまでに海外でも結構撮ってるしな。

鉄子ブームの影響? カメラを持った女性ファンも、ちらほら見かけた。

(↓クリックで拡大)
黒い車体は、露出調整が難しく、飛行機を撮る時とは違った「構え方」が必要。
1/500 F/5.6 ISO-200 シャッター優先 +0.3ステップ
Slbibaushi0001

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2008/06/02

星出宇宙飛行士 シャトルのマニュアル

Hoshi01ジャーナリストの坪田敦史です。

スペースシャトルの打ち上げ、まずはおめでとう!

 シャトル打ち上げ取材のため、私もフロリダに駆けつけようとは思っているのですが、忙しくて、いつもタイミングが合わない。シャトルの打ち上げは、遅れることが多いので、時間的な余裕を持って取材に臨まないと、リスクが高いのですよ。
Hoshi02
 しかし、3月の土井さんも、昨日の星出さんも、予定通り打ち上がったので、今回取材に行かれてるジャーナリストの方々は、とても運がいいですね。

 次に日本人が上がるのは、来年2月の予定で、若田さんが「きぼう」建設3便目に搭乗。取材の次の機会を狙いたいと思います。

【写真】昨年、東京のJAXAで記者会見した際の星出さんたち。私がお会いしたのは、このときだけです。
 星出さんはスペースシャトルのチェックリストを見せてくれました。しかしながら、このときはディスカバリー(OV103)ではなく、アトランティス用(OV104)のマニュアルを持っていたんです。
Hoshi03

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2008/05/28

アメリカ軍の機内食

雑誌記者の坪田敦史です。

米軍機内に用意されたクルーミール(乗員用の機内食)。
「お弁当」にしては箱ばっかりでかくて、「何が入ってるんだろう?」思いきや、サンドイッチ、水、ポテトチップス、チョコ!
って、これお菓子じゃないか!!
毎日こんなの食ってるんですよ、アメリカ人は・・・。

午前中に離陸して、基地に戻るのが夕方。このときは空中給油機に乗って約9時間のフライトだった。機内でのランチはこれだけ。でも記者の人達にも配られました。タダで頂いたので、ありがたいです。

Ata02

Ata01

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2008/05/21

世界の機窓から -1 (岩手山)

ライターの坪田敦史です。

ブログの更新をしていないと、「最近どうしてるんですか?」なんて言われます。
生きてます。忙しいです。最近は国内を点々としていることが多い。

とりあえず、いつものルートを飛ぶ。
 札幌→東京
右の窓側席に座ると、盛岡上空のすぐ手前で岩手山が見える。
お決まりの機窓なのだが、この山は頂上にポッカリ「お釜」があるのが特徴。
標高は2038m。

この写真は、先週末に撮影したもの。
頂上付近だけにある残雪と、新緑がミックスした今ならではの景色。
6月に入れば、残雪も消えるだろう。
Iwate02

↓これは同じ風景を2月に撮影したもの。雪化粧が美しい。
 上空、約10000mからの撮影。
Iwate01

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2008/03/31

KC-767空中給油機 公開

航空ジャーナリストの坪田敦史です。

先日、日本が世界で初めて導入した空中給油機KC-767が、報道陣に公開されました。
すでにTVニュースや新聞で報じられましたが、私の写真と記事は、次号の航空雑誌で掲載されます。(いま記事を書いているところです)

KC-767。ボーイング767旅客機を改造した機体。
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機内に装備されている空中給油のオペレーター席。私はフランスのエアショーで、このシステムの操作をすでに体験済み。カメラ映像だけで、飛びながら他の航空機に対して給油操作ができる。
↓こちらも参照。
http://tsubotch.cocolog-nifty.com/skymonologue/2005/08/16_128f.html
Kc767002

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2008/03/18

イラン航空 乗った

Iran01
↑ボーイング747SP型(胴体の短いジャンボ)。この機材を使って日本に乗り入れているのは、いまやイランだけ。かなり古い機体。

ジャーナリストの坪田敦史です。

イラン航空に乗ってきた。
成田から週2便だけ、30年以上も毎週飛び続けている航空会社なのだが、「乗った」という人の話は、ほとんど聞いたことがない。
イスラム色が強く、機材も古いことから、私ですら、乗る前日から緊張してしまった(笑)

東京→北京→テヘランのルートで飛んでいるが、イラン上空に入る前に、女性客も全員スカーフを被らなければいけないとか?(真実は不明。私は北京までの搭乗) 
乗る前には日本の入国管理官に手錠を掛けられていた強制送還者が、機内では私の近くに座っていて、なんだか怖かった。
良かったのは、燃油サーチャージ料金がないのだ。さすが産油国!

↓機内食。スプーンとナイフはステンレス製のものだった。ミール時の飲み物は、ぬるいコーラかスプライトしか選択肢がない。食後のコーヒーはあったが。なお、アルコールの提供は一切なし(イスラムのため)。
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↓客室乗務員の半数は男性。女性は、ベール姿。でも愛想は良かった。日本人CAさんが1人乗っていたのが心強かった。機内にはpray roomが存在し(2m四方くらいの部屋)、常に誰かがお祈りをしていた。
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↓かなりボロボロな機内。毛布と枕は、座席数と同じ数はなかった。
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2008/02/29

2月の「お正月」

すっかりご無沙汰。今月も最終日。だから急いで今月の報告を!
世界を歩き回るライターの坪田敦史です。

昨年暮れから、海外にいる期間が長く、特に今月はほとんど日本にいなかった。

携帯にときどき電話が掛かってくる。
「もしもし、いま、また海外ですか?」
坪→「ええ、いま大陸ですけど、何か?」

こんなやりとりが毎日。
私はドコモを使っているけど、携帯のリングの音が、海外にいる場合、通常とは違う音になるらしく、携帯を持っているだけで、電話に出なくても、海外にいるのがバレてしまう。電源をオフにしていても、現地の通信会社によって「ただいま電波の届かない所にいます」のような音声が現地語で流れるらしい。自分では分からないのだが。

▼アジア方面に行ってたんだけど、その中でも「旧正月」(2/6~21まで!長い!)さなかの中国を体験した。
いたるところで花火と爆竹が連日、夜5時から11時くらいまで続き、かなりノイジー。最初は、お祭りムードでいい感じだと思ったが、あれを国全土でやってるのかと思うと、ややクレイジー?

▼2月初旬の「春節」を過ぎると、中国では日増しに暖かくなっていく。日本では3月中旬くらいにならないと、誰も春だと考えないが、中国では、きちんとこの日を境にスプリングに移行するのだ。「旧暦」とは、このことなのか、と実感。
日本は、だいたい2月上旬が最も寒いけど、中国では1月中旬から下旬が最も寒く、季節感は少し早いほうにズレているようだ。

▼そして、2/14のバレンタインデー。男女の恋愛を確認する日だから、通常は男性が女性に花束などを送る。
「日本では女からの一方通行でチョコをもらうよ、しかも義理チョコ(私は英語でcourtesyとか、not true loveという言い方でしか説明できなかったが)なんてものもあるよ、と外国人に説明したら、「日本は異常だ」と言われた。もちろん、3/14ホワイトデーの習慣は、日本独特のもの。知ってた?

↓新年を祝う。お寺(北京)と、「おみくじ」の出店。「ねずみ年」は世界共通。
China002

China001

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2008/01/15

新年、ご挨拶、近況、初飛行。

ライターの坪田敦史です。

2008年も明け、もう半月以上が経過してしまいました。
いつもお世話になっている方々に、新年のご挨拶もきちんとできず、申し訳ありません。単に、忙しすぎる・・・だけでございます。
年末年始の余暇もありませんでしたが、追々休暇を取ろうと思っています。

皆様、改めて、
-----今年もどうぞよろしくお願い致します。-----

↓飛び回ってます。
Disp00001

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2007/12/22

北京行ってきました

ライターの坪田敦史です。

先週から北京に行っていました。
帰国してから、とんでもなく忙しいのです。
また詳しく報告したいと思います。
皆様、よい連休、そしてクリスマスを!

Beijing001

Beijing003

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2007/12/07

GQ JAPAN コメント

Gq00001
航空ジャーナリストの坪田敦史です。

現在発売中の『GQ JAPAN』1月号(コンデナスト・ジャパン発行)に、「GQ jetsetter」という別冊付録があります。
http://www.gqjapan.jp/index2.html
「空の上の通信事情。もうすぐ、機内でケータイが使える!?」というコラムで、私のコメントが掲載されています。記事は、ライターの安楽由紀子さんが書かれたものです。
飛行機で移動するビジネスマンが、機内でインターネットや携帯を使用するための現状と将来について。

ちなみにjetsetterっていう言葉は、「ジェット機族」、転じて「上流階級の人」の意味です。単にジェット機に乗る人という意味で使うのは、誤りです。
(豆知識:jetsetは複数扱いなので、一人を指すときはjetsetterとなる)

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2007/11/30

ドクターヘリ 航空医療

ジャーナリストの坪田敦史です。

皆さんがもし大怪我をしたとき。
119番をしたら、場合によっては、救急車より早くヘリが飛んできて、その場で医師による救命措置をしてもらえるでしょう。今は、そういう時代です。こうしたシステムが、だんだんと日本でも普及してきました。交通事故なら、道路にヘリが降りてくることも実際にあります。

今日(金)、明日(土)は、日本航空医療学会の総会のため、幕張メッセに来ています。ドクヘリのシンポジウムです。
私はジャーナリストっぽく(?)、ノーネクタイで会場にいますので、関係者の方々よろしく(意外と目立つと思います)。アナリストの小川和久さんも来ています。

明日は16時から市民公開講座も行われます(無料、誰でも入場可)。ドクターヘリはメッセの正面玄関前に展示されています。
Docheli

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2007/11/23

スクランブル!(緊急発進)

Eagle001
↑日本の防空を担う航空自衛隊のF-15戦闘機。スクランブル発進のため、24時間、格納庫で待機しているシーン。発令されるとパイロットが駆け足で乗り込み、5分以内に離陸する。以前、許可を得て撮影したものだが、防衛機密上、緊急発進用の格納庫は、部外者の立ち入りが制限されている。


航空ライターの坪田敦史です。

文林堂が発行する月刊『航空ファン』。
イカロス出版が発行する月刊『Jウイング』。

この航空雑誌2誌は、ライバル誌(?)の関係にありますが、我々ライターにとってみれば、どちらも仕事の取引先なんです。

両誌ともに11/21発売の1月号では、一部の記事を私が寄稿しました。紹介しときます。

Kf0001
『航空ファン』
http://www.monomaga.net/wpp/shop/ProductDetail.aspx?CD=C0000011&WKCD=&sku=200801

「国籍不明機を追え!~航空自衛隊公表写真に見る国籍不明機のディテール」
と題して、日本周辺に突如現れたロシア、中国の航空機の写真解説を6ページ書きました。スクランブル(緊急発進)に出た航空自衛隊の戦闘機パイロットが撮った写真を分析したものです。

Jw0001
『Jウイング』
http://secure.ikaros.jp/sales/JM.html

「特集・航空自衛隊」
防空や救難など任務をサブテーマとして、特集全般を20ページにわたって記事を書いています。航空自衛隊のことがよく分かると思います。

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2007/11/15

この惑星の起源をもとめて~「ちきゅう」が果たす役割

Jships
サイエンスライターの坪田敦史です。

地球深部探査船「ちきゅう」の解説記事を書きました。
現在発売中の『Jシップス2007/Vol.30』J-SHIPS(イカロス出版刊)に掲載されています。
http://secure.ikaros.jp/sales/BS.html

この船は、地震探査のために建造されたもので、JAMSTEC(海洋開発機構)が運用している。
海底から地下7000mまで掘る。掘削調査船としては、世界一の能力を持つ。人間がどこまで深く「穴」を掘れるのか、未知への挑戦だ。

海底の地盤を掘る。
  ↓
掘って取り出した岩盤を調べる。
  ↓
海底地層を見れば、地球のメカニズムが分かる。
  ↓
そして地震発生源をつかむことができる。

というプロセス。
掘った穴にセンサーを常設し、地盤が動いたらリアルタイムでデータが送られ、地震速報にする構想もあり。

人類はまだ、地球内部(マントル)がどうなってるのか実際見たことがない。理科系ライターの私としては興味深いテーマだ。宇宙に行くのと同様、地下にも行かねば!

今年秋から掘削調査が始まったばかりだが、こういう大プロジェクトは非常にお金が掛かるので、それが難題。船の能力についても、現時点ではスペック上の話なので、トライしてみないことには、本当に「すごい」かどうか(?) 先月、地下500mまで掘ったところで掘削用ドリルパイプの先端が脱落し、回収不能になってしまった・・・。

地球深部へ迫る探検は、そんなに甘くないだろうけど、行けるとこまで行ってほしい。

「ちきゅう」の活動は、↓こちらで更新中。
http://www.jamstec.go.jp/chikyu/jp/index.html
Jships002

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2007/11/07

F-2 航空事故

F2_001
航空ジャーナリストの坪田敦史です。

最近、航空機事故が続いており、こちらも情報収集や分析などでバタバタしています。
先日、名古屋空港でF-2戦闘機が墜落した事故は、本当にびっくりしました。ちょうど、現在発売中の月刊『航空ファン』(12月号)に、「F-2の現状と将来」と題した記事を6ページ書いたばかりです。

“F-2は失敗作”とか、マスコミはあまりいいことを書かない傾向があるのですが、私は専門家として、プラス面についても、きちんと書くようにしています。決して悪い飛行機ではありません。
『航空ファン』の記事中で、私はこう書きました。

「F-2が1995年に初飛行してから、墜落事故は1回も発生してない。開発作業ではトラブルも多かったとされるが、事故が起きていないことは、幸いというか、実は驚くべきことなのかもしれない。戦闘能力の賛否両論はあっても、機体そのものの信頼性が高いことは実証したといえる。「単発機は危ない」とか言っていた人は、この実績を改めて認めるべきだろう。国民にとって安泰な戦闘機である。ちなみにF-15は最初の10年(1980年~1990年)で5機失った。」

しかし、今後、このくだりは入れることができなくなってしまいましたね....。

今回も、新聞社やTV局などからの問い合わせが私のところに何件かありました。
航空事故は明るい話題ではないし、原因とか人的ミスとか、そういう話は軽々しくできることではないので、記事やコメントを求められると、非常に複雑ではあります。自分的にも気持ちよくできる仕事じゃないですからね。

だからと言って、事故ネタを避けてはいけません。
数々の事故を教訓にして、現代の飛行機の安全が確保されていることは事実で、そうした方向から発展的に考えるようにしたらいいと思います。

航空ファン2007年12月号(文林堂)
http://www.monomaga.net/wpp/shop/ProductDetail.aspx?CD=C0000011&WKCD=&sku=200712
Kf1001

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2007/10/31

佐渡へのフライト

ライターの坪田敦史です。

軽飛行機に乗って佐渡島へ飛んできました。島滞在は1時間だったけど。
ルートは調布→佐渡→福島→調布で、日帰り。

初めての佐渡。快晴の天気で、海も綺麗だった。(↓クリックで拡大)
Sado001_2

着陸したら島の子供達による熱烈歓迎にびっくり! 幼稚園の遠足で空港に来たらしい。
Sado002

佐渡空港で翼を休めるハイパーマリブ。6人乗りの軽飛行機。後ろに見えるけど、保母さんに連れられた子供達がここまで追っかけてきた。
Sado006

佐渡空港。島の空港ってこんなもんです。
Sado005

佐渡空港を離陸。890mしかない滑走路なのに、滑走路両端の高低差が10mもある特殊な立地条件。この位置では滑走路が下り坂になってて、正面は湖、その奥には山が。離陸しなかったらそのまま突っ込んじゃいそう。
Sado003

-----------------------------
佐渡までの往路。日光の紅葉を上空から観光?
正面が中禅寺湖、その手前に華厳滝がはっきり見える。右が男体山。
空から見る紅葉がこんなに綺麗だとは.。素晴らしいタイミング。
Sado007

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2007/10/20

石破×坪田

Ishiba1001

ジャーナリストの坪田敦史です。

2004年9月まで防衛庁長官だった石破茂氏。
その後の議員のお仕事は、長官時代ほどの忙しさではないということで、長官を退任されてから、坪田との対談が実現しました。

飛行機好きとして知られる石破氏の、一番お気に入りは、ボーイング727だとか。
前長官時代には、戦闘機に乗っての視察活動も行われています。

お話をしてみると、石破氏は、防衛問題についてかなりお詳しいです。はっきり感じました。
私の著書も、読んで頂いたかもしれませんね。
知識のある人が大臣になる、それは理想的です。

再び防衛省に戻るだろうと思っていましたが、予想以上に早かったかと。
現在は、大臣就任直後でお忙しい様子ですが、追々、また単独インタビューの機会を頂きたいと思います。

私も、防衛問題は専門ですが、政治に関することは何かと賛否両論が激しく、一言では書けないので、ブログで論ずることはしないつもりです。

しかしながら、自衛隊の活動など、政治抜きで語れない問題も多いので、きっちりと情報収集、分析をして、これからもジャーナリストとして記事を書いていきます。

※上の写真は2005年、石破氏の事務所にて。

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2007/10/14

朝日 日曜版 be on Sunday 読んで

Asahi001
航空ジャーナリストの坪田敦史です。

「新聞見ましたよっ」のような電話とか頂き、読者の素早い反応に驚いています。私は昼まで寝ていて、それから駅の売店に買いに行ったのですが。

私が普段書いているような専門誌とはまた別で、新聞の影響力と人々の反応は、やはりすごいものですね。たった数行でも。

今朝(10/14)の朝日新聞の日曜版(be on Sunday / Wonder in life)。
「日曜ナントカ学2」というコーナーで私のコメントが、ちょっとだけ掲載されています。
ステルス航空機についての解説です。

購読されている方は、ご覧下さい。↓こちらでも見られます。
http://www.be.asahi.com/be_s/s01.html

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2007/10/07

ライター募集

Tsubotsubo1
フリーライターの坪田敦史です。

私の後継者を募集します。
いや、別に引退するわけではないのですが・・・

航空雑誌のライターは、かなり少ないです。
実は日本中に数人、せいぜい十数人しかいません。
それを“本職”としている人は。
本当です。

航空雑誌に限ったことではないですが、昔に比べてライター志望者は減っています。
出版物に自分の書いた文が載るなんて、ちょっとした憧れだと思うんですけど?

でも今は、インターネットの普及で、自由に文を書いて、すぐに皆に読んでもらえて、しかもレスが付く。
それで一定の満足感を得られてしまい、職業にしてみようと考える人は実に少ない。
特に専門分野では、出版社は記事を書いてくれる人を探すのに苦労している状況です。

作家になりたいとか、
漠然とライターのような仕事をやってみたい、
と思っている人はいるのですが、

・現実を知ると原稿料が安くて生活ができない。
・何か書いてみたいけど、何を書いていいかわからない。
・そもそも、どうやったらライターになれるのか、わからない。

そういう人が大半だろうと思います。

私がやってるような分野は、人数が少ないので、後継者が現れると
「坪田さん仕事なくなるんじゃないの?」と言われたことがありますが、そうは思っていません。
私はどんどん新しい取材や執筆活動をやっていくつもりです。

「雑誌の記事書いてみたいぜ!」
というフレッシュな人、どこかにいないもんかね?(学生さん!or思い切って脱サラ?!)
興味のある方は、ぜひ連絡下さい。

ただし「趣味」の延長では、絶対食えません。
好きなことを仕事にするのは、決して楽ではないですよ。
私なんか、取材などのスケジュールと原稿の締め切りに追われ、毎月しにそうです。

ライターの資質?適正とは?
うーん。幅広い見識と、うまい人付き合いかな。

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2007/10/01

月刊Jウイング & 月刊エアライン

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航空ジャーナリストの坪田敦史です。

先日こちらでも報告したモスクワのエアショー。
現在、書店で発売されている

月刊 『Jウイング』(11月号)
     と
月刊 『エアライン』(11月号)

にレポートが掲載されています。イカロス出版刊。

記事は私が執筆し、写真は同行してくれた鈴崎カメラマンの撮影です。
ご覧下さい。

Page2
Page4

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2007/09/24

日本海上空 高度1万メートル 

高度1万メートルから見た佐渡島。やはり、でかい。
日本に戻る途中、右の窓から撮ってます。写真右が北。
(クリックで拡大)
Sado10

フォトライターの坪田敦史です。

日本からヨーロッパを往復するとき、新潟上空から日本海を横断するルートを飛ぶ。

佐渡島。実は今まで上手く撮影するチャンスがなかった景色の一つ。
このルートは数え切れないほど飛んでるのに、なぜか天気が悪かったり、天気がいいときは反対側の窓側に座っていたり。条件に恵まれなかったのだ。国内線でこの付近を通ることはないし。

今回は綺麗に撮影成功。ちょっと満足。

佐渡島の形は特徴的なので、誰が見てもわかるだろう。
復路の便では、成田まであと約1時間のところ。機内では着陸に備えてCAさんも最後のドリンクサービスなどでバタバタしている。
私は真剣に機窓を撮影していて、CAさんが“Tea or coffee ?”と呼びかけているのも気付かなかった。
CAさんは私が撮影し終わるのをコーヒーポットを抱えながら数秒間待っていた様子。

「あっ! いま佐渡が綺麗に見えるんですよ」
と教えてあげたら、
CAさんも一緒に窓を覗いて
「あら、本当ですねっ♪」 (で、私は、紅茶はno thank youです、と)
そしたらすぐCAさんは、PAで、
「ただいま右手に佐渡島が見えております・・・」
と放送していた。

仕事が忙しくて景色を見る余裕のないCAさんに、ぜひ教えてあげるといい。
私も気分がいい♪

※PA=機内放送のこと/Passenger Address

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2007/09/15

エアポートホテルの窓

  成田の日航ウインズの部屋窓から。
  上の写真は、寝る前に撮った夜景。
  下の写真は、朝起きたときの風景(笑)
Narita01
Narita02

航空ジャーナリストの坪田敦史です。

私は空港のそばのホテルに泊まることも多い。
仕事柄?利便性?いや単に興味本位? 理由はいろいろ。

日本では、海外へ行く前夜には成田のホテルに泊まることも多く、色々なホテルに泊まってみて、どんな景色が見えるかをチェックしたり。
成田だと、日航ウインズの空港側の部屋は結構おすすめ。
あとマロウド・インターナショナルも滑走路のすぐ横にあってマニアックだが、1回しか泊まったことない。
全日空ホテルは施設はいいんだけど(屋上プールがいい)、景色はいまいち(空港側の部屋は値段高い)。
ホリデイインは部屋数は多いし、ターミナルから近いからよく泊まるんだけど、ちょっとボロい。

海外だと。
市内に出ずに空港ホテルに泊まっていることも多い。
ロンドンなんかは中心部のホテルが高くて混んでるので、ヒースロー近くのホテルに泊まって、市内には鉄道で出たり、郊外へ行くときは空港からレンタカーを借りたりしていている。一番安くて、飛行機が見られるのはibis。

あとは、パリのシャルルドゴールにはホテルがいっぱいあるけど、値段が高いし、周辺に何もないので、泊まってもつまらない。パリは市内に出るべき。

イスタンブールでは、滑走路の端っこにラディソンSASがあり、着陸する飛行機が見られる。ここは穴場だった。

ロサンゼルス(LAX)周辺にも、空港が綺麗に見えるホテルが沢山あるね。私はウェスティンがおすすめ。

話は国内に戻るが、セントレアホテルに一度泊まったけど、安いプランで予約を入れたら1階の部屋だった! フロントは鉄道駅からつながっている2階だから、下に下がったよ。窓から道路が見えただけでつまならなかった。セントレアには東横インができたので、今度はそっちに泊まろう。

羽田のエクセルホテルや新千歳のアーバンシティは、一度は泊まってみるといいと思う。いつも利用してる空港だと、泊まってもさほど感動ないかな?

マイナーなところで、三沢空港にシティホテルエアポートというのがあり、ここからは戦闘機の離着陸が見られる。

あとどこか面白いところあったかな?
もう、どこのどんなホテルに泊まったか全部覚えてないので、すぐに思い出せないや。

そういえば、旅に行っても、ホテルの写真とか部屋の写真は撮らないな。いま画像を探したんだけど、全然ない...。

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2007/09/07

僕らのミリタリーウォッチ

Watch01

ライターの坪田敦史です。

最近、ミリタリーウォッチのブームなんだろうか?
こんなタイトル(↑)の専門誌も出てるし、広告も多い。知人もよく持ってる。
そんなんで、私も新しい時計を買ってみた。

BREITLINGのような何十万もする物は手が出ないので、最初から候補から外し、消去法で、欲しくて買えるアイテムを選んでいく。HAMILTONが魅力的だった。LUMINOXもすごくいい。

でも今回はスイスのマークに惹かれて、WENGERか、VICTORINOXにしようと決めた。
ヨドバシカメラのショーウインドウを眺めること1時間。
結局は、素直な好みが出たなあ。
機能はあまり使わないので、シンプルで盤面が見やすいもの。

選んだのは、これ。VICTORINOXの「エアーボスマッハ1」というモデル。
ビクトリノックスは、アーミーナイフなどアウトドア用品でも有名なスイスのブランド。

迷った第2候補のWENGERも、今度、買おう...

↓盤面には「SWISS ARMY」の文字が入っているが、
 裏には「SWISS AIRFORCE」の文字あり。
Watch02

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2007/09/01

モスクワ航空ショー

Maks03

ジャーナリストの坪田敦史です。

モスクワ近郊で開催された航空ショー「MAKS2007」の取材に行った。モスクワ市街から南東40kmにある広大な軍の飛行場(ジュコーフスキー)。会期初日にはプーチン大統領も来て、ものものしい警備あり。日本でもニュースになっていたそうで? 日本人のメディア関係者はほとんど見なかったが。

欧米で行われている航空ショーと比べると、ちょっと異様な雰囲気が漂う。
なにせ、展示されている航空機の多くはロシア製。航空ジャーナリストの私からすれば、かなり興味深いものだ。
しかし、ボーイングやエアバスが頂点に立たない航空ショーというのは、独特な光景なのである。

商談方法、PRの仕方など、すべてがロシア流。
英語が堪能で巧みな交渉術を身に付けたビジネスマンも一部にはいる。しかし、外国に出たことのないロシア人に、世界標準のビジネスショーを求めても、それは無理に近い。

ソ連が崩壊して18年が経過。経済は確実に上昇している。活気も出ている。モスクワは、物も豊富だ。でも、もっと上手い商売ができないのか!? 航空ショー(国際見本市)という現場で、つくづくそう思った。

私としては、初めて見る航空機もたくさんあり、大きな成果があった。
詳しいレポートは、月刊『Jウイング』11月号(9月21日発売)に掲載予定!

↓展示飛行するスホーイSu-27のアクロバットチーム「ロシアンアイツ」
Maks01

↓ソ連時代に開発した超音速旅客機。西側ではコンコルドスキーと呼ばれた。もう飛ばないけど、保存中。でも観客の人気は高かった。
Maks02

↓大型機も間近で見られる。イリューシンIL-96-400T
Maks06

↓ヘリコプターの展示が豊富。ロシアのヘリコプターは、西側の航空ショーではほとんど見られないため、これだけでも見に行った甲斐があった。
Maks04

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2007/08/30

モスクワ行ってきました

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↑赤の広場の横にある聖ワシリー聖堂(ポクロフスキー聖堂)。
 ロシアに来たからには、ねぎ坊主の写真を撮って帰らねば!


ライターの坪田敦史です。
先週、モスクワへ行ってきた。

すんごい暑かった。34度くらい。世界的に異常気象なのだろう。
街全体がこんな暑さを想定してないため?、エアコンのある場所がほとんどなく、不快感は東京以上だ。バスに乗ってもタクシーに乗っても、、、そしてホテルの部屋も!

仕事のために体力を温存していたので、観光してる余裕はなかったけど、最終日、赤の広場とグムの様子だけは見てきた。

↓これが、赤の広場(クラースナヤ・プローシャチ)。写真左がクレムリン。正面にある一見ロマンティックな建物は国立歴史博物館。この右手には、ショッピングモールのグムがある。
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↓よくニュースで映るモスクワ川とクレムリンの城壁。リバークルーズもあるそうで、またゆっくり観光したい。
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↓シャンデリアが光るモスクワの地下鉄駅構内は芸術的。昔はこうした場所でカメラを構えるのが怖かったが、今は、観光客が普通にデジカメで撮ってるので、小さいカメラでちょこっと撮るぶんには、たぶん問題ない。一眼レフを出す気にはなれんが。
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↓数あるモスクワ始発駅の一つ、カザン駅。相変わらず英語がほとんど通じない国だ...。何をするにも迷ってばかり。交通機関の乗り換えなど、根気よく歩き続けるしかない。
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2007/08/20

待望の部隊取材、ついに実現!!アパッチ・ロングボウ

Apache001

ライターの坪田敦史です。前回の書き込みからすっかり時間があいてしまいました。
忙しいだけか、坪のことだから夏バテか?とか色々言われています(笑).


明日、『Jウイング』10月号(イカロス出版)が発売されます。
巻頭は、戦闘ヘリコプターAH-64Dアパッチ・ロングボウの特集です。

先日、陸上自衛隊・明野駐屯地(三重県)へ行ってきました。
運用試験を行っている最中で、まだ日本に4機しかいないアパッチですが、今回、取材が許可されました。
今年4月から部隊に配備されたばかりのアパッチ。その詳細なレポートは、月刊誌、初!です!

今回の取材は、おなじみ伊藤カメラマンに加え、編集部に新しく仲間入りしたKA君と3人での行脚となり、万全の態勢で臨みました。

Apache002
↑巻頭を飾った写真の撮影状況。「空撮もどき」なんですが、実は管制塔からの俯瞰撮影。バックは伊勢湾。

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↑隊員たちの熱いシーンを撮るべく自分も熱くなってる伊藤カメラマン。少々興奮ぎみ?
隊員の皆さんにも色々ご協力を頂きました。このカットはP12に掲載されています。ご覧あれ。

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2007/07/07

P-X C-X 見てきました

ライターの坪田敦史です。

今週は、慌しく名古屋と岐阜へ行った。
防衛省と川崎重工が開発中の新しい航空機、P-XとC-Xが岐阜の川重で初公開された(7月4日/K防衛大臣離任式の日・・・)。
このような大型機を2機種同時に開発するというプロジェクトは、世界でも前例がないことで、大勢の報道関係者が集まった。

どちらも試作機の1号機で、今回の公開は、組み立て完成を祝うロールアウト式だ。
もうすぐ飛ぶシーンも見られるはず。初飛行は今年9月の予定。

※詳しいレポートは、月刊『Jウイング』9月号(イカロス出版/7月21日発売)に掲載します。ご覧下さい。

P-X (海上自衛隊が導入予定の次期固定翼哨戒機)
不審船を発見したり、海上をパトロールする航空機です。エンジンは4基。
(↓クリックで拡大)
Px001

C-X (航空自衛隊が導入予定の次期輸送機)
災害時に物資輸送などでも使われる航空機で、海外へも飛びます。エンジンは2基。
(↓クリックで拡大)
Cx001

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2007/07/05

J-WAVE 出演レポート

航空ジャーナリストの坪田敦史です。

昨日と一昨日のJ-WAVEの放送。
ナイトアワーだったこともあり、予想以上に多くの方々から「ラジオ聴きました!」という連絡を頂き、大変嬉しいです。
数分間のコメント(出演)でしたが、みんながよく知っている羽田空港の楽しい話題だったので、ニヤっとしながら(^^;)聴いて頂けたようです。

2回分の放送内容は、番組のホームページにウェブデザイナーの東野みさとさんが書いてくれています。改めてご覧ください。放送作家の小山薫堂さんや、私の姿も載っています。
『NISSAN MURANO TOKYO LABORATORY』
http://www.j-wave.co.jp/original/tokyolaboratory/

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2007/07/01

J-wave番組出演(予告)

航空ジャーナリストの坪田敦史です。

先週、FMラジオ番組の収録をしてきました。

J-wave(81.3MHz)
『NISSAN MURANO TOKYO LABORATORY』

放送作家の小山薫堂さんがパーソナリティを務める10分番組です。
http://www.j-wave.co.jp/original/tokyolaboratory/

毎日21:50-22:00の放送で、今週のテーマは『羽田空港』だそうです。
私は、7月3日(火)と4日(水)の放送で、羽田の魅力についてトークします。

首都圏でしか聴けないかもしれませんが、よろしく。

ちなみにJ-waveのスタジオは、六本木ヒルズにあります。

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2007/06/25

夜間暗視装置

ヘルメットを被っているのは、私です。
ナイトビジョンゴーグル(NVG)というやつで、夜間飛行の際に使う。

これは救難ヘリコプターのパイロットが使っているもので、初めて体験させてもらった。
目が慣れないと、うまく見えない。視野が狭い。
これを付けて操縦するのは大変だな、というのが正直な感想。
2名のパイロットで飛び、一人がNVGを使い、もう一人はNVGと肉眼を併用するといった使用法が安全かもしれない。
Nvg01
NVGは真っ暗闇で使うもので、逆に地上に光が多い場所では効果がないどころか、使えない。
前方の空に光がないとき、NVGによって雲の存在を早く認識できる。ヘリの場合、夜間飛行中、雲の発見が遅れて、そのまま突っ込み、視界を失うことがあるから、その利点は大きい。

NVG着用時、計器を見やすくするため、最近ではコクピットの計器盤の配色も改良されている。

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2007/06/21

北海道 日記

Hokkai06_2
(↑クリックで拡大) のどかな雰囲気。美瑛滑空場。正面が滑走路。

東京と札幌を行き来しているライターの坪田敦史です。
今月入ってから休みがなかった。今週やっと、気が抜けた...。

夏至近づく今の北海道は、朝3時半頃から夜8時頃まで明るい。
梅雨がないので、晴れれば済んだ青空が広がる。東京より太陽が低く、日差しが強い。
夏のヨーロッパによく似ている。朝夕のヒヤっとした涼しさが、気持ちいい。

ワールドグルメな私は、三笠市にドミニカ料理の店があると聞いて、平日の昼間っから出掛けてきた。豚肉中心の食とコーヒーのおいしい店だった。中米の料理は、なかなか味わえないもの。森の中にあるログハウス。場所は、札幌から北に車で約1時間半。
(Pa' Mi Casa/三笠市)
とうもろこしのスフレとドミニカコーヒー
Hokkai02Hokkai01_1

Hokkai03_1
こちらは先月の話だけど、美瑛にある滑空場を覗いてきた。
その近くにあるカフェレスト。地元の食材を使ったメニュー、特に今の時期は朝摘みのアスパラが食べられる。窓の外には、壮大なビート畑が広がる。こんなところに住んで、原稿書きの仕事がしたい。
(カフェレスト バーチ/美瑛町)
Hokkai04_2

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本州の人へ、ちょっと涼しげな一枚。美瑛から車で20分。先月までは、山には残雪がこんなに。北海道は6月になって、ようやく新緑。今はルピナスなんかの花も綺麗だネ。

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2007/05/31

NBCの本

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サイエンスライター坪田敦史として執筆した出版案内です。

本のタイトルは
『NBCテロ対応部隊の装備と戦略』
本日発売(5/31)、イカロス出版から。

隔月刊「Jレスキュー」の別冊です。この本の中で、私は巻末の
「NBC兵器辞典~核兵器・生物兵器・化学兵器の基礎知識」
という記事を15ページにわたって書いています。

こうした恐ろしい兵器が好きなわけではありません。しかしながら、日本は世界唯一の核兵器被爆国で、世界唯一の化学兵器テロ被害国(そう、サリン事件)です。決して、他人事ではないんですね。

そうしたテロから身を守るためには、まず知識が必要です。
私の記事では、NBC兵器にはどんなものがあるのか、分かりやすく解説してあります(化学式や物理法則は一切使っていません)。

------------------------------
【出版社による内容紹介】
◎核兵器(Nuclear)、生物兵器(Biological)、化学兵器(Chemical)を用いた身近な脅威『NBCテロ』は戦場ではなく、日常の市民生活で起きる。世界を震撼させたサリン事件を経験したわが国でも、国を挙げてNBCテロ対応の拡充が急がれている。本書は、専門部隊から救急・災害医療まで、NBCテロ対応部隊の装備と戦略について解説する
アマゾンでも購入できます。

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2007/05/19

高級自家用機で名古屋へ

飛行廃人の坪田敦史です。日帰りで名古屋に行ってきた。

普通の人が見たら、単に自家用の軽飛行機と思うかもしれないけど、9人乗りで、非常に大きくてゴージャスな機体。エンジンもターボプロップなので、航空会社で使っているプロペラ旅客機の小型版という感じ。

東京の調布空港から離陸し、名古屋空港へ(セントレアではなく、もともとの名古屋空港)。片道1時間のフライト。
行きは、山梨から岐阜の山を越えて名古屋へ。高度18,500フィート、対地速度270ノット。
帰りは浜松から太平洋の海岸線沿いに飛んで大島から神奈川、調布へ。このときは計器飛行で高度23,000フィート(約7,000m)、対地速度330ノット(約590km/h)で飛行。なみのプロペラ旅客機よりも速い高速性能を発揮。55分で調布に着。

プロペラがでかい。今回はパイロットのSHさんのご好意により実現したパイパー・シャイアン(Piper Cheyenne 400LS/PA-42/JA8853)のチャーターフライト。私には無理だけど、自家用の操縦資格で飛ばすことができる。運航費はものすごく高いが!
Chey1

巡航中。革張りシートがゴージャス。当然、機内は与圧されている。
Chey2

コクピット。正面の2個は電子計器。中央下の2本のパワーレバーが若干ずれてるけど、推力は左右同じに保っている。
Chey3

名古屋空港の場周を1,000フィートで旋回すると、高さ160mの高層ビルをかすめる。手が届きそうな迫力!
Chey4

名古屋空港のランウェイ16に最終進入中。
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2007/05/11

那覇滞在時間 12時間

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ライターの坪田敦史です。
GWは風邪引き君になって倒れていました。やっと快復してきたところ。
自分の仕事は替わりがいないので、休めばそれだけ原稿が貯まっていき、締め切りに追われるハメになる。大変...。

先月末、仕事で那覇に行ってきた。一泊だったが、沖縄滞在時間なんと12時間。
遊びも兼ねれば最高なのだけど、そんな余裕もなく。深夜に到着して、翌日の昼には飛行機に飛び乗って帰ってくる。

羽田からは通常2時間半くらいの距離だけど、帰りは強い追い風で、1時間50分くらいで到着。

那覇空港の滑走路を北向きに離陸すると、直後、急に「ヒュイーン」とエンジンパワーを弱める音がする。一瞬ビビる。そして右旋回しながら海上1000フィート(約330m)の低空飛行を2分間くらい楽しめる。知ってたかな? 窓からの景色は結構、迫力あり。普通の空港なら、離陸後、豪快に上昇していくはず。これは、嘉手納基地の進入経路に入らないようにするための措置。

取材はできたけど、天気がドン曇りだったので、あまりいい写真がないな。

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2007/04/20

ウチくる!? ライターの書庫 

ライターとは、日本語に訳せば「作家」です。

でも私は小説家ではないので、強いて言えばノンフィクション作家なのでしょうか? ま、よくわからないんで、これからもライターとかジャーナリストと称するつもりです。

原稿書きに必要な資料は、部屋1個分あります。坪田所蔵・・・みたいな感じで。

Room21つの部屋に、本棚が22個とキャビネットが2列。
細い通路を設けてすべての棚にアクセスできるよう設置し、図書館状態です。6畳間とはいえ、かなり収容できるもんですよ。本棚は高さ180cmですが、その上も部屋の天井まで物を積み上げられますからね。資料はジャンル別に分けて収めています。

毎月10~30冊の本が増えていきます。まだ部屋に入りますが、限界は近いかも・・・。カタログやニュースリリースなどの資料は、ときどき処分して、なんとか今後も部屋1個に収めるつもりです。あんまり増えすぎても、整理や引越し、掃除が大変だから。

書籍に加え、少し前までは、年月を重ねるごとに膨大な数の写真(プリントやスライド)が増えていくだろうと予想してました。しかし、こちらはデジタル化が進んでしまったので、キャビネットの数がこれ以上増えることはなさそう。

実は、原稿を書くのに、こうした資料は以前ほど必要なくなりました。
もう15年この仕事をやっているので、頭の中にかなりの資料がインプットされていることもありますが(笑)。
いえ、インターネットが使える環境にいれば、過去の出来事の日時や概要を調べるくらいなら、ググれば(Google)十分なわけです。だいぶ楽になりましたよ。手持ちの資料より、ネットのほうが情報が新しいことも多いですからね。

Room1以前は、常にこうした膨大な資料と隣り合わせで仕事をしていましたが、現在は「資料室のみ」の別宅を設けて保管しています。必要なときに資料を取りに行き、自分のオフィスへ持って帰って仕事をします。さらに必要なページをコピーして持ち歩けば、ホテルなどの外出先でも原稿が書けます。資料を使い終えたら、本棚に返却!します。

作家といえば、蔵書の数を競っていた時代もありました(故司馬遼太郎氏や立花隆氏の蔵書数は有名)。
21世紀型のライターは、まったく違いますね。ググれるかどうか、それがすべて。

私の場合は、自分で取材をして得たオリジナルの情報があって、それに加えて世界的な情報、最新情報をネットで調べて、書籍など既存の資料で情報を補う、そんな感じです。

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2007/04/09

航空会社マイル そこそこ貯まります

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航空ライターの坪田敦史です。

私はマイル集めを趣味にはしてませんが、旅客便にたくさん乗るので、結果的にマイルは貯まっていきます。JALカードも、ANAカードも持ってるので、ショッピングの時も適当に使い分けてます。

今、私が貯めているエアラインを、グループごとに整理してみましょう。

【oneworld】
JALがワンワールドに加盟したのは朗報です。私はブリティッシュ・エアウェイズによく乗るので、これでBAの格安航空券でも、JALにマイルが入るようになりました。
上級会員とまでは言えない?と思うけど、FLY ON CRISTALのステータスを維持してるので、JAL便は何かと便利になっています。特に国際線でエコノミーでも、ビジネスのカウンターでチェックインできるのがいいです。ならぶの嫌だから....、それだけ。

【Star Alliance】
周りの人は、100%貯まるユナイテッドに入れたほうがいいと言いますが、私はANAに集約しています。以前はアジア方面に行く時UAに乗りまくっていたのですが、最近あまり乗らないので。
格安航空券エコでも、昨年シンガポール航空でロス往復し(約7000マイル)、今年オーストリア航空でイタリアを往復したら(約9000マイル)、それだけで15000マイル以上蓄積されており、国内線がタダになります。条件にこだわるより、簡単に特典に交換できたほうが楽。Edyを時々使っていることもあり、意外にもこの半年間で20000以上貯まっています。今度、香港線あたりで使おうか、orビジネスへのアップグレードが使えるくらいまで貯めようか、とか考えています。

【SKYTEAM】
このグループは、それほど貯まりません。いちおうデルタ航空に貯めています。アメリカ行く時に使うことが多いから。昔は大韓航空、アエロフロートにもよく乗ったのですが、これらは最近ご無沙汰エアラインです。

いずれにしろ、乗るエアラインを決める時は、まず日程と乗り継ぎなどの利便性を優先して、それから航空券の価格を考慮して、決めます。
マイル貯めることを前提で考えると、基本的な旅行計画が狂ってくるので、それはかえって都合が悪いし、いろいろな航空会社、機材に乗ってみたほうが、趣味的には面白いです。
(っていうか、これってスーパーのポイント集めと同じでしょ?!と思ってます...)


↓ANAの2月分実績。あれれ? 実は不思議なことがあって、東京/ウィーンの往路と復路で加算マイルが違いました。同じ格安航空券で。行きの分のクラスが正規エコノミーの「Y」になっていた。儲け!(理由は不明) 帰りはHクラスで70%、これが普通と思われ。
Mile

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2007/04/02

東京ミッドタウン 空撮

航空カメラマンの坪田敦史です。

下の写真。先日、空撮した東京ミッドタウン。
都心で一番高いビルとのことで、ヘリコプターで横をかすめるように飛ぶと、ズバぬけて迫力があった。
空を自由に飛ばなきゃ、絶対体験できない。

というものの、地上からはまだ行ってない。オープンしたばかりで、混んでるみたいだし...。
ここは防衛庁の跡地。以前は、仕事で行く機会が多かったので(取材の事務手続きなどで)、場所的に懐かしい。当時、地下には自衛隊の司令部があり、我々部外者は絶対立ち入りできない区域があったはずだが、今は、ショッピングモールになってるなんて。

---
ところで、上空から見て、地理的によく知ってる名所でも、地上から行ったことない場所(行ってみたい場所)って、結構たくさんある。
特に山陰地方に多くて、天橋立、鳥取砂丘、秋吉台など。
アメリカのグランドキャニオンなんかもそうだな。空からの景色だけ知ってる(!)

旅好きの私は、よく行く観光地なんかを「今度、上空から見てみたい」と思うこともあるし。
上空から見て印象に残ったポイントを「今度、地上から行ってみたい」と思うこともある。

飛行人間って、面白いでしょ。

Midtown

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2007/03/18

ヘリで都心上空を突っ走る

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↑東京タワーの横を飛ぶ

航空雑誌記者の坪田敦史です。

先週、機会があって調布空港から東京ヘリポートまで飛行(往復)した。
ロビンソンR44という、4人乗りのヘリ。私は後ろの席で、のんびりと遊覧?
都心の上空は何度か飛んでるけど、最近はすっかりご無沙汰。六本木ヒルズや汐留のビル群ができてから、確か初めてだな。

ちなみに調布から東ヘリまでは、速度95ノットで飛行時間12分。交通渋滞一切なし。
すごいよね、ヘリコプターって。


これがR44クリッパー。フロートを着けると着水もできる仕様。窓はバブル型なので真下がよく見える
R445

都庁のある西新宿エリアを高度1,500フィートで通過
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浜松町上空。奥が汐留のビル群と浜離宮
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東京都西部にある調布飛行場に着陸する
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2007/03/12

著書です 【新刊】ステルス戦闘機と軍用UAV

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新刊案内です。今月、新しい著書が発刊されました。
軍用機の本です。現在、本屋に並んでいますので、御覧下さい。

ミリタリー選書21「ステルス戦闘機と軍用UAV」 
◎B-2からF-22ラプター、UAVまで。最強兵器・ステルスのすべて◎
http://secure.ikaros.jp/sales/mook-detail2.asp?CD=D-081
イカロス出版 刊(1,700円)

-------------------------
<目次>
第1章 ステルス入門―ステルスとはなにか
第2章 ステルス爆撃機―B‐2Aスピリット
第3章 元祖ステルス戦闘機―F‐117Aナイトホーク
第4章 新世代ステルス機―F‐22AラプターとF‐35ライトニング2
第5章 実戦で活躍する無人機―プレデター&グローバルホーク
第6章 戦場UAV(無人機)のすべて

著者/坪田敦史 
-------------------------

 ステルス機の原理や構造を説明するのは非常に難しいのですが、本書では“数式”は一切使用していません。
 もちろん初めて飛行機の本を読むという人には、内容は難しいかもしれませんが、数ある航空専門書の中では、分かりやすい解説本だと自負しています。

 ステルス機は、レーダーに映らない航空機のこと。
 UAVってのは、Unmanned Aerial Vehicleの略で「無人航空機」のことです。
 軍用の世界では、いまやパイロットが乗らない飛行機も使われる時代なんですね。人間味はありませんが、技術的にはすごいものです。 

 防衛省など本業の航空関係の方々からも、すでに本の注文を頂いており、筆者としてはこの上なく嬉しい限りです。

↓オンライン書店で見られます(買えます!)
イカロス出版またはイカロス出版ブログ
紀伊國屋書店BookWeb
Yahoo!ブックス
セブンアンドワイ
ビーケーワン
amazon.co.jp

↓これは巻頭カラーの写真ページで、内容はA5サイズ通常の単行本(読み物/解説本)です
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2007/03/05

オーストリア航空 ベタ褒め

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↑ウィーン着陸30分くらい前。眼下にスロバキアの山脈を望む。夕方の斜光を浴び、絶景だった。

ライターの坪田です。イタリア旅行記の続き。

初めてオーストリア航空(OS)を利用した。とても良かった!
私レベルの人間は、ビジネスクラスに乗れる機会など滅多になく、当然エコノミーなわけだが、かなり快適に過ごせた。日本人CAは3名が乗務。外国人CAも、日本人的ホスピタリーを持った方々ばかりで気持ちよかった。

今回、搭乗したルートと機材は次の通り。
(ウィーン経由でイタリア往復)
---------------------
成田→ウィーン    エアバスA340
ウィーン→ミラノ    フォッカー100

ミラノ→フィレンツェ  ユーロスター(鉄道)

フィレンツェ(→ボローニャ)→ウィーン DHC-8-400
ウィーン→成田    エアバスA340
---------------------

 私は、旅行ごとにいろいろな航空体験(?)をしようと、計画を立てる。そうした経験が、雑誌記事に生かせるからだ。よって、マイレージ蓄積にこだわって特定の航空会社ばかりを使うことはしない。

 OSに搭乗することも今回初体験だったが、他にシュヴェヒャート空港(ウィーン)、マルペンサ空港(ミラノ)、ペレトラ空港(フィレンツェ)を利用したのも、今回が初めて。さらにフォッカー100の搭乗も、初めてだった。

 また、冬にヨーロッパへ行ったのも初だったので、シベリアから東欧にかけての地上の雪景色は、非常に新鮮なものだった。雪景色と雪がない地域の境目は、ポーランドの上空で確認。このあたりから西が、西岸海洋性気候なのだろうか? 山岳部を除き、イタリアやオーストリアに雪はない。
 全便OSの航空券ではあったが、フォッカー100とDHC-8は、チロリアン航空の機材と乗員である(同社は現在OSのグループ会社)。なお、OSの成田-ウィーン線は、今年中に機材がB777に変わるので、同社のA340に乗るのは今回が最初で最後かも。

オーストリア航空のエアバスA340。ウィーンフィルハーモニーの特別塗装機に乗る。乗客は日本人ばかり。ウィーン行きということで楽器を持った人も多かった。
Os002

Yクラスの機内食。ガトーショコラ!が出た。これは嬉しい、美味しい!
Os003

地上の景色を見ては、すぐにシート装着の個人用モニターで現在地を確認し続ける私であった。画面が反射しないように、斜めから撮るのがコツです!
Os006

フォッカー100特有の楕円形窓。もう製造してない飛行機なので、貴重。夕方に離陸し夜間飛行となったため、空港で機体の外観を撮影するチャンスはなかった。
Os004

チロリアン航空(Austrian Arrows)が運航するDHC-8-400。フィレンツェはコミューター空港で、小型機しか発着しない。ボローニャに一旦着陸し、さらに客を乗せてウィーンへ。
Os005

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2007/02/27

ちょっとフィレンツェへ

Itary01
↑手ブレ防止機構(IS)の威力発揮。ヴェッキオ橋を手持ち夜景撮影。
 1/8秒、F4.5、ISO1600

旅好きライター坪田です。
1週間ほど、イタリアに行っていました。

冬にヨーロッパに行ったのは初めて。暖冬の影響らしく、ミラノも暖かかった。地中海に近いピサなんかは、日中、暑いくらい・・・。
ミラノは昨年一度行っているので、今回は、フィレンツェ、ピサが目的地。

学生旅行のシーズン? 特にフィレンツェの観光客は、すごい数の日本人だった。
それでも予約なしで、ウッフィッツィ美術館には1時間待ちで入場できた。
世界遺産の街。確かに一見の価値あり。ドゥオーモを見て、ヴェッキオ橋を見て、買い物して、ジェラート食べて・・・あと何したっけ??(笑)。

フィレンツェの街並み。ミケランジェロ広場から。
Itary03

街はすごく狭い。ドゥオーモの近辺もこんな感じ。そしてすごい数の観光客。街歩きは結構疲れます・・・。文化や歴史は凝縮されているけど、のんびりできる街じゃないかな。観光客が集中してるので、英語が通じる場所はミラノより多いかも。
Itary04

全長1キロに及ぶというヴァザーリの回廊と1354年に再建されたベッキオ橋。ウッフィッツィ美術館の窓から。
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ピサの斜塔。これを見るためだけに行く。フィレンツェから鉄道で約1時間半。
Itary02

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2007/02/11

検索ワード ランキング

ライターの坪田です。
@NIFTYのココログは、「アクセス解析」の機能が充実している。
googleなどの検索サイトから、私のブログにアクセスしてくれた人が、どんなキーワードを入力して到来したかが分かる。これが結構面白い。以下は、その「検索ワード」ランキング100。
「ドクターヘリ」がダントツ1位。そして私の名前は、どんな方々が入力したんだろう(謎)。

---------------------
1 ドクターヘリ 77 4.9%
2 オスプレイ 69 4.4%
3 オートジャイロ 61 3.9%
4 ヘリ 51 3.2%
5 坪田敦史 50 3.2%
6 政府専用機 49 3.1%
7 SH-60K 41 2.6%
8 V-22 40 2.5%
9 飛行機 36 2.3%
10 クロスフィルター 27 1.7%
10 写真 27 1.7%
12 マカオ 25 1.6%
12 月刊エアライン 25 1.6%
12 自家用ヘリ 25 1.6%
15 スミソニアン 23 1.5%
16 航空 20 1.3%
17 スミソニアン航空宇宙博物館 19 1.2%
17 レストア 19 1.2%
19 スイス 18 1.1%
20 アパッチ 17 1.1%
21 長崎 16 1.0%
21 航空管制 16 1.0%
21 航空機 16 1.0%
21 ティルトローター 16 1.0%
25 小松基地 15 1.0%
25 香港 15 1.0%
27 ラプター 14 0.9%
27 easyjet 14 0.9%
27 エンジン 14 0.9%
30 ドクターヘリ講習会 13 0.8%
30 F-22A 13 0.8%
32 MTSAT 12 0.8%
32 MD902 12 0.8%
32 スミソニア博物館 12 0.8%
32 ロシア 12 0.8%
36 サクラメント 11 0.7%
36 ヘリコプター 11 0.7%
36 飛行始め 11 0.7%
36 自衛隊 11 0.7%
36 戦闘機 11 0.7%
36 航空宇宙博物館 11 0.7%
42 女性自衛官 10 0.6%
42 アメリカ 10 0.6%
42 SH-60K 10 0.6%
42 モスボール 10 0.6%
42 ヒラタ学園 10 0.6%
42 空撮 10 0.6%
48 ブログ 9 0.6%
48 別館 9 0.6%
48 レーダー 9 0.6%
48 v-22 9 0.6%
48 軍用ヘリ 9 0.6%
48 ダレス 9 0.6%
48 V22 9 0.6%
48 旅客機 9 0.6%
48 アルプス 9 0.6%
48 F-22Aラプター 9 0.6%
58 長崎医療センター 8 0.5%
58 アパッチロングボウ 8 0.5%
58 上空 8 0.5%
58 F-X 8 0.5%
58 零戦 8 0.5%
58 坪田 8 0.5%
64 計画機 7 0.4%
64 自家用機 7 0.4%
64 築城基地 7 0.4%
64 それゆけ!女性自衛官 7 0.4%
64 陸上自衛隊 7 0.4%
64 V-22 7 0.4%
64 滑走路 7 0.4%
64 ロールアウト 7 0.4%
64 シーラス 7 0.4%
73 カジノ 6 0.4%
73 パイロット 6 0.4%
73 sky 6 0.4%
73 機内 6 0.4%
73 米軍戦闘機 6 0.4%
73 SKY 6 0.4%
73 未来予報 6 0.4%
73 国際線版 6 0.4%
73 ライター 6 0.4%
73 名古屋 6 0.4%
73 a380 6 0.4%
73 フライトスーツ 6 0.4%
73 4 6 0.4%
86 サンズ 5 0.3%
86 エアライン 5 0.3%
86 それゆけ! 5 0.3%
86 羽田 5 0.3%
86 札幌 5 0.3%
86 景色 5 0.3%
86 monologue 5 0.3%
86 夜景 5 0.3%
86 道路 5 0.3%
86 MD902 5 0.3%
86 ウラ話 5 0.3%
86 アントノフ 5 0.3%
86 危機管理体制 5 0.3%
86 撮影 5 0.3%
86 柿谷哲也 5 0.3%

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2007/01/28

わしの仕事姿じゃ。

Atsu001

カメラマン兼ライターの坪田敦史です。

自分の姿を見るのは、チョー恥ずかしいね・・・。というか、カッコ悪い!メッカ巡礼か!?
一生懸命仕事してるところを隠し撮りしてくれたのは、取材に同行した編集者のMT氏。場所は石川県の小松。

ローアングル・ファインダーというやつを使っているのです。
だから、カメラを地面スレスレに置いて、ファインダーを上から覗く形になるのです。
赤いラインより向こうは制限区域内なので入れません。でも赤いラインが写真に写り込むのを防ぐため、ギリギリのところで撮ってるのが分かるでしょうか?

あと写真では表現できませんが、現場はジェットエンジンの強烈な爆音で、耳にはイヤープラグをはめています。

こんな格好で撮った写真は↓ レンズは200mm。結構迫力あるでしょ。

Atsu002

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2007/01/16

サハリン航空 アントノフ 去る

Sat1

航空ジャーナリストの坪田敦史です。

YS-11引退も印象深かったが、昨年末にもう一つの引退劇があった。
あまり知られておらず、ほとんど話題にもなってないようだが・・・。

函館空港に乗り入れていたサハリン航空(SAT)のアントノフAn-24が年末をもって日本路線から外れることになった。日本に就航している国際線で、唯一「プロペラ機」という異端児だった。
ソ連が崩壊してまもない90年代初頭に乗り入れを開始したときは、「時代が変わったなぁ」と驚くと共に、これだけのために函館空港の送迎デッキに見に行った思い出がある。ロシアのプロペラ機なんて、他でまず見られないと思ったから。

SATの路線(便)自体がなくなったわけではなく、今月からはボーイング737が函館に来ている。新千歳の便も同様。

*写真はすべて昨年夏、函館空港で撮ったもの。

↓双発のプロペラ機ながら、実は右エンジンカバー内に第3のジェットエンジンを積んでいるという変わりダネ飛行機。本当です。排気口が二つ(後部と横)見えるでしょう。一時的にパワーアップするためのもの。これのせいで、ジェット機なみの騒音をまき散らす!
Sat2

↓最近ニュースでも話題になっている「サハリン2」などのプロジェクトにより、日本とサハリン間の需要は結構ある。
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↓丸窓とカーテンがレトロな、旧ソ連機ならではの、旧式機内。
Sat4

↓年代物のコクピット。すべてアナログ。計器の表示はもちろんロシア語表記。だけど一番上に後付した計器が一つあり、これはフィート換算の高度計だ。ロシアではメートル法を用いているのだが、国際運航に合わせて世界標準の計器を取り付ける必要が生じたのだろう。
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↓「安全のしおり」。実は私、少しだけロシア語が読めるので、こういうのを見るのは楽しい。
Sat6

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2007/01/12

飛行初め 2007

2007flight01
↑江ノ島を望む。上空から神社に参拝。

フリーライターの坪田敦史です。

毎年恒例になっている「飛行初め」。
先日、陸上自衛隊のヘリコプター(UH-1J)に乗せてもらいました。もちろん取材。
立川駐屯地(東京都)から湘南の海岸線まで南下して、それから横須賀→横浜のあたりをぐるっと回って戻りました。約1時間のフライト。

ビジ(視程)は最高、風ほとんどなし、雲なし。
最高のフライトコンディションでした。
2007年、出足はGOOD。
今年もたくさん、よいフライトができることを自分なりに楽しみにしています。
あとは安全、安全。それが大事。

↓横浜ランドマークタワー上空。総勢16機のヘリで編隊飛行した。
2007flight02

↓立川飛行場にアプローチする。
2007flight03

↓コーションライトが何も点灯しないことを祈る。
 右上の計器はローター回転計で100%ジャストを維持。これは最良。回転数が97%以下になれば、もうやばい状態になる。ヘリコプターの翼は非常にシビアなのである。
2007flight04

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2007/01/02

Happy New Year 2007

ライターの坪田敦史です。

いつもブログを見て頂き、ありがとうございます。
先月から右上にアクセスカウンターを付けました。数字は2005年1月の開設時からのカウントです。当初はアクセス数が少なかったけど、最近は1日80以上。
3年目に入りますが、これからも週1ペースを目標にアップしていきたいと思っています。

今年もよろしくお願い致します。

↓今年も年明けは「横浜みなとみらいホール」。写真は終演後。
Minato

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2006/12/29

2006フライト履歴

Tubotubo22

さて、年内最後の書き込み。

正確には数え切れてないけど、今年のフライト数は、約100回。離陸から着陸までを1回とする。

私は単なる、もの書きなので(笑)、もちろん移動と取材のためのフライトがほとんど。飛んで稼ぐ職業ではないわけだが、でも3~4日に1回は飛んでる計算。
1カ所を経由して目的地まで行き、同じルートで戻ってくると、4フライトになる。また、1日5回飛んだ日もあり、それだけでカウントを上げているので、実際には毎週のように頻繁に飛行機に乗っているわけではない。

私はマイル集めを目的としてエアラインは選ばないのだけど(いろんな飛行機に乗ることを重視)、結果的にはJALがダントツで、これでもFLY ON CRYSTALのステータスを保持。

JAL旅客機 (33回)
その他国内エアライン旅客機 (20回以上)
海外エアライン旅客機 (約15回)
軽飛行機、ビジネス機 (約20回)
軍用機 (3回)
民間・軍用ヘリコプター (約10回)

【2006年フライトの特徴】
▼AIR DO搭乗歴が激減(JALがキャンペーンでマイル4倍になった時期があったから)
▼海外で旅客機搭乗回数が減った(経由便は疲れるので、できるだけ直行便を選択した。また外国での移動は鉄道とレンタカーを多用した)
▼逆に国内移動では新幹線搭乗回数が激減(実は大阪なんかは飛行機よりも新幹線のほうが今まで多かった。仙台、名古屋はほとんど行かず)
▼初めてヘリの定期便を利用した(香港-マカオ)
▼米軍を退役した軍用機にクルーとして搭乗した

乗ったエアラインは、JAL、ANA、日本エアコミューター、A-net、スカイマーク、エアドゥ、スターフライヤー、デルタ航空、イージージェット、ユナイテッド航空、シンガポール航空・・・など(他にもあったと思うけど、すぐに思い出せない・・・笑)

関係ないけど、今年のホテル宿泊日数は80泊くらい。年間の約1/4か。国内・海外の移動が多いので、このくらいの日数にはなるけど、よく考えてみると宿泊費もすごい払ってるな。

年内にもう1回乗ります。たぶんスカイマーク。
よいお年を。

(↓クリックで拡大)
Tubotubo5

Tubotubo4

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2006/12/25

竜巻ライターの坪田です。

竜巻??
そうです。

11月に北海道で大きな竜巻災害が発生しました。
現在発売中の雑誌『Jレスキュー』(2007年1月号/Vol.25イカロス出版)にて、
「竜巻発生のメカニズム・巨大積乱雲スーパーセル (自然科学の教室)」
という原稿を書いています。
竜巻は日本では非常に少ないのですが、今後のためにも、知識を養ってもらいたいと思います。

毎日天気予報で聞いている言葉でも、それらの気象現象について説明できる人は、かなり少ないです。編集者からも質問がありました。空気は高気圧から低気圧に流れるんです。常識ですよ! でも気圧って何? 空気にも重さがあるんです! それと竜巻とどう関係あるの? 全部関係あります! そして上昇気流が発生し、渦巻き状となって・・・(以下省略)

こうした記事は、理科系ライターにしか書けませんね(?)

---(記事一部)------------------
 暖かく湿った空気の流入と上昇気流が持続すると、積乱雲の雲底が漏斗状(ロート雲)になり、地表まで垂れ下がってきて、竜巻となる。これによって、地上では突風が吹き、物が巻き上げられる被害が生ずる。竜巻が持続する時間は通常10分以内であることが多い・・・・・・・・

Jres

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2006/12/18

「世界の車窓から」 戦時滑走路 編

ジャーナリストの坪田敦史です。

山岳が連なる土地柄。谷底に道路や鉄道、民家がある。
そんな光景は、いかにもスイスらしい。

鉄道に乗って景色をぼんやり眺めていたら、急に目に飛び込んできたものがあった。
そのとき線路は、ちょっと高い場所に走っていて、地上を俯瞰する感じだったのだが。
まあ、写真を見てほしい。
これが、普通の道路に扮して(!)点在する「滑走路」である。

(写真はすべて、クリックで拡大)

↓ハッ!と思って、素早くカメラを取り出し、鉄道の窓越しに、瞬間的に撮ったもの。
 一見道路なのだが、手前の太い道路は滑走路だ。飛行場だと判別できる人は、ヒコーキ乗りだけか。
Swiss1001

↓【拡大写真】トラックが走っている左上の道路と滑走路がつながっているのがわかる。飛行場の周りにフェンスはなく、田畑があるのが変。滑走路の横には、芝を被せてカモフラージュされたシェルターがある。戦闘機を収容すると思われる。
Swiss1002

↓別の場所でも発見。こちらは、ちゃんとした“飛行場風”。
 滑走路の左横に並木があり、そこは普通の道路。その直線道路をまたいで並行に航空機用の誘導路があり、雑木林の中が駐機場になっているようだ。有事の際は道路を遮断して、戦闘機が横断するのだろう。
 こんな谷底にある滑走路に離着陸するのは、すごいスリリングと思う。スイスでは普通のことらしいが。
Swiss1003

↓【拡大写真】滑走路脇にすぐ民家が建ち並んでいる。滑走路と道路つながっているのが分かるだろうか。軍事基地らしさはないが、民間空港のようにターミナルもないので、異様な感じがする。
Swiss1004

 これらは戦時の際に使われる滑走路。永世中立国スイスでは、冷戦時代からこうした自国防衛のための施設が建設された。現在も年に数回の演習で使用するという。
(ちなみにスウェーデンや台湾でも、高速道路なんかを緊急時に臨時滑走路として使用する例がある)

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2006/12/13

情報ツール W-ZERO3

電脳ライターの坪田敦史です。

「電脳」って、死語だな・・・。一時期、流行ったんだけど。
こういう肩書きで原稿書いてたこと、本当にあった。10年くらい前。

ハイテク機器が大好きな私は、昔から、次々といろんな情報ツールを使っている。

今回、導入したのは、willcomのPHSで、W-ZERO3[es]。
4年以上使ったモバイルPC用のデータカードを変更したもの。今、売れてるようだ。Windows mobileが入っていて、WORDデータやPDFファイルも読める。画面やキーボードは小さいけど、電車内や駅のホームでも、PCのメールをチェックしたり、軽く原稿を書いたりできる。データ通信料が定額制なのがいい。

知人には、「いつも大きなカバン持ってますね」と言われる。
スパイ7つ道具じゃないけど、いろんなハイテク機器を常に持ち歩いているから。

このほかに、もちろんモバイルPCとマウス。世界中どこでも使える携帯(N900iG)。電子辞書(原稿書きには必須)。USBメモリ。CFカード。無線LANアダプタ。携帯用USBケーブル。コンパクトデジカメ。メモリーオーディオ。ただ、各々の充電器、予備バッテリーの用意が、結構大変だ。
必要に応じて、USB外付けハードディスク(80GB)、一眼レフデジカメがアイテムに加わることもある。
さらに、NINTENDO DS Lite。英語学習ソフトなどが入っている。海外への長時間の飛行機の中での暇つぶしには最高で、スーパーマリオとかのゲームソフトも。

実は宿泊道具も常に持ち歩いてるので、急に仕事でどこかへ飛ぶことになっても、自宅に戻って用意する必要がまったくない体勢になっている。あとは、これらの情報ツールがあれば、ステイ先で何でもできるのである。

持ち歩いている取材・原稿執筆用の書類は、結構重い。いろんなジャンルの原稿を同時に書いてるから、仕方ない。いろんな物を持って歩かないと、なんか落ち着かない。私が手ぶらで外を歩いていることは、まずない。
今後、GPSを持ち歩こうかと思っている。移動が多いと、ナビの画面を見るのが面白そうだ。

↓私の最新兵器。W-ZERO3[es}。一見ケータイだが、スライドさせるとミニキーボードが出てくる。速攻買った(笑)
Mobile

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2006/12/03

飛行機のレストア作業を体験

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(↑クリックで拡大)アメリカの航空博物館。ハンガーに収まる飛行可能なDC-3旅客機。

もう12月・・・今年の活動をふりかえる。
いろいろなことがあったが、その中でもユニークな体験だったのは、飛行機のレストア(復元作業)。

航空機を分解したり、組み立てたりっていう作業は、整備士でもなければ、まずしないだろう。
整備中の飛行機を見る機会は多いが、それに触ることなんて、恐くて絶対できない(壊したら大変!)

でも、引退して、もう飛ばない飛行機なら別。素人が自由にいじくりまわせる。
ノースカロライナ州シャーロットにある「カロライナ航空博物館」で、ボランティアの人達に混ざって、さまざまなコレクションに触ることができた。
私が訪ねた日には、F-4戦闘機のエンジンノズル取り付け作業を行っていたので、手伝わせてもらった。また、モスボールのやり方も、初めて知った。

ジャーナリストとして、飛行機のある現場を見て歩く。
「死んだ飛行機なんか、そんなもの・・・」と思うかもしれないが、実際に見て、触って、体験することで得られるものは大きい。こうした活動は、やっぱりやめられない。

↓F-4戦闘機のエンジンノズル取り付け。ノズルだけでもすごく重いことを肌で感じたし、一部の部品が無かったりするだけで、なかなかはまらないのだ。メカに触るのは、やっぱり面白い。
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↓実はF-4のエンジンは、すでに入手しているのだが、モスボールされたまま。この日は、とりあえず機体の見た目を優先させようということで、ノズルだけを取り付けたのだ。
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↓博物館の展示機。ハリアーのコクピットに収まる坪田。米海軍試験センターで使われていたテスト機であるため、コクピットには興味深いスイッチがたくさん。それをいじってみる。米空軍は、放棄した機体は抹消となるため、その後の取り扱いは自由。いっぽう米海軍(海兵隊)機は引退してからも永久に軍の所有物として管理されるため「博物館が借用」の形を取る。そんなことも、現地の人に教わった。
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↓バラバラになった飛行機。一見、放置されたガラクタだが、すべて博物館のボランティアが全米各地で集めたコレクション。これから時間を掛けて、機体を復元していく。
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↓モスボールのやり方を、現地のアメリカ人に教えてもらう。みんなボランティアなので、自分の仕事が終わってから、夜にゴソゴソと作業してたりする。Mothballとは、腐食を防ぐための保存法で、厚いビニールで覆って、上からガスバーナーをあて、接着させる。
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2006/11/30

サクラメント

ライターの坪田敦史です。

カリフォルニアの州都はどこか知ってる?・・・たぶん皆、知らない。
サンフランシスコでもロサンゼルスでもない。サクラメントという街。そう、知事であるシュワちゃんは、ここにいると思われる(本当にいるのかは謎?)

サンフランシスコから内陸へ車で2時間くらいのところにある。先日、そこに行く機会があった。観光ガイドブックには、ほとんど載ってない街。これといった観光名所がなく、日本人も少ない。
アメリカの、あまり知られていない街を探検するのは、結構わくわくする。

↓州議事堂。ワシントンDCの国会議事堂に似てるけど、実はこうした様式のステートキャピタルは、アメリカでは珍しい。誰でも見学できる。シュワちゃんに会えるのでは?なんていう期待をちょっとばかし持って入る。まあ、会えるはずもないか・・・。
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↓唯一の観光地、オールドサクラメント。19世紀、西部開拓時代の面影を残す街並み。
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↓サクラメント市街地を走るトラム
Sacramento3

↓実はサクラメントへはLAから車を運転してったんだけど、帰りは海岸沿いを走り、サンタバーバラに寄る。高級住宅が多い土地柄っていうのもあるけど、優美で平和な雰囲気、ちょっとオシャレな街。アメリカで一番落ち着ける街かも?(と思っている)。
Barbara1

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2006/11/25

ドクターヘリ講習会 (2)

ドクターヘリ・カタログ。
講習会では、現在、日本で飛んでいる3機種すべてが集まった。
それぞれ機内の大きさが異なるため、違いを把握する必要がある。

↓カワサキヘリコプタシステムのBK117C-2。3機種の中では機内が一番広い。担架が2つ乗せられる。今回、私が神戸で、シミュレーションで乗った機体がこれ。
Dochel7

↓中日本航空のEC135P1。機内は狭め。
Dochel9

↓ヒラタ学園のEC135T2。新しくドクヘリが導入される長崎医療センター向けの機体。離島搬送が多くなるため、スキッドに緊急フロート付き。
Dochel6

↓朝日航洋のMD902。私が以前、手稲渓仁会病院で同乗取材したのが、これ。
Dochel8

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2006/11/24

ドクターヘリ講習会 (1)

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↑BK117C-2で神戸ヘリポートを離陸

ジャーナリストの坪田敦史です。

先週末に神戸でドクターヘリの学会があり、出席してきた。
その名も「ドクターヘリ講習会」。参加者は主に、医師、看護師、救急救命士、救急隊員、パイロット、整備士、運航管理者など。
医療関係者は、ヘリのことを覚えなければいけない。
航空関係者は、医療のことを覚えなければいけない。

私もヘリのことは知っているが、医療のことはド素人。医療の専門知識はすごく難しいし、初歩的なこと、理解していないことがたくさんある。ヘリにAEDや人工呼吸器などを搭載するわけだから、それがどういうものなのか、知らないといけないのだ。そんなわけで、とても勉強になった。

個人的に面白いと思ったのが。
「Airway」
という言葉。航空関係者なら当然「航空路(飛行機の通り道)」のことと考える。医療用語では「気道」のこと。

↓ドクヘリで三宮上空をフライト。奥に見えるのがポートアイランド、その奥は神戸空港。
Dochel4

↓航空用のGPSというより、ヘリのマッピングシステムはカーナビに近いものを用いる。着陸地点の情報が入っている。
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↓BK117C-2の機内。
Dochel1

↓ポートアイランドにある神戸ヘリポートに進入中。
Dochel5

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2006/11/13

ヘリでLAXに着陸

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↑私。LA近郊のトーレンス空港からインストラクターと2人で離陸。

航空ジャーナリストの坪田敦史です。アメリカに行ってきた。

ヘリコプターでLAX(ロサンゼルス国際空港)の駐車場に着陸した。前から一度体験してみたいと思っていた。

なんでもアリ!のアメリカでも、これほど大きな空港に自家用ヘリが、滑走路を跨いでカーパーク屋上に自由に降りられる空港というのは少ないはず。

訓練のために着陸しても構わないし、送迎のための利用でも構わない。しかも、車の駐車は料金がかかるのに、ヘリは無料!
事前の利用許可も必要なく、管制塔と交信して、厳密に定められた進入、出発コースを飛べばOK。

立体駐車場はいくつかあるが、国際線ターミナル(トム・ブラッドレー)に一番近い駐車場の屋上がヘリポートになっている。

滑走路中央を所定の高度で突っ切れば、その滑走路を離着陸する航空機とは絶対にぶつからないという飛行方式。カーパークからの離脱は滑走路と並行に海へ抜け、海岸線付近を低空で旋回。そうすれば滑走路からの離陸機の下を潜る形となる。

↓LAXの南側の滑走路を横切る。壮観だ。羽田空港では絶対できない。
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↓ターミナルを横目にぐいぐい降下し、ヘリポートを目指す。
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↓駐車場の最上階。ヘリポートに着陸寸前。ヘリはロビンソンR-22。操縦桿を握って色々教えてくれたのは教官資格を持つHJさん(女性)。
Jj03

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2006/11/07

SH-60K 同乗ルポ

Sh60k_2
(クリックで拡大) 高度70feet、速度0knot、風上に機首を向けてソナーDIP。ホバリングのダウンウォッシュで、海面にみごとな波状模様が。
さて問題。ローターの回転方向は、左右どちらでしょう? 模様で分かるよね??

ライターの坪田敦史です。

新鋭哨戒ヘリSH-60Kに乗って取材してきた。海上自衛隊の館山航空基地(千葉県)から離陸して、相模湾まで約10分、2機編隊で進出。空撮ミッションに入る。

事前ブリーフィングにて。
「シングルエンジンアウトの場合、即デッチングを決意せよ」
え??まじ??飛行継続できないの?
燃料満載で6名乗り。ホバリング中に片発になったら無理に飛行継続するより着水したほうが安全という判断。ロクマルKはパワー向上してるのに意外!
ということで、水没して困るようなもの(手帳とか財布とかね)は、すべて地上に置いてくことにした(笑)

この記事も、現在発売中の月刊Jウイング12月号に掲載されています。
誌面では書けなかったウラ話は、まだまだあるんだけど。ぜひ読んで下さい。

EOS20D 200mm ISO100 1/400 F/10
(クリックで拡大) ギュっと絞ると海は群青色になる (答え:左)
Sh60k_1

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2006/11/04

特別企画 F-X座談会

Fx
↑座談会の様子。実はT編集者を含めると5名が参加。一生懸命テープ起こしをして文をまとめたのも編集者です、お疲れさま~。

航空ライターの坪田敦史です。宣伝が?すっかり遅れてしまいました。

現在、書店で発売中の月刊『Jウイング』(イカロス出版)12月号。
今号で、創刊100号を迎えました。
創刊号から関わっている私としては、大変嬉しい限りです。

今月号では、「特別企画 F-X座談会」と題して、4人の専門家によるコメントが掲載されています。次に自衛隊が買う戦闘機(F-X)は何か?という話題。
参加者は、佐藤守さん、青木謙知さん、柿谷哲也さん、そして私です。

座談会は、防衛庁の隣にあるグランドヒル市ヶ谷の一室で行われました。ここは、防衛関係者が多く出入りするホテルなのですが、エントランスの看板を見たお客さん、「F-X座談会ってなんだ??」って思われたのではないでしょうか(笑)。

ぜひ御覧下さい。

Fx2

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2006/10/12

TBSラジオ『デイ・キャッチ!』に出演

航空ジャーナリストの坪田敦史です。

今朝、起きたら、大変なニュースが飛び込んできました。
ニューヨークで飛行機がビルに突っ込んだ、と。
それに関連して、すぐに仕事が舞い込んできました。

先ほど16:25頃、
TBSラジオ
『荒川強啓 デイ・キャッチ!』
http://www.tbs.co.jp/radio/dc/

というニュース番組に出演しました。3分くらいのコメント。
------------------------
【パーソナリティ】
ライドル投手が乗っていたシラスSR20型単発プロペラ機とは、どんなを特徴を持ってるんですか?・・・
【坪田】
シーラスという飛行機は、4人乗りの、いわば自家用機です。日本では飛んでいませんが、アメリカでは多くが飛んでいます。エンジンが1つしかないプロペラ機ですので、エンジンや燃料系統に故障が起きた場合は、すぐに不時着の態勢を取らなければ事故につながります。
【パーソナリティ】
レーダーやパラシュートは付いていないんですか?・・・
【坪田】
シーラスは安全性がウリの小型飛行機として定評があり、機体自体に非常用のパラシュートを装備しています。これはエンジンが停止した場合、機体からパラシュートを展開し、軟着陸させるという画期的なシステムです。今回は、それが使われた形跡がないということですので、パイロットがそれを作動させる余裕がなかったんだと思います。ビルに突っ込こんだという状況からしても、トラブル発生後、安全に、どこかに不時着させられる状況ではなかったのでしょう。
------------------------

こんなやりとりがありました。
たまたまラジオを聞いていた方もいらっしゃるかと思います。
ラジオとはいえ、ナマ番組は緊張します。

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2006/10/11

アルプス観光

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↑これぞスイスの景色。このあたりは標高1000m。

世界を旅するライターの坪田敦史です。

本格的にスイスを旅行するのは初めて。スイスといえば、アルプス。
車窓からは、ハイジがいそうなスイスらしい景色に感動。
日本人観光客がもっとも多く訪れるというスイス中央部・山岳地帯の村、グリンデルワルトにステイした。
ここは、アイガー、メンヒ、ユングフラウという名山が連なるスイス随一の観光地。

今はちょうどオフシーズンで、人も少なめ。ホテルも空室があるし、鉄道も並ぶことなく乗れる。

登山鉄道でユングフラウヨッホ、標高3454m地点まで上ることができる。すごい!すごい!すごい!壮大な景色! 夢にまで見たスイスアルプス!!
でも、2時間いただけで高山病になったよ。頭痛ひどい。顔真っ青。下山したら治るかと思ったら、ホテルに戻ってからも頭痛かった。景観も頂上の施設も素晴らしいけど、よくあんなところに何千人もの観光客が訪れるものだなあ・・・。

観光用のヘリコプター(冬はヘリスキーになる)に乗ろうと思ったけど、その日は誰も申し込み客がおらず、飛ばないって言われた。残念・・・。もちろん一人でも飛んでくれるけど、コストが高くなるので、またの機会に。ヘリで1万フィートまで上昇するのは、かなりすごいこと。アルプスの景色をなめるように空から見てみたい。

しかし、この場所にいられたのも実質まる1日(2泊)だけ。改めて、また来なきゃ。

↓グリンデルワルトの村。バックはヴェッターホルン。
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↓登山鉄道でぐいぐい上っていく。
Swiss03

↓グリンデルワルトのホテルの窓からアイガーとメンヒを望む。左がアイガーの北壁。クリントイーストウッドのアイガーサンクションを思い出す?(笑)
Swiss02

↓絶景。ユングラウヨッホのスフィンクス展望台。登山鉄道で約1時間半。誰でも簡単に来られるのがすごい。でも高山病に注意!! 駅は山の中のトンネル内で、エレベーターで展望台に上る。雲海の上は、絶好の天気。
Swiss06
Swiss05

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2006/10/03

easyJet 搭乗

Euro002_1
↑ easyJetのエアバスA319。全席=自由席。

欧州帰りのライター、坪田敦史です。

ヨーロッパ域内を飛んでる格安航空会社 easyJet に乗ってみた。
パリからミラノまで。

パリはオルリー空港、ミラノはリナーテ空港で、どちらも初めての利用。

オルリーはそれなりに大きな空港だったが、シャルルドゴール空港ほどターミナルが複雑じゃないので、わかりやすくて利用しやすいと思った。パリ市街からmetroとRERを乗り継いで40分くらいで行ける。

リナーテは、ミラノ市街からバスで25分くらいのところにあり、近くて便利。思っていたより、かなり小規模な空港だった。マルペンサ空港よりも、ずっと近い。

未体験のエアライン、空港を発掘するのも、航空旅行の醍醐味だね。

でも現在のユーロは約150円。高い!
easyjet も直前に予約したので、それほど安くは乗れず、183euro。つまり27,000円以上。フライト時間は1時間15分だから、東京-札幌より距離短いくらいのに。うーむ。

↓パリ第二の空港。オルリー。
Euro001_1

↓リナーテ到着。オープンスポットに入ると、機体の前後にタラップを横付けするので乗降はスピーディ。日本では、後部ドアにタラップを付ける方式はまず取らない。
Euro003

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2006/09/17

ラピタ 10月号 絶滅危機乗り物

Lapita

ライターの坪田敦史です。

いま書店で発売されている月刊『Lapita』10月号(小学館)で、飛行機の記事を書いています。

【特集】陸海空 絶滅危機乗り物、今しか乗れない!!
    ボンネット型特急から、ホバークラフト、YS-11まで

 ラピタは大人のライフスタイルマガジンです。
 http://www.lapita.net/
 「もうすぐ、なくなる」という鉄道、飛行機、船を特集しています。私の担当は、もちろん飛行機。取材で全国各地を駆けめぐりました。

・サムライ飛行機の終焉 JAC YS-11
・ボーイング747在来型(JAL国内線仕様)
・鉄のカーテンの向こうからやって来た珍客 旧ソ連旅客機
 サハリン航空アントノフ/ダリアビア航空ツポレフ
・今ならまだ間に合う! 絶滅危機乗り物図鑑

 以上、よろしくお願いします。

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2006/09/01

JAC YS-11 搭乗

Ys003

ライターの坪田敦史です。

福岡→鹿児島。
JACのYS-11に乗ってきた。仕事で。
もうこれで最後。少なくとも日本で乗るのは。

この日は、JALの777で札幌→羽田→福岡と移動して、すぐにJAC便に乗った。1日3レグの旅となった。鹿児島で泊まって、翌日、鹿児島→羽田と移動。

「キーン」というエンジン音がたまらないね。
ちょっと前までは、何も珍しくない機体だったんだけど、今となっては、思い出いっぱいの機体。

JACのYSは、残り3機。
うち1機は9月中旬に引退。最後の2機は9月30日のラストフライトまで飛び続ける予定。
少し早いけど。「さようならYS」

Ys001

Ys002

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2006/08/28

新潟 ロシアの旅客機

Tu1541_2
↑ウラジオストクから飛来したツポレフTu-154M。
 この無骨なフォルムは、ボーイングやエアバスにはない魅力がある。
 第2エンジンの空気取り入れ口が楕円形。

ライターの坪田敦史です。

先日、新潟空港に行ってきた。
新潟は極東ロシアへのゲートウェイ。シベリアからロシアの旅客機がやってくる。

ここは、ロシア機ファンにとって聖地といえるかもしれない。
「たまには新潟へ行ってロシア機でも見てくるか」 なんていうほど。

ちょっと前まで、月刊エアラインで、ロシア機をテーマにした連載を書いた。楽しんで頂いた読者も多かったようだ。

この日は、天気もよく、いい写真が撮れた。もちろん取材。

↓(クリックで拡大)
機体はほぼ水平なのに。バックの海(水平線)が傾いているのが気になる・・・。
水平感覚。キミならどっちを基準にフレーミングする?
ちなみに水平線をピッタリ水平にセットすると、2機の機体はもっと左下がりとなる。
Tu_1

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2006/08/20

『救国のイージス』

D080

ジャーナリストの坪田敦史です。
先月末、こんな本が緊急出版されました。

『イージス艦 vs 弾道ミサイル 救国のイージス』(イカロス出版)

私は本のトップ記事で、7月5日のテポドン発射の状況について解説しています。
興味のある方は御覧下さい。

http://www.ikaros.co.jp/
---イカロス出版サイトより-------------
◎緊急発売! 弾道ミサイルとイージス艦、極東地区の今後はどうなる!?◎ ■「北朝鮮 最新情勢」 弾道ミサイルの脅威とは/図解・北朝鮮の弾道ミサイル/日本の弾道ミサイル防衛 ■「海上自衛隊・イージス艦大研究」 海自イージス艦イラスト詳細解説7700トン型・こんごう型/「こんごう」CICに潜入/「こんごう」訓練航海密着記/「こんごう」写真解剖/“実戦の海”のイージス艦・インド洋での役割を知る/新イージスへの道のり ■「米海軍のイージス」 最新型「ピンクニー」の実力/対弾道ミサイル型と対テロ型2タイプに進化するイージス艦 ■世界のイージス艦カタログ ほか。 
-------------------------

Aegis2

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2006/08/04

月刊『エアライン』 9月号

Tam0609

 ライターの坪田敦史です。もう8月になってしまった・・・相変わらず、常に締め切りに追われています。

 またまた自分の記事の宣伝。
 今月号の『エアライン』(イカロス出版)でも、いくつかの記事を掲載しています。ご覧下さい。
 http://www.ikaros.co.jp/

--特集・航空管制進化論--
●空の交通整理はこうなっている
 航空管制基本の「き」 (p.34~)
●Air Traffic Management Center
 航空交通管理センターが本格運用を開始 (p.40~)
--------------
●東海岸飛行機ウォッチング見どころツアー
 航空大国アメリカの“聖地”を歩く (p.52~)
--------------
●基礎から学ぶ航空管制教室
 いよいよファイナルアプローチへ (p.115)

↓福岡にある航空交通管理センター(ATMセンター)を取材。
Atm

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2006/07/31

『Jウイング』9月号 取材裏話

Tjm0609

軍事ジャーナリストの坪田敦史です。

発売中の月刊『Jウイング』9月号(イカロス出版)。
http://www.ikaros.co.jp/

7月5日の事件を受け、急遽、記事を執筆しました。
「北朝鮮、テポドン2を含むミサイル7発発射--そのとき自衛隊と米軍はどう動いたのか--」
モノクロで3ページの記事を書きました。締め切りギリギリ、12日までの情報を盛り込んで「速報」ととしてお伝えすることができました。

そしてメインの記事。今月号の特集は「日本の戦闘機ウエポン」。
福岡県の築城基地ではF-2とFー15戦闘機を、那覇基地ではF-4戦闘機を総力取材してきました。22ページにおよぶ原稿をすべて私が書いています。ぜひご覧ください。

あと、人気コーナー「それゆけ!女性自衛官」の記事も、今回は私の担当です。築城基地の若い航空機整備員を紹介しました。

ここでは誌面の舞台裏を紹介しようと思います。

↓伊藤カメラマン。広角レンズで迫力ある写真を得意とする。地面に寝そべって撮るのが伊藤スタイルと言われている(笑)
Weapon01

↓俯瞰で撮った写真は、こんな感じで撮影。高所作業車を用意してもらうなど、大がかりな準備が必要になる。
Weapon02

↓ウエポンを機体の周りに並べての撮影をするが、全体のバランスを整えるため、微妙な位置の変更をリクエストして、隊員の方々に動いてもらう。せっかく撮るなら、綺麗な写真を撮りたい。だから妥協はしません。でも取材に協力して頂く方々には本当にお世話になっています。おかげで素晴らしい誌面ができました。
Weapon03

↓取材は梅雨時の6月に行われました。築城基地にてF-2戦闘機。
Weapon04

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2006/07/29

『航空ファン』9月号

Kf200609

↓航空ライターの坪田敦史です。
 フライトスーツは自分のもので米軍仕様。ヘルメットは借り物。
Mohawk004

発売中の月刊『航空ファン』9月号(文林堂)。
http://www.monomaga.net/wpp/shop/
「OV-1Dモホークと仲間たち」と題して、カラーで4ページのレポートを掲載しています。

モホークは米陸軍で使われていた戦場監視機です。
私が今回アメリカで搭乗したモホークは、博物館でフライアブル(飛行可能)なまま保存している機体。
軽飛行機からの空撮を行って、いったん着陸。その後、私がモホークの右席に搭乗し、3時間フライトしました(ワシントンDCからシャーロットまで)。

すごく面白い飛行機です。エピソードはたくさんありますが、とりあえず雑誌記事を見てね。

↓ノースカロライナ上空を飛行するOV-1Dモホーク。
 過去には韓国と北朝鮮の国境付近を毎日飛んで監視活動を行った機体。
Mohawk001

↓夕暮れのフライト。並列で二人乗り。今は安全に飛行できるが、世界各地の戦場で敵の脅威を受けながら飛んだかと思うと、複雑な気分になる。フライト中、「撃墜されるときはどんな感じなんだろう・・・」とか、色々考えてしまいました。
Mohawk002

↓ユニークなデザインのモホーク。安定した低空飛行を行うため独特な設計を施した。当然、敵地で対空砲火を受けることも考慮して、防弾など各所に対策を施している。下界がよく見えるように、コクピットの横窓はバブル型。
Mohawk003

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2006/07/19

オートジャイロ

Buriki1

ライターの坪田敦史です。

札幌のちょっとした観光名所の中に、貴重な「ブリキのおもちゃ」が展示されている。そこはお菓子のファクトリー(見学施設)なのだが、番外編!?として、そうしたコーナーが常設されているのだ。
いや、面白い。コレクションは、かなりの数。じっくり見てしまった。子供より、大人のほうが喜ぶと思う。
http://www.shiroikoibito.ishiya.co.jp/tud3/omocha_top.php

その中に、すごく興味深いものがあった。
1920年代に作製されたという、ブリキの飛行機模型。
「なんじゃこりゃ?」
飛行機にヘリコプターのローターがついている。

ヘリコプターは戦後に実用化されたので、こんな古い時代にはなかったのだが、発想や概念は存在していた。私もじっくり調べたことはないのだが、これは「未完の計画機」の一つである。

現在ヘリメーカーとして有名なロシアの航空機設計者カモフ。
実は、ローターとプロペラの両方を持つ、オートジャイロの設計を行ったのが最初だ。

おそらくこの模型、カモフA-7(KAMOV A-7)を模したもののようだ(外形は少し違うが)。
ただしA-7の初飛行は1935年。カモフがオートジャイロの研究を始めたとされるのが1929年なので、どう考えても、このブリキ模型が作製されたのは、その後だろう。

資料を探るとA-7試作機の飛行に大きな問題はなかったようだが、当時、ドイツとの戦争もあり、ロシアで量産されることはなかった。でも、現在のヘリコプターの原点と言っても過言ではない。

Buriki02

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2006/07/11

『日本沈没』ガイドブック執筆

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科学ジャーナリストの坪田敦史です。

今週末から劇場公開される映画『日本沈没』。
そのガイドブックが出版されました。私も関わっています。
書店はもちろん、映画館でも販売。

「地震多発国日本、なぜ地震は起きるのか」
という記事。ご覧下さい。

記事執筆のため試写会を見ました。
感動ものです。かなり泣けますよ!

---イカロス出版webより---
http://www.ikaros.co.jp/
『日本沈没×日本救出・非常事態のレスキュー』
◎そのとき、自衛隊は、消防は、そして日本はどう動く!? 映画『日本沈没』を2倍楽しむ本!◎ 映画『日本沈没』のごとく、まさに起こりうる巨大地震、大災害…。その時に備えた日本の危機管理体制はどうなっているのか? 非常事態下の日本を救う世界最高のレスキュー隊とは!? 偵察、救難、人員輸送…危機的状況で発揮される、消防と陸海空自衛隊の実力を徹底検証!

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2006/07/01

『未来予報2011』放映

Tsubotsubo1

航空ライターの坪田敦史です。

木曜深夜に放映された『未来予報2011』(日テレ)。
結構多くの方々が見てくれて、恥をさらしてしまいました。
汐留のスタジオで30分番組の収録に1時間半掛かった。もっといっぱいしゃべったんだけど、大部分はカット!(笑)。
デーモン小暮閣下は話好きなので、どんどん脱線するから、台本が進まない・・・という感じ。でも収録は楽しかったです。

放送内容は、↓こちらにアップされております。
http://www.ntv.co.jp/future/03_guest/index.html

↓番組の中で、閣下と一緒に南極に行く約束をしてしまいました(笑)
 左はキム兄、真ん中が私。
Tsubotsubo2

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2006/06/25

F-22Aラプターを見た!

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↑初見! F-22Aラプター

めちゃめちゃ忙しい日々を過ごしています。ジャーナリストの坪田敦史です。

もう一ヶ月も前の報告になりますが、アンドリュース空軍基地(メリーランド州)のエアショーに行ってきました。アメリカでエアショーを見るのは、かなり久しぶり。
ワシントンDCには飛行場がないので、首都に必要な米軍機の多くはDCから車で20分に位置するここに配備されている。そう、大統領専用機「エアフォース・ワン」の格納庫もあり。

今回、初めて見ることができたのは、米空軍の新しい戦闘機F-22Aラプターです。近未来的なフォルムが興味深いですね。アフターバーナーONにしたときの爆音は、かなり大きいです。
このレポートは現在発売中の『航空ファン』8月号(文林堂)に掲載しました。

また先日アップしたV-22オスプレイのレポートも、現在発売中の『Jウイング』8月号(イカロス出版)に掲載しています。
どちらも、ご覧下さい。

↓カナダのアクロバットチーム「スノーバーズ」
Andrew1
↓米海軍のアクロチーム「ブルーエンジェルス」
Andrew2

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2006/06/19

スミソニアン航空宇宙博物館(本館)

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ライターの坪田敦史です。

続いて、ワシントンDCの中心にあるThe National Air and Space Museum本館のレポート。航空機・宇宙関係の博物館としては、世界でも最大級です。一日で別館と本館の二つをハシゴしたので、2時間ずつしか見る時間がなかったけど、楽しめた。どちらも、素晴らしいコレクションばかり。

写真上は、今回もっとも見たかった機体。去年10月から展示されている民間宇宙船Space Ship One。世界初の民間企業による有人宇宙飛行機で、スケールド・コンポジッツ社を創設したバート・ルータンにより開発された。
この機体はチャールズ・リンドバーグが大西洋横断に成功した飛行機「スピリット・オブ・セントルイス」、そしてチャック・イェーガーが世界初の超音速飛行をしたベルX-1とともに、天井にぶら下がる形で展示されている(Milestones of Flightというギャラリーに展示)。

ホワイトハウスなど、もっとじっくりワシントン観光をしたかったけど、今回は時間がなかった。また行かなくちゃ。

(*写真はクリックで拡大)

↓スミソニアン航空宇宙博物館・本館に入るとすぐ、興味深い機体が迎えてくれる。
Museum502
↓宇宙関係のギャラリー。V2ロケットなど。
Museum503_1
↓アメリカ人は零戦にすごく興味を持ってる。私が日本の航空ジャーナリストだというと、必ず零戦のことを聞かれるほど。
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↓輸送機関係のギャラリー。
Museum505_1
↓本館の場所は、国会議事堂に近接。金曜だったけど、すごい人だった。スミソニアンの各博物館の中で、もっとも入場者数が多いらしい。航空宇宙分野は決してマニアックなものではなく、アメリカが誇る歴史的なモノといえば、やっぱり飛行機やロケットなんだよね。
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2006/06/10

スミソニアン航空宇宙博物館(ダレス別館)

Museum001

航空ライターの坪田敦史です。

先月、スミソニアン(The National Air and Space Museum)に行ってきたので、レポート第一弾。
2003年のことだが、ワシントン・ダレス空港に隣接してスミソニアン航空宇宙博物館の別館(ウドバー・ハゼー・センター)がオープン。ワシントンDCに行くのは今回が初めてで、ぜひ行ってみたかったところ。

本館のレポートは次回に。

(*写真はクリックで拡大)

↓日本では展示の可否をめぐって賛否両論を巻き起こしたB-29エノラゲイ。1945年8月6日、テニアンを離陸し、広島に向かった・・・。
これを見てどのように思うかは人それぞれだが、私は展示することに意味があると思う。というか、日本人もアメリカ人も一度見て、何か感じるべき。こうして間近に見るとB-29は巨大だ。
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↓宇宙関連展示エリア。中央にあるのがスペースシャトル「エンタープライズ」で、着陸試験に使われた機体。
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↓展示機がところ狭しと並ぶ館内。エールフランスのコンコルドやSR-71偵察機が、かなり場所とってます(笑)。本館に展示しきれない機体を集めて別館がオープンした。
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↓ウドバー・ハゼー・センターの外観。管制塔風の建物は展望台。ここからダレス空港がよく見える。
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2006/06/06

V-22オスプレイ 初取材!

航空ジャーナリストの坪田敦史です。
すごく忙しい・・・。5月はアメリカに2週間もいました。
ここへの書き込みも2つだけで終わった・・・ネタはたくさんあるんだけど。

米軍の新戦力!MV-22Bオスプレイを初めて見た!
世界初の実用ティルトローター機です。
場所はノースカロライナ州ニューリバーという基地(現場直撃取材!!)

ティルトローターというのは、ヘリコプターのように垂直に上昇降下し、固定翼機のように速い速度で巡航できるシステム。これまでには存在しなかった新しい概念の航空機。

まず、米海兵隊が揚陸作戦用として導入を開始してます。2012年頃には、いまニュースなどで話題の普天間基地(沖縄)にも配備される予定。

↓ヘリコプターのように上昇。
 騒音は少ない。思ったより、かなり静かだった。
V221

↓ローターを90度前方に傾けて、通常のターボプロップ機のように、水平飛行モードに移行。異様な航空機だ。大型の航空機ではなく、胴体はかなり小さい印象。
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2006/05/18

ライト兄弟の初飛行

Wright3

航空旅行家の坪田敦史です。

ライト兄弟が人類初の動力飛行に成功したのが1903年のアメリカ。
ノースカロライナ州の大西洋岸にある細長い島でキティホークという場所。
先日、軽飛行機でここを訪れました。

現在この島はリゾートタウンになっていて、小型機が離着陸できる飛行場がある。そこがライト兄弟が100年前に飛んだ場所。モニュメントと博物館があり、同州の観光名所になっています。

2003年に「航空100周年」のイベントがここで盛大に行われ米大統領も来た。これまで私はあまり関心を持っていなかったけど、歴史的な意味ですごいところなんだと、今回感じました。飛行機に興味がある人なら一度は来るべき。感慨深いものがあります。

Wright1
↑小さな飛行場の名前は「ファーストフライト」
写真は着陸する前に激しく旋回して撮ったもの。ミステリーサークルのような丸いところの中心にモニュメントがある。100年前ライト兄弟が飛んだのは、そのモニュメントと今の飛行場の間くらいの芝地です。
平日にも関わらず、観光客が多かった。本当に海が綺麗なリゾート地!!長期滞在して遊びたい!!
Wright4
↑100年前、この石から(離陸地点)、奥に見える石のところまでの飛行に成功。奥に見える4つの石は飛んだ距離を示す。1回目、2回目、3回目、そして4回目の飛行でかなり遠くまで飛んだ(1回目は36m、4回目は260m先)

↓ライト兄弟のモニュメント
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2006/05/05

初・マカオ観光

ライターの坪田敦史です。
5月に入ってしまいました。時間が経つのが早い・・・。先月行ってきたマカオのレポートです。

香港には何度も行ったけど、マカオまで足をのばしたのは今回が初めて。
マカオは「元ポルトガル領でカジノ産業が有名」。そこまでは中学の地理で習ってるはずなんだけど、意外に「マカオってどこ?」っていう人が多い。まあ、あまり知られてないかもしれないね。日本人観光客は少ないと思う。

看板などがポルトガル語と広東語で表記されているのが香港と違うところ。でも、雰囲気は大きく変わらない感じ。
同じ中国なのに入境審査があるので、香港から日帰りで行けるとは言え、かったるい。国境越えても審査がないヨーロッパのようには、いかないんでしょうか。っていうか、今後50年も、イミグレーション・コントロールを行い続けるのでしょうか?不思議です。

ちょうど週末に掛かったため、買い物やカジノへ行く客でフェリーターミナルはごった返してました。そこまでして行くところなのか?それも不思議。渡航者はみんな一攫千金を狙ってるのか??さらに不思議。

アメリカ系のサンズ(金沙)カジノへ行ってみました。基本的にはカジノが儲かるようにできてるのに、なんでみんなあんなにお金使うんだろう? 儲けてる人はごく一部のはずなんですが、客はみんな真剣な顔・・・。まあ、私もやったのですが(笑)。カジノの内部は写真撮影禁止。また大きな手荷物は持って入れません。

タイパ島で食べた中華料理はおいしかった。初めてのところに行くってのは、やっぱワクワクします。海外旅行はやめられないね。

↓セントポール天主堂跡。
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↓セナド広場はヨーロッパの雰囲気。聖ドミニコ教会。
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↓カジノ・リスボン。ここも行ったけどお金は使わなかった。
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↓タイパ島にも行ってみる。タイパ・ハウス・ミュージアムとタイパ・ビレッジ。この辺は日本のガイドブックにもあまり載っていないが19世紀の街並みが残る。中華料理の店から西洋風のカフェ、雑貨やお菓子屋など。ちょっとノスタルジックな感じ。
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2006/04/28

「地震」の記事を書いてます。

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サイエンスライターの坪田敦史です。

雑誌『Jレスキュー』(イカロス出版/隔月刊)で地震に関する連載を書いています。

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シリーズ - もっと「地震」に詳しくなる
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◆Fig.1 (JレスキューVOL.20掲載)
「地震予知は可能である」 有効性が実証された緊急地震速報

◆Fig.2 (JレスキューVOL.21/5月号掲載)
「長周期地震動とは何か」 ゆっくり揺れる地震が危ない!

現在、5月号が書店で売られています。ご覧下さい。
次号の記事は執筆中です。7月号は6月10日発売。

地震のメカニズムや耐震・免震技術については、やはり理科系の分野なので、難易度は高いかもしれません。普段、防災に携わっている方々でも、「難しい」と感じている人が多いことと思います。

「地震」は私の専門分野の一つですが、学者(大学教授や研究所の先生方)が書く論文調の解説と違って、一般の人でも理解できる言葉で、わかりやすく説明しています。

こうしたテーマは、今後機会があれば、ニュースなどの報道番組やTV解説なども担当させて頂きます。

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2006/04/18

香港・マカオのヘリコミューターに乗る

ライターの坪田敦史です。香港・マカオに行ってきました。

香港→マカオはフェリーに乗ったんですが、帰りのマカオ→香港のフェリーがめちゃめちゃ混んでいたので、軟弱者(?)の私は、さっさとヘリコプターに乗りましたさ。だって10分に1本出てる船が4時間待ち! 出境審査に長蛇の列・・・。私は待てません・・・。(*マカオは、香港から日帰りです)

いや、ヘリには乗りたいと思ってたんだけどね。ただし、かなり高額。フェリーは約2500円、ヘリは約29,000円です。所要時間は船なら1時間、ヘリは20分。
ヘリは30分に1本あって、すぐに乗れてVIPラウンジ(軽食あり)のほか、出境審査に専用のレーンがあります。マカオのカジノで儲けた風の人が多かった(笑)。

でも香港のあたりって、ヘイジーな気象条件が多いのに、よく飛ぶよなぁ・・・。計器飛行が可能なS-76で運航してますが、海上の低高度ナイトフライトはかなり緊張しました(というか怖いものがありました)。
後ろの席だったので操縦の様子は分からなかったけど、視程はそれほど良くないし、窓の外は海上の船の明かりが見えるだけ。条件的には有視界飛行なんだと思うが!? 巡航高度は、推測ですが2000~3000フィート程度。

これまでのヘリ搭乗経験の中で、私、ヘリコミューター便(定期便)の搭乗は今回が初めて。

↓香港のフェリーターミナル屋上ヘリポートに着陸したイーストアジア航空(ヘリエクスプレス)のS-76。
Heliex1
↓機内の様子。満席。騒音は大きめ。S-76はもっと防音仕様の機体があるはずなんですが。シートは別にVIP仕様でもなんでもない。客層は金持ち風・年配男性ばかり(=場違いな私・・・)
Heliex2
↓看板娘? いや、12人乗りのヘリなのでアテンダントは乗ってません。ラウンジには世話役の嬢がいます。
Heliex3

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2006/04/13

関東のダイナミックな夜景 (上空より)

NIGHT

最近、飛ぶ回数が非常に多い坪田敦史です。

1ヶ月くらい前に撮影した写真。
この日は視界が良かったので、関東の夜景が非常に綺麗だった。眼下に見えるのは東京湾とディズニーランド。

実は急遽のフライトだったこともあり、コンパクトデジしか持ってなかったのですが、さっそく撮影にトライ!
感度は400。当然スローシャッターになるので、気合いを入れてブレを抑えなければいけない。

コツは、飛行機の旋回が止まった瞬間だ。下界が見える側に旋回したときって、視界がものすごく開けて、最高に夜景が綺麗なのだが、景色の動く速度が速いので、上手に撮ることは不可能。(旋回率にもよりますが、カメラのフレームの縦方向にも大きく景色が動くのでダメ)
そして、水平飛行の場合、これから景色が迫る方向(前方)よりも、通り過ぎた景色を追う方向(後方)のほうがブレない。

注意ですが、離着陸時はデジカメを使えないので、低い高度での景色を狙うには、そのためだけにフィルムカメラを持っていく必要があります。
*この写真、定期便から撮ったものではありません。誤解なさらぬよう。

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2006/04/10

ラジオ番組にコメントしました

航空ジャーナリストの坪田敦史です。

さきほど、ニッポン放送で15:30~の番組
『高嶋ひでたけの特ダネラジオ』
「今日はこの話題、ちょっといいかな」というコーナー

テーマは
「神戸、成田に車突っ込む、日本の空港の危機管理大丈夫?」

 簡単に空港に車が侵入できていいのか?という質問に対して、日本の空港のセキュリティについて海外の空港の例を交えて、私がコメントしました。

大きな空港は二重フェンスがあったりするが、地方空港はほとんどない。海外では警備を軍がやっていたりするが、日本は警察と警備会社が担当。地方空港においては警備会社のみ。」といった状況を説明。

関東地方で1242KHz、聞いてた人いるでしょうか?
http://www.1242.com/tokudane/

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2006/04/06

サウジアラビアの特別機、羽田に滞在中

Saudia01
(↑クリックで拡大)
2006.4.6 10:56/羽田空港にて撮影 B.747SP (HZ-AIJ)  

航空ライターの坪田敦史です。

本日午前、JALで羽田に着いたら。
VIPスポットにサウジアラビアからの珍しい飛行機が停まってた。サウジアラビア航空の塗装ですが、皇室専用機(ロイヤルフライト)のジャンボ2機です。しかも!来日した皇太子が乗ってきたのは、写真手前の747SP!! 
写真奥の機体は随行機で747-400です。現在この状態で駐機中。皇太子は明日、離日だそうな。

今朝の札幌は猛吹雪。雪が10cmくらい積もりました。4月なのに。
東京は暑い。関東上空の視程はものすごく良かった。

本当は羽田に着いてすぐモノレール乗ろうと思ってたんだけど、この機体を撮影せずに空港を離れるわけにはいかなかった。わざわざ1タミ→2タミに移動して。久々に胴体のみじか~いSPを見たな。

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2006/04/02

「基礎から学ぶ航空管制教室」(月刊エアライン連載)

航空管制に詳しいライターの坪田敦史です。

引き続き、連載記事の紹介を。

月刊『エアライン』(イカロス出版)で、「基礎から学ぶ航空管制教室」という連載を書いています。発売されたばかりの5月号で13回目となり、2年目に入りました。

5月号の内容は、先日H-IIAロケットで打ち上げれたMTSAT(航空管制の機能を持つ衛星)についてです。この連載はまだまだ続く予定です。

「航空管制」って、なんか難しい。そんなイメージがあるかもしれませんが、ようは「どうやって(どんなルールで)飛行機は空を飛ぶのか」ということです。無秩序に飛んでいるわけではないので、それをきちんと知ることは大事だと思います。

↓こんな感じの連載。毎号1ページで、読みやすく、分かりやすく書いています。
 (クリックで拡大。試しに読んで下さい)
ATC100

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2006/03/29

Jウイング連載 FEVER

航空ライターの坪田敦史です。

 『Jウイング』創刊号以来、「フィーバー」というコーナーの執筆を担当しています。このページは投稿写真によって、珍しい飛行機の姿を掲載するページです。読者参加型のページというわけ。
 私はその写真解説を行っているのですが、毎月、編集部には多くの写真が届きます。編集部のメンバーと一緒に選定し、文章は私一人で書いています。

 誌面で採用される写真のポイントは?

▼大部分がカラーページのコーナーなので、写真全体の色が綺麗で、かつ画質がいいものは、大きくドーンとカラーで掲載されます。ただし被写体が、話題性があるものを優先的に掲載することは言うまでもありませんね。

▼珍しい飛行機、珍しい装備品(あるいは塗装・マーキング)をつけた飛行機、珍しい空港に飛来した航空機の写真。どれだけ珍しいか、どれだけ話題性があるか、がポイントです。

▼なるべく多くの読者の写真が掲載されるように配慮していますが、前述の通り、綺麗な写真が優先的に採用されることには変わりわりません。結果的に、同じ投稿者の写真ばかり掲載されるということも、よくあるんですが、これは仕方ないと思っています。掲載されるようになるには、綺麗な写真が撮れるように努力しないといけませんね。

 あと、写真解説は、投稿された方の情報をもとに、だいたいはウラを取って、ちゃんと調べて書いています。ですが、分からないことも多いし、ごくたまに、書いた内容について後日、間違っていたことが判明することもあります(そのようなときは、次号以降でフォローしています)。
 写真解説は、公式な情報から得られるものと、そうでない情報から得られるものがあり、総合的に判断して書いています。

 ご指摘、情報、意見などありましたら、私あてにメールを頂ければ幸いです。

 いま書店では『Jウイング』5月号が売っています。

↓こんな感じのページです。昨年11月、伊丹にエアフォース・ワンが来たときの掲載ページ。
FEVER01

FEVER02

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2006/03/26

JAC YS-11退役カウントダウン

YS11JAC
↑ 鹿児島空港で翼を休めるJACのYS-11 (クリックで拡大)

ライターの坪田敦史です。

写真は先日、鹿児島空港で撮影したもの。
「ありがとう日本の翼」の文字が入っています。

JACのYS-11は、今年9月30日で全機退役。
現在、国内で定期便で乗れるのはJACだけ。いよいよ最期ですね。

4月以降、福岡~徳島、福岡~高知、福岡~松山、福岡~鹿児島、鹿児島~種子島の各路線で運航が続けられます。詳しくは↓
http://www.jac.co.jp/entertainment/ys-11/

私もできれば、9月までにもう一度YSに乗ろうと思っています。

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2006/03/23

著書です 【新刊】軍用ヘリのすべて

pub2006

新刊案内です。今月、新しい著書が発刊されました。
現在、本屋に並んでいますので、手にとって御覧下さい。

ミリタリー選書〈12〉

『軍用ヘリのすべて』-あらゆるミッションを生き抜く万能機

イカロス出版 刊(1,700円)

世界の軍用ヘリコプターを、任務・用途別に紹介。写真や図を用いて、実際の作戦の流れなどを解説。この一冊で、世界にはどのような任務のヘリコプターがあり、どのような活躍をしているのかが詳しくわかる

第1章 戦闘ヘリコプターAH‐64Dアパッチ・ロングボウ
第2章 米軍の新戦力V‐22オスプレイ
第3章 攻撃ヘリコプターの戦闘方法と種類
第4章 陸上自衛隊のAH‐1Sとヘリボーン作戦
第5章 艦上ヘリコプターのすべて
第6章 軍用ヘリを極める

著者/坪田敦史 

↓以下のサイトで商品を見られます(買えます!)
イカロス出版またはイカロス出版ブログ
紀伊國屋書店BookWeb
Yahoo!ブックス
amazon.co.jp

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2006/03/15

【速報!】本日AH-64Dアパッチロングボウ、引き渡される!

AH64D_1
↑納入されたAH-64D、1号機。神事というやつです。こうやってヘリコプターも御祓いをするんですよ。今日は、お披露目だけで、この機体は明日(16日)陸上自衛隊・明野駐屯地(三重県)にフェリーされる予定。

航空ジャーナリストの坪田敦史です。

陸上自衛隊の新戦闘ヘリコプターAH-64Dアパッチロングボウ。
本日、その1号機が富士重工の宇都宮工場で防衛庁に引き渡されました。アメリカのボーイング製の機体ですが、今後、日本でライセンス生産されます。
報道陣や関係者に公開されたので、私も取材に行ってきました。

AH-64Dは、私自身はもう10年くらい前から世界のエアショーで見てきています。しかし、今回「日の丸」を付けた機体を始めて見て、「新しい時代がまた一つやってきたな」という感想でした。日本が導入することはないだろうと思っていたのに、こうした現実を直視することになるとは。

言うなれば戦争の道具なので「今の日本にこんなもの必要なのか??」と思う反面、、、
テクノロジーだけを見れば素晴らしいメカであり、ちょっと感動するものがあります。特に私はハイテク好きですし、ヘリコプター好きです。
まあ、見る人によっていろんな意見があろうかと思います。賛否両論が、、、。1機何十億円もする高価な機体だし、それを陸上自衛隊は何十機も買おうとしているわけだから。

詳しくは来月号の月刊『Jウイング』に掲載します。

↓本日、関係者に試験飛行を見せたAH-64D、2号機(富士重工のパイロットが操縦)。この機体も今月中に納入される予定。
AH64D_2

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2006/03/08

JAXA宇宙飛行士3名 NASAでミッションスペシャリスト認定(記者会見)

JAXA0603B
↑フライトスーツ姿で記者会見
 左から古川さん、星出さん、山崎さん(2006.3.8 JAXAにて)

科学ジャーナリストの坪田敦史です。

今日、JAXAの宇宙飛行士3人の記者会見が東京でありました。

1999年、ISS(国際宇宙ステーション)に搭乗する日本人宇宙飛行士の候補者として選抜された古川さん、星出さん、山崎さんは、先月、アメリカにおけるMS(ミッションスペシャリスト)の訓練を終え、現在、帰国しています。

3人はすでにソユーズ-TMA宇宙船(ロシア)のフライトエンジニア資格を取得していますが、今回、アメリカで約1年8ヶ月の訓練を終え、晴れてNASAのMS認定を受けました。これにより、スペースシャトルの搭乗が可能な飛行士となったわけです。

紅一点というか、やはり女性飛行士である山崎直子さん(35)に報道陣の注目が集まります。現在は日本をベースとして、あちこちに訓練に出かけている山崎さんですが、一児のママということもあり、今後はアメリカを拠点に活動することになるため、苦労も多いようです。報道陣の質問に対して、プライベートなことまで、はっきりとした口調でお話をされていたのが、とても印象的でした。

MSの訓練には、T-34C練習機とT-38ジェット練習機による訓練があります。
ペンサコラ海軍基地におけるT-34C訓練では230時間搭乗し、飛行機の挙動に慣れるための訓練などを実施。T-38はNASAジョンソン宇宙センター(エリントン空港)で180時間搭乗し、ストレス下における状況把握能力などが鍛えられます。パイロットになるわけではないので、操縦資格は取得しませんが、後席に搭乗しての操縦訓練は実施。
また、KC-135の放物線飛行(パラボリック飛行)による機内での微小重力環境適応訓練は、同じくジョンソンで行われ、5時間搭乗します。

古川さんは医師で、星出さんと山崎さんは航空宇宙工学が専門。
ISSの任務のほか、さらに月→火星を目指したいと語っていた。夢が大きいのはいいですね。3名がシャトルに乗れるのは何年後になるかまだわかりませんが、期待したいと思います。

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2006/03/06

クロスフィルターで撮るB777

JAL1000
↑Canon EOS 20D + EF400mmF5.6L USM
1/800 F9.0 ISO400

カメラマンにもなるライターの坪田敦史です。

小松空港をタキシングするJALのB777-300。異様にでかいエンジン。その直径と胴体径を比較できるかと。

クロスフィルター(6本のスノークロス)を付けて撮ってみました。曇天だったので、逆にいい効果をもたらしてくました。取材では、こういうフィルターはほとんど使わないのですが(レポート写真には向かないので)、今回はちょっとトライしてみました。

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2006/03/03

MTSAT-2 軌道に乗る

H2A_1
↑2002/02/18 15:27 竹崎観望台にて撮影 H-IIA F9
(EOS 20D + 400mm = 640mm相当)

ライターの坪田敦史です。
種子島から帰って、その後忙しかったです。あっという間に3月になってしまった。

H-IIA打ち上げ3日後に予定されていたM5ロケット8号機の打ち上げは、天候の影響で1日遅れちゃいましたね。種子島と内之浦をハシゴする予定だった方もプレスセンターに何人かいらっしゃので、気になっていました。1日程度の遅延なら、現地で待機できたかと思われます。

もう少し今回のロケットネタを書きます。
先月、私が種子島に取材に行って打ち上げられた運輸多目的衛星新2号(MTSAT-2)ですが、5日後(2/23深夜)、静止軌道に乗りました。これにより、愛称は「ひまわり7号」となる。

私は気象の専門家ではなく、航空の専門家です。
なので、MTSATの航空ミッションに注目するのは当然なのですが、新聞やTVなどの一般メディアは、やはり気象衛星としての役割ばかり取り上げ、航空衛星としての機能(航空ミッション)については誤解も多く、説明も不足していると思います。
まあ、愛称が「ひまわり」ですから・・・無理もありません(-_-)。

同じ衛星でも、愛称を二つ付けてもいいのではないか。少なくとも、この衛星には全く異なる2つの機能があるわけですし、また、予算負担も航空局のほうが大きいのです。
航空ミッションについて説明するとき、私は「ひまわり」と書くことに違和感があるし、すでに打ち上げから1年が経過したMTSAT-1Rの国土交通省の資料でも、「ひまわり」の愛称はあまり使っていません。
「エムティーサット」という呼び名は、なかなかセンスがあると思うので、私の記事では、そのまま「MTSAT」と記述するつもりです。

気象衛星の映像(気象ミッション)は、日常生活に不可欠なので、これがどういう役割を持つ衛星なのか、一般の人に理解しやすい。
いっぽうの航空ミッションは、その機能について理解するのが、少々難しい?ようです。単なる通信衛星でもないし、宇宙観測を目的としたものでもないから、宇宙開発に詳しい記者も、深く説明できないかもしれせません。

航空ミッションのほうは、MTSATの運用に重大なトラブルが生じた場合、即、人命に関わってきます。早い話が航空機事故です。今後の試験運用の推移を慎重に見守る必要があり、非常に重要な内容を持っている衛星なので、ぜひ注目してもらいたいもの。

MTSATによって、太平洋上空を飛行する航空機の管制間隔を縮めるわけですが、突然衛星が機能しなくなったら、管制側はリアルタイムで航空機の位置を把握できなくなります。航空機と航空機が狭い間隔で飛行している以上、当然、ニアミスの危険が出てきます。
航空ミッションは2006年度中は試験運用を継続し、2007年度以降に本格運用が開始される予定。
私は昨年、MTSAT-1Rを運用する神戸航空衛星センターも取材しております。MTSAT-2の運用は、基本的に常陸太田航空衛星センターで行われます。

プレスセンターに来ていた記者陣には、記者会見後、気象庁の担当者より、航空局の担当者のほうに人気が集中してました。私も話に参加していましたが、記者達は航空ミッションについて理解に苦しんでいたようで、内容をわかりやすく聞きたかったんだと思います。でも、担当者がいう「管制間隔を縮める」という意味すら、なかなか理解できなかったみたい。役人が使う難しい言葉で説明されても分かりづらいので、私が雑誌や本で書いた記事を読んでくれればいいのに(笑)。

↓打ち上げ5分前のカウントダウン・ボード。竹崎観望台(プレスセンター)と発射台の位置関係。3.5km離れている。
H2A_2

↓竹崎観望台横のビーチ。海が綺麗!!もうちょっと暖かければ泳いじゃうよ。
H2A_4

↓種子島宇宙センターの施設いろいろ。クリック拡大で見てね。竹崎観望台は地図の一番下、第1射点は一番上。
H2A_3

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2006/02/18

H-IIAロケット打ち上げ 種子島(実況 終了)

今日は短い一日でした。
カウントダウンは、5分くらいから前から打ち上げまで、一瞬で過ぎたような気がします。普段、飛行機を撮っているので、1回しかチャンスがない動く被写体を長玉で狙うのは慣れていますが、やはり緊張しました。

これにて種子島からの実況を終了致します。
このブログのアクセス数、今日だけでものすごい数でした(笑) 閲覧ありがとうございます!

すべてが順調に成功したこともあり、打ち上げ後の記者会見は特筆すべき内容はなかったと思います(1時間半もやってたけど)。私自身は「おめでとうございます」という気持ちだけ。質問も特になし。

私にとっては、軌道投入した航空衛星のことが気になるわけですが、ほとんどの記者の関心事は、H-IIAを1ヶ月に2本連続で打ち上げて成功したことと、今後、商業ベースに乗せられるかどうかといった、ロケット事業に関することでした。

カウントダウンが停まらずに予定時刻通りに打ち上げられたのは、H-IIA 5号機(2003年3月)以来のことです。

(↓)打ち上げ1分9秒後の発射台は、こんな感じ。こういう写真ってあまり見たことないでしょう? 30秒もしないうちにロケットは雲に入り、50秒後くらいだったか、一瞬、雲の間から姿を現して、また隠れました。
JAXA-ZZ

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種子島よりH-IIA 9号機 打ち上げ成功!!

ライターの坪田敦史です。

15時27分、予定通りH-IIA 9号機、種子島から打ち上げられました。
(打ち上げ前のトラブルは何も報告されませんでした。幸運です!)

そして28分後、MTSAT-2分離、成功しました。
現在プレスセンターも拍手喝采で盛り上がっています。私もあまりの完璧さに舞い上がっています。
これから記者会見です。

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14:20 第3回Go/NoGo判断の結果がGOとなりました。
14:27 X-60分ターミナルカウントダウンを開始いたしました。
15:08 風観測データに基づく、プログラム・レート再設定作業が完了しました。
15:12 最終Go/NoGo判断の結果がGOとなりました。
-   X-270秒の自動カウントダウンシーケンスが開始しました。
15:27 H-IIAロケット9号機は、運輸多目的衛星新2号(MTSAT-2)を搭載し、種子島宇宙
センターから打ち上げられました。
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打ち上げの様子(速報!!)
JAXA_Z1
JAXA_Z2

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種子島 速報! H-IIAロケット打ち上げへ

ライターの坪田敦史です。

打ち上げジャスト30分前です(現在14:55)。
いよいよカウントダウンが本格化しました。
驚くほど順調に準備が進んでいます。

携帯メールに逐一、準備状況が送られてきます。

2:30 機体移動開始
3:01 機体が射点に到着しました。
3:30 現在、移動発射台(ML)と射点設備の結合作業を実施中です。(順次、接続装置の
漏洩点検も実施中。)
4:43 接続装置の漏洩点検を完了しました。
6:00 現在、全系準備状況を最終確認中です。
6:00 ターミナルカウントダウン作業を開始しました。
6:28 第2回Go/NoGo判断の結果がGOとなり、射点周辺400m立入禁止が決定されました。
6:33 1、2段推進系地上設備予冷作業を開始しました。
7:24 2段推進系タンクの充填作業を開始しました。
7:41 1段推進系タンクの充填作業を開始しました。
7:43 射点周辺3000mの総員退避を完了しました。
8:30 姿勢制御系スリュウ・テスト(その1)を開始しました。
8:35 2段液体酸素(LOX)100%充填完了しました。
8:38 2段液体水素(LH2)100%充填完了しました。
8:42 運輸多目的衛星新2号(MTSAT-2)の電源がオンになりました。
8:44 姿勢制御系スリュウ・テスト(その1)を終了しました。
9:27 1段液体水素(LH2)タンクの充填率が100%となり、充填完了しました。
9:40 1段液体酸素(LOX)タンクの充填率が100%となり、充填完了しました。
9:44 電波系統点検作業を開始しました。
10:51 電波系統点検作業は完了いたしました。
12:50 現在、推進系の補充填を実施中です。
13:37 姿勢制御系スリュウ・テスト(その2)を開始しました。
13:53 姿勢制御系スリュウ・テスト(その2)を終了しました。

↓現在の射点の様子です。
 天気は曇天ですが、打ち上げに影響ある気象条件ではありません。
JAXA_X1 

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種子島から速報!H-IIAロケット準備状況

ライターの坪田敦史です。

先ほど2:30amから30分掛けて、VAB(大型ロケット組立棟)からLP1(第1射点)までロケットが移動されました。

深夜にプレスツアーが行われました。昼間はあんなに暖かかったのに、今は風が強く、ものすごく寒いです。寒暖の差が激しすぎます。でも天気は良く星空が綺麗。
こんな夜中に取材やってたら、寝る時間がない・・・。

現時点でも、打ち上げ準備は順調とのこと。
本日15時27分。本当に打ち上げるでしょうか?
(上がれば日曜は種子島で遊んで帰れるのですが・・・笑)

↓同じプレスセンターにいらっしゃる松浦さんのブログ
http://smatsu.air-nifty.com/

(↓)写真は上から
   ・VABから出たH-IIA 9号機
   ・発射塔(第1射点)まで移動した機体
   ・総合指令棟(RCC)の内部。各モニターは準備万端で、これからクルーが入って慌しくなる
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JAXA_a2
JAXA_a3

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2006/02/17

種子島より(H-IIA 9号機カウントダウン)

ライターの坪田敦史です。

種子島宇宙センターのプレスセンターにいます。航空雑誌の記者は私だけのようです。

先ほどY-0ブリーフィング(打ち上げ前の記者会見)が行われました。
明日15時27分~16時44分の間に予定されているH-IIAロケット9号機の打ち上げは、現時点では変更なしです。今回は、航空衛星/気象衛星のMTSAT2が搭載されています。

今日の種子島はちょっと風が強いけど、天気が良くて海も綺麗でした。射場にロケットが移動するのは深夜です。まだ発射台しか望むことはできませんが、明日も晴れると願って。

(↓)写真は上から、
  ・今日の射場の様子
  ・先ほどの記者会見
  ・プレスセンターのカウントダウンボード
  ・宇宙科学技術館。
JAXA_A
JAXA_B
JAXA_D
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2006/02/08

『ロシアン・エアライナーへの誘い』

ライターの坪田敦史です。
月刊「エアライン」(イカロス出版刊)で『ロシアンエアライナーへの誘い』と題した連載を書いています。先日(1月末)発売になった3月号で、この連載が11回目となり、次号でちょうど1年を迎えます。

すでに主要な機種は取り上げてしまったので、連載のネタは、だんだん尽きてきましたが(^^;)、もう少し続く予定。ちなみに次号はIL-18(知らないかもしれないけど旧式の4発ターボプロップ機で、まだ飛んでます!)を紹介します。

今までに取り上げた機種をリストアップしておきます。

第1回(2005年5月号) Tu-204&Tu-214
細々と新天地で活躍するロシア自慢のハイテク機
--------------------------------------------
第2回(2005年6月号) Tu-154
まだまだ頑張る!ロシアのベストセラー旅客機
--------------------------------------------
第3回(2005年7月号) An-24
日本で見られる国際線ターボプロップ機
--------------------------------------------
第4回(2005年8月号) Yak-40
富山空港の名物といえばコレ
--------------------------------------------
第5回(2005年9月号) IL-62
ソ連栄光のロングレンジ・ジェット
--------------------------------------------
第6回(2005年10月号) IL-86
ソ連初のワイドボディ・ジェット機
--------------------------------------------
第7回(2005年11月号)IL-96
ロシアの長距離ワイドボディ。ハイテクジェットの先駆け
--------------------------------------------
第8回(2005年12月号)Yak-42
マイペースで跳び続けるロシアン・トライジェット
--------------------------------------------
第9回(2005年1月号) Tu-134
旧ソ連を代表する傑作機、リアエンジン式ツインジェット
--------------------------------------------
第10回(2006年2月号)
大成功を収めた旧ソ連のクラシックフレイター IL-76
--------------------------------------------
第11回(2006年3月号)
ウクライナが生んだ世界最大級の輸送機 An-124

この連載のコンセプトは次の通り(^_^;)。第1回目のリードから引用
*******************************************************
潜在的なロシア機ファンは、予想以上に多いと確信している。筆者がロシア機の話題をふると、「実は俺も好き!」っていう人がかなりいるからだ。しかし、なぜか「ロシア機大好き自慢」はタブーな雰囲気がある。いわゆるゲテモノなので、ロシア機の話をしようものなら「あんた変わった趣味ね」と返される可能性もあり、堂々と切り出せないのである。
そんな貴男(貴女)のために、月刊『エアライン』では、ロシア機を毎月一機種紹介していくという前例のない連載を立ち上げることにした。ロシア機の世界へ誘うのは、一番好きな飛行機がIL-76という変わり者の航空ライター坪田である。
世界の空港からロシア機がどんどん減っている今だからこそ、最後までロシア機を追い続けたいという意志が強くなってきた。第一回目は、新潟空港に乗り入れているTu-214を取り上げることにして、同時にTu-204シリーズの概要をまとめておきたい。

↓これは第5回(2005年9月号) のページ
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2006/02/04

月刊エアライン3月号の取材記事

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航空雑誌記者の坪田敦史です。
1/30に『月刊エアライン3月号』(イカロス出版刊)が発売され、今、本屋に並んでいます。

12月に、このブログで書いた「ウラジオストク行ってきました!」のレポートが掲載されています。ぜひご覧下さい。

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ウラジオストク航空の最新鋭機Tu-204-300で飛ぶ
厳寒の地、冬のシベリアへ
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

本誌65ページから5ページに渡るカラーレポートになっています。
ウラジオストク空港で撮影した機体やYak-40の搭乗レポートも含まれています。

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2006/01/30

東京の雪化粧

SNOWKANTO

先週は東京も、積もるほどの雪が降りました。
関東の雪化粧を空から撮影。早朝、日の出直後。

写真は千葉県上空です。手前に見えるのが海上自衛隊の下総航空基地。奥には印旛沼、成田空港、一番奥は太平洋、うっすらと銚子岬が見えています。

真っ白になった関東平野は、見慣れないのでちょっと異様な感じでした。
(今日の暖かさで、あっという間に溶けたんでしょうか??)

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2006/01/25

小松基地に行ってきました(取材)

KOMATSU1
(↑)離陸する小松救難隊のUH-60J救難ヘリ

ライターの坪田敦史です。先週、航空自衛隊・小松基地に取材で行ってきました。

冬の北陸は、天気が不安定です。案の定、晴れ間は少なかったですが、2日間に及ぶ取材は無事終了。近日の寒波で取材活動も心配されましたが、小松は意外にも雪がほとんど積もっていません。でも海風が吹きつけ、雪はパラ付き、フィールドでの撮影は、めちゃめちゃ寒かった!

小松基地には、F-15戦闘機とT-4練習機、それにUH-60J、U-125A救難機が配備されています。撮影のシチュエーション(被写体の姿と撮影場所)は、ある程度、作り出すことができます。「やらせ」なんていう悪口は言わないでくださいね。いい写真は、カメラマンが作り出すものなんです。でも、被写体は飛行機なので、シーンを作ってもらうのは、そう簡単ではありません。

撮影秘話は、機会があったらまた詳しく紹介したいものですが、例えば、機体ごとにタキシングしてくる場所を確認したり、離陸のパターンをあらかじめ打ち合わせしたり。これらは無理のない範囲で行われますが、パイロットの方々と専門用語を使ってきちんと話ができるだけの知識と経験が必要です。

この記事は、月刊『Jウイング5月号』(3/20発売)に掲載されます。まだだいぶ後ですね・・・。忘れた頃になるかもしれませんが、お楽しみに♪
本が出版される前にあまり写真を公表するわけにはいきませんが(^^;)、今回は初公開の写真もたくさんありますので、乞うご期待。

(↓)エプロンでエンジンスタートするT-4練習機。ローアングルファインダーを使用して撮影。
KOMATSU2
(↓)滑走路を離陸するF-15戦闘機。超望遠で撮影。
KOMATSU3

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2006/01/21

大空戦 (新刊紹介)

WPP1
航空ライターの坪田敦史です。
先月出版された本ですが、紹介しておきます。

『大空戦(ワールドムック582)』
ワールドフォトプレス発行(\1,800)

航空自衛隊は創設以来、実戦を経験したことがありませんが、過去に2回“空中戦”まがい?の出来事に遭遇しています。

〔航空自衛隊初の実弾警告射撃〕
1987年、沖縄本土でソ連機による領空侵犯事件が発生。F-4戦闘機が“敵機”に警告射撃を実施。しかし、このソ連電子偵察機には、まんまと逃げられる。

〔F-15がF-15を“撃墜”した日〕
もう一つは1995年、2機で飛行訓練中だったF-15戦闘機が、日本海上空で僚機を誤って撃墜してしまった。幸いパイロットは脱出して無事だったが、この時、実弾のミサイルを搭載していたため、操作ミスにより誤射が発生。

私は、この2つの事件について解説しています。

このムックは、第二次大戦から湾岸戦争までの空中戦をイラストを使って解説した内容で、それぞれのテーマを、著名なライターの方が書いておられます。なかなか読み応えあり。

WPPサイトより http://www.monomaga.net/wpp/shop/
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男たちの空中戦が誌面に蘇る!
バトル・オブ・ブリテン、日本本土防空戦、ベトナム戦争航空戦、フォークランド紛争、湾岸戦争など代表的な11の空中戦の攻防を機動図、戦闘機の機体などの豊富なイラストと詳細な図解、航空専門家や故ロック岩崎氏の解説で解明する。

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2006/01/11

SH-60Jヘリコプター空撮

TATE1

航空ジャーナリストの坪田敦史です。

取材で海上自衛隊の館山航空基地に行ってきました。千葉県の南端です。
館山は「遠い」というイメージを持ってましたが、最近、有料道路ができたおかげで内房の狭い国道を通らなくて済み、行くのがだいぶ楽になりました。アクアラインもなかった頃は、私の住んでいる多摩地区から車で5時間くらい掛かりましたが、いまは2時間半です!

私にとって新年2回目のフライト。
SH-60Jヘリコプターの編隊を空撮するため、S-61A輸送ヘリに搭乗することができました。
上空で機体横のカーゴドアをガバっと開けて、体に命綱(モンキーバンドと呼ぶ)を付けて撮影します。転落する心配はなく、別に怖くもないのですが、上空ではものすごい冷たい風が機内に入ってくるので、寒い! 今回はデジタルで撮りましたが、以前はそんな中で、いちいち手袋を外してフィルムを交換しなければいけなかった。

こうした撮影は、いろいろなシチュエーションを考慮しながらトライしないといけないので、決して簡単ではありません。

今回、編隊(撮影される側)は90ノットの速度で飛びましたが、旧式のS-61Aは、パワーに余裕がないのでカーゴドアを開けると90ノットでクルージングすることが極めて難しく、なかなか編隊に追いつけないのです。そういう状況下で、うまく撮影するためにはどういう方法があるか、事前にパイロット達と打ち合わせをします。

このレポートは1月21日発売の月刊Jウイング(イカロス出版)に掲載します。

(↓)かなり逆光の条件での撮影。海面は輝いて良い感じだが、失敗作。雑誌では使わないカットなので、ここに掲載。
TATE2

(↓)撮影機として搭乗したS-61A。黒い機体なので「カラス」と呼ぶ(笑)。実はこの機体、南極観測船に乗せて現地で物資輸送を行うためのヘリ。旧式だけど、機内で人が立って歩けるほど大きなヘリ。
TATE3

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2006/01/08

THE PILOT ザ・パイロット2006(新刊)

P001
先月、発行された雑誌です。
『THE PILOT 2006』
イカロス出版から年刊で出している本で、私が書いている記事のテーマは、軍用機パイロットの部分全般です。

・航空自衛隊パイロットの世界
・海上自衛隊パイロットの世界
・自衛隊パイロットがデビューするまで
・自衛隊パイロットの魅力

 パイロットは、今でも人気の職業。最近は学歴や職歴にあまり関係なく、航空会社のパイロットになれるチャンスが増えました。当然、私も10代の頃は、パイロットになろうと考えたことはありますが、私の時代は、視力の条件が厳しく、職業パイロットの世界は諦めるしかありませんでした。今は裸眼視力条件がほとんど撤廃されているので、これから進路を考える若い人たちは本当にいいなあ。

 また、私は自衛隊の取材を長年続けてきたので、自衛隊パイロットの世界もよく知っています。操縦する機種やジャンルにはこだわらず、全般について紹介しています。

 パイロットに憧れを持つ人だけでなく、読んで楽しめる雑誌だと思います。ぜひご覧下され。

(イカロス出版サイトより http://www.ikaros.co.jp/)---内容---
「大空はあなたを待っている!」 夢を実現したパイロットの生の声を収録! ■パイロットの世界 パイロットのかっこいい仕事を追跡 ■パイロット訓練最前線  ■自社養成・航空大学校・有資格者・東海大学 エアラインパイロット採用大研究 ■パイロットになるには 採用担当者インタビュー&受験ガイド ●インタビュー エアラインパイロット/使用事業パイロット/ヘリコプターパイロット訓練生 ほか。
P002

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2006/01/06

飛行始め(ヘリコプター)

HIKOU3

ライターの坪田です。
昨日は陸上自衛隊のヘリコプター(UH-1H)に乗せてもらいました。毎年恒例、新年の「飛行始め」イベントです。
立川駐屯地(東京都)から湘南の海岸線まで南下して、それから横須賀→横浜のあたりをぐるっと回って戻りました。約1時間のフライトです。

さて、私にとってもこれが「飛び始め」だけど、私はパイロットでもないのに、今年は何回飛行機に乗るんだろう?去年は定期便(旅客機)や軽飛行機、グライダー、ヘリ、軍用機など合わせて80フライトくらいだっと思います。

↓我が街?(長年、多摩地区を拠点にする私には・・)
多摩川沿いに飛びます。立川飛行場にアプローチする際には「多摩ポイント」と呼ばれる地点を通過して、進入していきます。眼下に見える街は、私がいつもショッピングしている聖蹟桜ヶ丘です。(クリックすると大きな画像見られます)
HIKOU1
↓着陸のため立川飛行場に進入。
HIKOU2

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2006/01/03

「雪国」と「雪国じゃない国」の境界(空撮)

Image50000

機窓マニアの坪田です(笑)

「雪国」と「雪国じゃない国」の境界。日本では、だいたい東北地方だということは分かりますよね。もちろん先日の大降雪もありましたし、本州の内陸の山間部や北陸地方は、今はほとんどが雪景色かもしれませんが。

大晦日の北日本は非常に視程がよく、飛行機に乗ったら、その境界がくっきりと分かりました。これは面白いものです。東北新幹線や上越新幹線なんかに乗っていると、トンネルを抜けたら「雪国」みたいな感じが多いので、境界を地上で視覚的に感じることは少ないかと思います。

上の写真は千歳→羽田へ向かう機体の左側の窓から、太平洋側の地域を撮影したものです(写真右が関東方面)。離陸してから太平洋を渡って東北北部はずっと雪景色が綺麗でしたが、どこで雪景色が途切れるか、カメラを手にしてずっと見ていたというわけです。

現在の「雪国」の境界は、仙台空港の少し南で、相馬市(福島県)の付近です。写真では太平洋岸の名所、松川浦の形がはっきりと見えますが、そこはちょうど雪がありません。

↓氷結したウトナイ湖(北海道・苫小牧)。凍ってない部分の水辺に、白鳥の群れがいるのが見えました。
Image501
↓八戸市街と、下に見えるのは海上自衛隊の八戸航空基地
Image502
↓内陸の山間部に位置する花巻空港
Image503
↓仙台空港。あれ?仙台は滑走路が2本のはずなんだけど・・・。どうやら短いほうのランウェイは除雪してなくて、クローズのようです。38000フィート上空から撮ったとは思えない鮮明な偵察写真!かなり空気が澄んでたんでしょうね。トリミングして、シャープネスを掛けていますが。
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2005/12/27

ホワイトイルミネーション(試し撮り)

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↑Canon EOS 20D 1/40 F5.0 ISO800 22.0mm

今開催されている、大通公園(札幌)のホワイトイルミネーションです。

新しいレンズ(10-22mm超広角ズーム)を買ったので、試し撮り。また、クロスフィルターなるものも買ってみました。
これはスノークロス用で、光の点があると、それに反射して6本のフレアーを作り出すものです。キラっ!と、美しい輝きに。

今度、飛行機を正面から撮るとき、ランディングライトやタキシーライトの輝きを狙おうと思っています。

来年からは、仕事で撮る写真の大部分を、ポジからデジタルへシフトするつもりです。レンズや記録メディアなど、デジ用周辺機材をもっと買い揃えないといけないですが。お金掛かるわ・・・。

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2005/12/22

ウラジオストク行ってきました!

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ライターの坪田敦史です。

極東ロシア、ウラジオストクに行ってきました。
寒かった!-14度くらい。

北海道でも-10度以下を体感することは滅多にないので、やはりピリっとした突き刺さるような寒さを久々に感じました。以前、冬のハバロフスクに行ったときは-25度あったけど、それに比べれば、シベリアの中では極寒というほどじゃないようです(^^;)。

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ウラジオストクは極東の軍事拠点だったため、冷戦時代は「閉鎖都市」で外国人は立ち入れませんでした。今はすっかり開放され、新潟などから定期便が就航しています。金角湾には、以前ほどの多くの軍艦は見ませんでした(期待してたが、ちょっと拍子抜け・・・)。結構あちこちで工事をやっているので、退役したものなどは整理されつつあるんだろうと思います。ちょっと前は、壊れた原子力潜水艦がそのまま放置されているなど・・・でニュースになってたけど。

経済状態は以前より良いのか、街では建物が新しくなっていたり、発展的な光景が多く見られました。ただし、新しいものを作るにしても、結局ロシア流!で、西側の(世界の?)常識を取り入れていない部分も多く、かなり妙です。私の泊まったホテルは、開業したばかりで小綺麗で、セキュリティシステムもちゃんとしているようでしたが、なぜかエレベーターがありませんでした?? そしてフロントには人がいないことも多く・・・。

VLADIO5
街は車が増えて、慢性的な渋滞。走ってる車は、日本の中古車ばかりです。右側通行なのに、ほとんどの車が右ハンドルで運転してるという異様な状況になってます。
しかしながら、日本海を渡ったすぐの場所に、こうしたヨーロッパの街並みがあるなんて、とても不思議。

腑に落ちないところをあげればキリがないけど、そんなミステリアスなロシア。結構好きですね。

--写真--
(上)ウラジオストク駅に入ったシベリア鉄道。
(文中上)プラットホームにあるシベリア鉄道の終点を示すモニュメント。モスクワからの距離9288km。
(文中下)金角湾を望む展望台へ上るケーブルカー。事前情報では運航停止しているとのことだったが、どうやら改修工事を行っていたらしく駅の装いなどが綺麗になっていた。
(下1)ウラジオストク駅の前でバスやタクシーを待つ市民。寒いけど雪は少ない。
(下2)現在の金角湾の景色。港を取り囲むように街が広がる。

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2005/12/18

航空旅行ハンドブック国際線版2006

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ライターの坪田敦史です。新しい雑誌が出版されました。
年刊で出している本で、
『航空旅行ハンドブック国際線版2006』(イカロス出版)。

モノクロの記事を10ページ書いています(もう1名のライターの方との共著です)。
テーマは、

体験的・雑学的海外航空旅行コラム集
「だからヒコーキ旅行は面白い」

・魅惑のシベリアルート
・鉄道にもエアラインの便名が付いている!
・ロシア機の機内はミステリアス
・地上の景色がよく見える高翼機
・フライトログを楽しむ
・ちょっと変わった運航方式、三角運航
・空港のデッキを探せ

などです。

そう、このモノローグで書いたネタも含まれているんです。飛行機の旅が好きな方は、ぜひご覧下さい。

実はこうしたネタは、沢山ため込んであるのです。誌面では思いついたことを全部書くスペースはないですけど。

私はライターなので、旅行中にも、記事にできそうなネタを、ふと見つけることや、思いつくことがあります。そうしたときは、すぐにメモをしておきます。決して航空に関することだけではないのですが、特に海外へ行くと、文化や習慣の違いから、さまざまな発見をすることが多く、記事のネタ探しが面白いです。
また、いつか記事を書くときのために、コンパクトデジカメをすぐ出せる状態で持ち歩いています。今回、誌面で使った写真は、ほとんどが一眼レフではなく、コンパクトで撮ったものです。

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2005/11/29

宵の明星 (久しぶりの天体写真)

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ライターの坪田敦史です。

夕方、金星が綺麗な今日この頃。

実は子供の頃から天体写真に強い興味を持っていました。
昔は「天文ガイド」「星の手帖」「月刊天文」「SKY WATCHER」といった天文雑誌の愛読者でした。最近はめっきり読んでいませんが(一部は廃刊に・・・)、たまに本屋でページをめくると、望遠鏡関係の機材や天体写真のデジタル化に目をみはるものがあります。

でも私は正直、天文観測を挫折したクチです。なぜなら、一番星が綺麗な冬の夜空はとにかく寒い!! 防寒をしての真夜中の観測は、とても気力が出ません(^^;)。そして、もう一つの理由は、やはり時間がないことです。
満天の空が拝める快晴の夜というのはそんなにないし、真夜中に観測活動をしてしまうと翌日の体調管理が・・・(^^;)。学生の頃はできましたが、仕事を始めてからは、すっかりご無沙汰ですね。皆そんなもんなのかも・・・。とにかく時間と気力が必要な趣味だと思います。雑誌投稿などで活躍している熱心な天文ファンにはホント感心。

写真は先日、道東で撮影した宵の明星。時刻は17時頃です。カメラ手持ち!で撮る。体をしっかり車に固定して連写、でもほとんどブレてなかったのはこの1枚だけ。ISO1600相当。露出1/3秒です。
西の空には金星。そして東の空には火星。
火星のほうはさすがに撮影は無理でしたが(三脚持っていれば!)、肉眼でも赤いのがはっきりと分かりますよね。この日は、天の川まで見えるほどの好天でした。やっぱ北海道の空はいい!(暗くていい!という意味です)

*天文ネタに関係して、毎日ニュースを見守っていました。
 祝!「はやぶさ」、小惑星イトカワへの軟着陸!

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2005/11/21

飛行機雲 - contrail

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フリーライターの坪田敦史です。
澄み切った青空がよく見られるこの季節。どうも空ばかり見て歩くクセがあるようです。

日が落ちるのが早く、空が赤くなる時間帯が長いこの季節は、眩しいくらいの飛行機雲ができるときがあります。薄暗い空の中で、水蒸気の航跡にめいいっぱい光が反射する。

車を運転中、こうしたシーンに出くわしたら、すかさず車を止めます。路上で望遠レンズを空に向けてると「あいつ何を撮ってるんだ?」という視線を周りから浴びるので、ちょっと恥ずかしいけど。でも、夕暮れは狙い目です。

写真は3点とも、別々の飛行機雲。北海道・釧路湿原で撮影。

望遠だと機種まではっきりわかります(上の写真はB747です!)。巡航中の機体と思われるので、高度は1万メートルくらいでしょう。
広角レンズで周囲の背景を上手に取り込もうとするも、フレーミングがなかなか難しい・・・。下の写真は太陽がうまく雲に隠れてくれて、夕暮れの雰囲気が出た!
一番下の写真は、隕石が落下していった感じ(地表に吸い込まれていった感じ)を表現してみました。このとき近くの雑木林まで駆け込みました(笑)。

ところで、contrail という単語は、もともと condensation trail を短縮した造語なんです。また、vapor trail という言い方もありますが、意味は同じ。

CONTRAIL2

CONTRAIL3

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2005/11/12

魅惑のシベリアルート

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空の旅。狭い機内での長時間飛行はあまり好きじゃないのですが、唯一の楽しみは機窓です。一番好きなルートは、やっぱり「シベリアルート」。
ロシア上空を飛行しているというだけで、わくわくします。冷戦真っ直中には実現しなかったルートですし、景色は実に神秘的です。

「下界にはどんな人達が住んでるんだろう?」
ときどき街が見えることもあるけど、一面に雄大な原野と無数の大河。不思議な大地だ・・・。
帰国便の夜間飛行は、さらに面白い。昼間では何もないと思ってた場所に、ところどころ僅かな明かりが見える。あれは集落なのだろうか。どんなところなのか、地上から行って確認してみたいと思うけど、現実には難しいでしょうね。ロシアの山奥となると。
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日本とヨーロッパを往復する定期便では、だいたいシベリア上空でサンシェードを閉めて、おやすみタイムになってしまうんですよね。私はときどきコソコソと開けては、グレイトな景色が広がっていないか確認し、撮影します。地上観測(対ロシア偵察活動ともいう^^;)は、限りなく雲海が広がっていたら諦めて寝ますが、場所によって雲が途切れていないが、気になって仕方ありません。

季節にもよるのかもしれませんが、シベリア上空は結構、雲が多いです。まったく雲がなく地平線まで見える瞬間は、今まであまりなかったです。

写真は、スイス国際航空のエアバスA340で、成田→チューリヒのフライト。燃料沢山積んでるので高度は31,500フィート。そう、ロシア上空ではメートル法の高度で飛ぶので、フィート表示では数字が半端なのです。

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2005/10/30

サン=テグジュペリ

SAINT

昔の飛行機ネタはあまり守備範囲としない私ですが、断片的な関心事はいくつかあります。その一つがアントワー・ド・サン=テグジュペリが辿った生涯。
作家として様々な作品を残したことは有名ですが、パイロットしてどういう人生を歩んだかは、それほど知られていません。『夜間飛行』を読んで分かるように、せいぜいフランスで郵便機を運航していたことくらい?

最後は飛行機で生涯を終えるわけですが、2000年に彼の乗ったF-5B偵察機の残骸がようやくマルセイユの地中海沖で発見されました。どこで亡くなったかについては色々な論争があったものの、現在は物的証拠が出たため、そこで墜ちたということに結論付けられたようです。
SANTEG2
またドイツ軍機に撃墜されたという説は現在では否定されており、引き上げられた残骸には攻撃された形跡がなかったそうです。事故だったのか、何なのか。墜落原因については謎が残りますが、生涯をこうした「謎」で終えたことも、興味をかき立てられますね。

意外と日本には彼のパイロット人生を詳しく扱った書物は非常に少ないようです。海外のものはたくさんあり、暇なときにインターネットなどで調べています。

ただ小説『夜間飛行』は、叙情を理解するのにかなりの想像力が必要な気がします。正直なところ、私は彼の小説のファンではない・・・(^^;)。でも、私がなぜサン=テグジュペリに興味があるかというと、当時の飛行機の話といえば軍用機(大戦機)のことばかりなのに対し、当時のフランスの民間パイロットの一端をかいま見ることができるからです。
SANTEG1
もちろんは彼の生涯の多くは軍で偵察機などを操縦していましたが、彼のイメージとして、なぜか郵便機のような、のんびりした光景を連想できるのがユニーク。彼は曲技飛行やテストパイロットもやっていましたが、幾度の事故を起こしていながら最後まで飛行機乗りであり続けました。その理由は???ですが、言葉は悪いけど飛行機馬鹿だったのでは。

彼に関する記事も、機会があれば雑誌などで書いてみたいと思っています。

文中の写真は、フラン紙幣。ユーロになって消滅してしまったのが残念。このデザイン好きだったので、取ってあります。

(↑)上の写真は、箱根にある「星の王子さまミュージアム」。フランスの田舎町を想定した外観になってます。サン=テグジュペリに関する展示物がたくさんあって、かなり興味深い。先日、久しぶりの余暇にようやく行くことができました。

(↓)インターネットミュージアムにも情報があります。
http://www.lepetitprince.co.jp/contents.html

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2005/10/26

都内某所でのパーティにて

party1
こっそり報告しちゃいましょう。先日、都内某所で行われたパーティに僭越ながら参加させて頂く。

音楽関係の有名人の方々も、普段着で来られておりました。とりえあえず一人ずつコメントということになり、しゃべっているのが上の写真。
右から高木ブーさん、南こうせつさん、渡辺真知子さん、チェンミンさん、加羽沢美濃さん、世良公則さん。

下の写真は右から高嶋ちさ子さん、そしてフジTVの千野志麻アナと軽部真一アナ。みんなでゲームをやったときの司会役。あと、吉岡小鼓音さん、麻生かほ里さん、伊藤恵里さんなども来られていました。食事をしながら音楽の話ができた楽しいひとときでした。

私は出版関係者ということになるのかな。こんないい思いをさせて頂き、光栄なり。

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2005/10/23

消防・防災・レスキューの専門マガジン

jrescue11
10月10日に発売になった『Jレスキュー』(Vol.19/秋号)です。
イカロス出版より1200円。

以前こちらでもお伝えした、北海道ドクターヘリの記事が巻頭に!掲載されています。御覧ください。専門誌として実際の救急出動の現場まで追っかけたレポートはこれが初めてだと思います。

今号で私が手がけた記事は、次の3つです。
取材はすべて一人で行き、写真撮影も自分でやっています。

●〔密着ルポ〕今年4月に正式運航を開始した
  北海道ドクターヘリ、救命現場へ急げ!

●8月1日から始まった埼玉県防災航空隊の新しい任務
  防災ヘリ「あらかわ2」がドクターヘリになった

●輝け日本のファイアー・ファイター!(連載)
  札幌市消防局 消防士長

現在、書店にあると思いますので、よろしく。

消防・防災・レスキューの専門マガジン
J-RESCUE http://secure.ikaros.jp/sales/RS.html

jrescue2

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2005/10/09

『Jグランド(J-Ground)』に寄稿

jground

ライターの坪田敦史です。
イカロス出版から発行している『Jウイング』の姉妹紙です。

『Jグランド(J-Ground)』という雑誌。
http://secure.ikaros.jp/sales/GS.html

陸上ミリタリー(アーミー)の専門誌です。季刊で、最新号(Vol.9)は9月29日に発売されました。現在書店で売ってます。

私はこれまでに原稿を書く機会がなかったんですが、今回は、陸上自衛隊が新しく導入する戦闘ヘリコプター「アパッチ・ロングボウ」の記事を4ページ書いています。ご覧下さい。

AH-64Dアパッチ・ロングボウの初号機は、年末に日本に到着し、宇都宮の富士重工で試験飛行を行なってから来年3月頃、陸上自衛隊に引き渡されます。

longbow

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2005/10/01

『SKY MONOLOGUE』のアクセス解析

ライターの坪田敦史です。もう10月になってしまいました。暑い夏が終わって、秋は気持ちがいいけど。でも、時が経つのが本当に早く感じられます。

このブログは、@niftyの「ココログ」というサービスを利用して書いていますが、いくつかのアクセス解析機能を持っています。
アクセスカウンタを付けてないのは、@niftyの場合、カウンタが1つしか持てないため、それは自分のホームページのほうで使っちゃってるからです。しかし、この解析機能によって、どのくらいの人がこのブログを見に来ているかは、把握できています。

9月30日深夜の時点で、記録をまとめておこうと思います。
今年1月の開設からの累計アクセス数は、11430。
1日あたりの平均: 42.02

▼ちなみに2005年09月19日(月)~ 2005年09月25日(日) のアクセス解析
曜日 アクセス数
MON 57
TUE 35
WED 51
THR 65
FRI 48
SAT 41
SUN 51

▼2005年09月19日(月)~ 2005年09月25日(日) の検索解析(3件以上のみ)
合計数:109
順位 検索ワード 件数
1 自衛隊 9
2 戦闘機 9
3 ドクターヘリ 4
4 ノーター 3
5 写真 3
6 TGV 3

▼2005年09月26日(月)~ 2005年10月01日(土) の検索解析(3件以上のみ)
合計数:59
順位 検索ワード 件数
1 月刊エアライン 4
2 写真 4
3 戦闘機 3
4 ドクターヘリ 3
5 ヘリ 3
6 航空自衛隊 3
7 デンマーク 3
8 手稲 3

※検索解析は、googleなどで検索してこのブログに到達したアクセス者が、どのような文字列を入力したかという履歴。合計数は検索からアクセスしにきたトータル値です。自分の書いたネタから、こうしたキーワードが生まれるというのは、非常に面白い! 今週は「月刊エアライン」の発売日なので、ランキング1位になったんでしょう。

1日平均アクセス数が42というのは、全然多くないけど、妥当だと考えています。あんまりすごい人数が読んでると思うと気軽に掛けなくなるし、書くことがノルマになってしまいそう(ブログなんて仕事じゃないんだから・・・私はマイペースで続けます)。
でも1日平均42の方々が、検索から到達した初めての読者であったり、定期的にこちらに来てくれる方だったりするわけですね。

思わぬ人から「ブログ見てますよ」なんて言われると、ビックリやら、嬉しいやら。
また出版社(編集部)の人も、私の行動監視!?のため見てるようです。
そして。「坪は原稿の締め切りが遅れてるくせにブログなんか書いてるなよ」と言われるわけです(-_-)。

ともあれ、いつも読んで頂きありがとうございます。>皆様

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2005/09/23

政府専用機(月刊エアライン)

ライターの坪田敦史です。アップするのが遅れてしまいました。

以前このブログで書いた「政府専用機に乗りました」の記事。
現在、書店で発売中の月刊『エアライン』10月号(イカロス出版)に掲載されています。

「ボーイング747」の特集なのですが、特集記事の一つとして9ページに渡って掲載されています。取材したのは5月なのですが、今回の特集のためにネタを温存しておいたというわけです。

航空自衛隊のキャビンクルーの写真など、機内の詳細が載っています。必見ですよ!ぜひ御覧下さい。写真は伊藤カメラマンと私によるもの。記事はすべて私が書きました。

なお、9月30日には次号(11月号)が発売されるので、まだ見ていない方はお早めに書店へ!!

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2005/09/17

新刊著書『21世紀の米軍戦闘機』

21stbook

ライターの坪田敦史です。自分の本の宣伝です。
今月、発売になったばかりの新刊著書。

『21世紀の米軍戦闘機』

イカロス出版より1,700円。
F/A-22ラプター、F-35、F/A-18E/Fスーパーホーネットなどを中心に、現代の米軍戦闘機と戦術について解説したA5版の単行本です。

イカロス出版のサイトより)
-----------------------
米軍戦闘機の機体・兵器・戦術などの最新事情を、航空・軍事関係に詳しい著者が丁寧に解説。米軍戦闘機のことが詳しくわかる一冊 ●新世代戦闘機F/A-22とF-35 ●F/A-18スーパーホーネット ●現代米軍戦闘機のハイテク戦術  ●最新米軍戦闘機ウエポンと装備 ●空母からの戦闘機オペレーション ●空軍の戦闘機 ●海軍・海兵隊の戦闘機 ●米軍戦闘機部隊リストほか。 著者/坪田敦史
-----------------------

いま書店に並んでいると思います。または下記のネット本屋で注文してね(1500円以上の本なので送料無料で自宅に届きます!セブンイレブンでも受け取れます!)
Yahoo!ブックス (セブンアンドワイ)
紀伊国屋books
amazon.co.jp
楽天ブックス

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2005/09/10

『おとなの夏休み』最終回

9月7日の放送で、日テレの連続ドラマ『おとなの夏休み』は終了しました。

以前、これは“女の生き方”物語などと書きましたが、ドラマが終わってから改めてストーリーを思い起こすと、“ダメ夫とダメ主婦の夏物語”だったと思います(笑) そう思いませんか? 一番しっかりしていたのは、やっぱ出来杉君(=洋介君ね)でしょう。

私が台本で監修を担当した「ヒコーキマニアな洋介君」は、「精神的な部分でちょっと変な子」みたいにイメージしていたのですが、ドラマができあがってみると、「良い子すぎて変」というほど特別おかしくはなかったような・・・。主人公の夫婦のほうがあまりにもダメ人間で、「両親がしっかりしてないぶん、この子、利口だなぁ」という印象でした。

まあ、最終回はハッピーエンドで終わりましたが、放送回数を重ねていくにつれ人間関係も複雑になり、ヒヤヒヤはしましたね。とんでもない展開というのはなかったけど。

洋介君がつぶやく「飛行機フレーズ」は、初回は結構あったものの、ドラマの後半のほうではあまりなく、私の出番もほとんどありませんでした。主題が進行していく上で、特に意味を持つものではありませんでしたが、洋介君の「内気で凝り性、そして優秀」というイメージのアクセントにはなったのかもしれません。

エンドロールに一瞬だけ表示される私の名前(坪田敦史)を見たよ!って何人かの知人に言われました。ありがとうございます!!

また機会があればTVの仕事もやっていきたいと思います。

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2005/09/01

ドクターヘリで出動!

Img_1199
ライターの坪田敦史です。8月中にもう1コ、なんとか書き込みをしようと思ったけど!、いま電話が来て長話してたら9月になってしまいました・・・(^^;) あぁ、時間が経つのが本当に早いー・・・・。毎日ブログ更新してるライターさんとかいるけど、私はあり得ないですね(^^;)(^^;)
-----------------

先日までドクターヘリの取材をしていました。
札幌市の手稲渓仁会病院が中心となって運航しているヘリです。
指令があるとすぐにパイロットとメカニックが駆けつけてエンジンスタートし、続いてドクターとナースが走って乗り込み、3分で離陸します。ヘリポートは病院横の駐車場屋上にあります。50km先の現場まで約15分で到着します。

このMD902というヘリは非常に性能がよく、エンジン始動はツマミを回すだけの簡単操作。騒音も少ないし、快適です。「ノーター」と呼ばれていますが、つまりテイルローターがないヘリです。なので、エンジン始動中に人が周囲をうろうろしたとしても安全。

いわゆる「密着取材」というやつで、私もドクターと一緒にヘリに走りました。そして患者さんのいる現場に走りました。患者さんをヘリで病院に搬送することだけが目的じゃない。あくまでも「ドクターとナースの出前なんですよ」と関係者はいう。現場で医師が初期治療を行うことに意味があるわけですね。
人の命を助けるという大変な仕事を垣間見て、いろいろ考えさせられました。

レポートはこれからまとめるところですが、10月8日発売の『Jレスキュー』秋号(イカロス出版)に掲載予定です。ご覧下さい。

【上の写真】 現場まで飛行中のMD902。
【下の写真1】 現場に着陸したドクターヘリと救急車。着陸したのは某町の小学校のグランド。
【下の写真2】 現場に向かう飛行中の機内。ナースが準備を進める。
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2005/08/27

F-16に空中給油を実施する私

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ライターの坪田敦史です。8月に入って猛烈に忙しく、ブログの更新すらできなかった・・・。この週末、少し落ち着いているところです。来週からはまた取材、そして執筆。暑い8月はできるだけ札幌にいようと思ってたけど、結局、東京で仕事をしていることが多いようです。
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写真は、空中給油シミュレーターにトライする私。
日本(航空自衛隊)が来年導入する予定のKC-767空中給油機。それと同型機の機内で、F-16戦闘機に給油作業をしています。

これは訓練用のシミュレーターで、3D表示ができるヘッドマウントを装着して実施します。装着しなくてもできますが、立体感が伝わるので、ブームを受油機側に差し込むときの微妙な感覚を体感するには有効だと思いました。ボーイングのエンジニアに教わりながらやりましたが、右のスティックでブームの上下左右を操作し、左のスティックでブームの伸び縮みを調節します。画面の指示通りにやれば、それほど難しくありません。

KC-767では、空中給油機のすぐ後ろを飛行している受油機を目視することなく、このように機内にあるモニターだけで給油作業をすることになります(このシミュレーターも実際の装置とほとんど同じ)。
しかし空中給油ってのは、時速700kmくらいで編隊飛行しながら、互いにパイプを接続するわけですよ。すごい技術だ。

写真はイタリア空軍KC-767の機内で、場所はパリ。私を撮影してくれたのはYAMAさん。

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2005/08/06

ドクターヘリ、運航される

DOCTOR2
ライターの坪田敦史です。『Jレスキュー』ネタ、ということになるのかな。

ドクターヘリの運航が全国で始まっています。その名の通り、医者が搭乗するヘリで、救助現場まで駆けつけ、現場または機内で応急処置をし、患者を病院まで運ぶというものです。単に救助ヘリとか救急車のヘリバージョンということではなく、医者が必ず乗ることに意味があり、簡易治療ができる設備も機内にあるわけです。

上の写真は、札幌のドクターヘリ。札幌市の手稲駅前にある総合病院が運航を始めました。ドクターヘリは基本的に病院単位や医療組織による運航で、自治体などが出資して活動を行なっています。
広大な土地を持つ海外では古くから患者のヘリ輸送が行なわれていましたが、日本ではやっと体制が整えられてきたところです。特に北海道は広いので、ヘリを使う価値が十分ありますね。

現在、運航はかなり頻繁に行なわれています。2~3日に1回くらいは出動しているんじゃないかな。実は、私の出身校である小学校のグランド跡地がドクターヘリの発着場所に使われているので、なんか感慨深いものがあるんですよ(写真がそう)。

写真は通りすがりに偶然撮ったもの。コンパクトデジカメで離陸を撮影。
ドクターヘリについては、近いうち雑誌記事にまとめるつもりです。

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2005/07/28

スペースシャトルは安全か

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(Photo: NASA)
ライターの坪田敦史です。
スペースシャトル「ディスカバリー」の打ち上げを見守っていました。
当初5月の打ち上げ予定だったので、実はアメリカへ取材に行く準備を前からしていました。しかし、7月に延期になり、私は都合が付かず断念。

でも今回は2500人以上の報道陣が来ているそうで、プレスセンターはごった返してるとか。海外メディアは、取材も一部制限を受けているようだし、打ち上げは結局2週間近く遅れてしまったので、行かなくて良かったかと・・・。

知り合いのジャーナリストは当初7/13打ち上げ予定のため現地入りしていましたが、本人含め海外から来ていた取材陣の多くが打ち上げ前に帰ってしまったそうです。無理もありません。ずっとフロリダに滞在していられるだけの時間と資金に余裕のある記者はそういないでしょう。
とはいえ、シャトルの打ち上げ遅延は珍しいことじゃないので、取材に行くなら、フロリダ観光も兼ねて(!?)、余裕のあるときに行きたいものです。老朽化したシャトルの打ち上げは、今後そう多くはないだろうから、一度は見ておかないと!

さて、事故後のリトライということで、安全面でやはり心配ですよね。

ただ私が論ずるなら、「心配には及ばないよ」と言うことができます。その一方で、「いつも心配であるはずの乗り物なんだ」ということも言えるんです。このことは以前、雑誌記事に書きました。

心配ないと言えるのは、前回のコロンビアの事故は、かなり軽微な損傷が拡大して起きた偶然が重なった事故だったからです。今回メディアは、耐熱タイルや断熱材にばかり注目していますが、同じような原因で再び事故が起きる確率は少ないのです。対策もこの2年間で十分施したでしょうから、おそらく今回は安全に帰還できることでしょう。

しかし、今回の打ち上げは、まだ通算114回目です。そのうちチャレンジャーとコロンビアの2回が大事故を起こしました。約50回に1回は事故を起こす乗り物だということを素直に受け止めれば、シャトルは、はっきり言って安全な乗り物ではありません。この事実をみんな忘れているんです。宇宙開発は、まだまだ危険が伴う「冒険」なんですよ。

スペースシャトルは基本設計がだいぶ古いので、今後そう長く運用し続けるべきではないでしょう。いろいろな安全対策を施したとしても、まだ見抜かれていない不完全要素がどこかにあるはずで、それが不運によって、アクシデントを招く可能性はあります。単純に確率計算をすれば、あと50回くらい打ち上げると、また不運がやってくる?

早々にシャトルの後継機を開発すべき! 現代の技術でなら、かなりいい宇宙船が作れると思います。

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2005/07/21

デンマークのエアショー

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先月の話ですが、デンマークのエアショーに行ってきました。Karupという街にあるデンマーク軍の基地で行われました。
写真を何点か貼っておきます。このレポートは本日発売される月刊『航空ファン』9月号(文林堂)のカラーページで掲載しました。ご覧ください。

実はヨーロッパ渡航中、この日だけ天気が芳しくなく、曇天の空模様でした。ちょっと残念・・・。北欧でいまだ飛んでいるクラシック輸送機DC-3、2機が展示され(右の写真)、今回の目玉でした。
下の写真のアクロバットチームは、スペインのアギラです。あとハンガリーからやってきたミグ29戦闘機など国際色豊かでしたが、地元デンマークにはそれほど多くの航空機がないため、エアショーの規模自体はあまり大きくありません。

デンマークは今回初めて行った国なんですが、国土は狭いながら、山がなく平坦な地形ということもあり、基地はものすごく広かったです。1日だけでしたが楽しめました。
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2005/07/17

欧州 鉄道紀行

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(写真↑ TGVタリス/ブリュッセル南駅にて)
(写真→ X2000/コペンハーゲン駅にて)

 ライターの坪田敦史です。先月のヨーロッパ旅行。
 スカイモノローグに相応しくないですが(^^;)、欧州域内はずっと鉄道で移動していました。ヨーロッパの超特急は快適です。今回はじめて乗った特急はTGVタリスとX2000。

 タリスはブリュッセル→パリ、それからパリ→ケルンで乗りました。速いです!
 X2000はスウェーデンの特急で、コペンハーゲン/ストックホルムの往復で使いました。こちらは1等座席では軽食がでます。振り子電車なので、ちょっと酔いそうになりますが・・・やはり速い!です。北欧は車窓も違って、森と湖の景色がずっと続きます(コペン/ストックは5時間半掛かります)。沿線のルピナスが綺麗でした。北欧とあって、花の咲く時期も少し遅いようです。

 ヨーロッパではレンタカーを利用することが多いので、なかなか乗る機会がなかったのですが、今回は手荷物を軽装にして、時刻表片手に鉄道旅行となりました。EC、IC、ICE、ICLなどの車両も乗って、それぞれ一等座席を堪能してしまいました。

 面白かったのは、ハンブルクからコペンハーゲンへのEC。デンマークへ渡る海峡を列車ごと連絡船に乗せてしまうのです。私はてっきり車内に缶詰にされるのかと思っていたら、船の中で自由に遊べるんですね(ただし電車のドアが開放されっぱなしなので、部外者が入ってくる可能性があり荷物が心配です)。しかも免税店がある。1時間くらいだったけど、船旅を体験できて良かったです!

 全般的にはドイツの鉄道が車内も綺麗で一番いいんじゃないかと思います。

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【写真→上から】
・森と湖の景色がずっと続く。スウェーデンに来たんだ!と実感。
・X2000の一等車内。快適!
・ドイツからデンマークへ。トラックなどと一緒にフェリーに積まれる車両。
・この顔、愛嬌あるね。デンマークの特急。連結しやすいようにラバーなんだって。

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2005/07/14

『おとなの夏休み』 第2話

日テレのドラマ 『おとなの夏休み』
第2話が昨夜放映されました。

最初のほうで、8歳の洋介がつぶやく台詞---
「伊丹空港にジャンボが着陸できるの、来年の三月までなんだよ」

ちょっとマニアックすぎますかね・・・・。
台詞そのものは脚本家のオリジナルで、私が作ったわけではありません。あくまでも監修です。

でも、こうした飛行機に関する台詞は、毎回でてくるわけではないので、私の出番はそれほどないです。
あくまでも~海の家の物語~ですからぁ・・・(笑)

下の画像はエンドロールに出てくる私の名前。

航空用語監修 坪田敦史

0.5秒くらいしか映らないので、ここに記録として残しておこうかと(笑)

CAP

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2005/07/03

TVドラマ 『おとなの夏休み』

ライターの坪田敦史です。いまTVドラマの仕事をしています。

『おとなの夏休み』

日テレで7/6(水)夜10時~、放送開始です。
主役は寺島しのぶさん他。

私がお手伝いしている部分は、飛行機関連です。ドラマの主題は“女の生き方”物語なんですが、寺島しのぶさんは主婦役で、その息子が飛行機好きという設定。

2ヶ月程度の連続ドラマのようで、収録はまだ行なわれています。
詳しくは、ぜひ第1回の放映を見て下さいネ。私も楽しみです。

番組HP
http://www.ntv.co.jp/otonatsu/

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2005/06/28

ヨーロッパ紀行

1 ライターの坪田敦史です。時差ボケはだいぶ治ってきたけど、連日の東京の蒸し暑さに体が上手に機能していません・・・。ヨーロッパに戻りたい!
 旅報告です。ベルギーはジャンパーが必要なほど寒かったのに、スウェーデンとデンマークは暑くてみんな裸で日光浴していました。ずっと天気に恵まれたのが良かったです。仕事のことは別として、観光っぽいことも(^^;)たくさん経験してきたので、国ごとに短く書いてみます。

〔オランダ〕 アムステルダム市内からちょっと足を伸ばして、風車を見に行った。でもオランダはちょっと変な国ですね。街を歩いていると異常だと思う光景に頻繁に出くわします。

〔ベルギー〕 宿泊せず日中だけの滞在。アムスからパリへの移動時にブリュッセルで途中下車。この街の楽器博物館は、展示品の数、内容ともにすごいボリュームです。ブリュッセルでは面白いことに路面電車が一部地下を走っています。

〔フランス〕 パリエアショーのため滞在。仕事。航空評論家の青木謙知さん、航空カメラマンの伊藤久巳さんと3人で、取材のあとパリ市内の中華料理店に入った。そこで食った北京ダックが最高に美味だった。「こんなに上手い北京ダック食ったことがない!」と全員一致で(←パリで食うかよ??)、

〔ドイツ〕 ハンブルクに滞在。一度行ってみたかった街。中央駅からすぐの湖が綺麗でした。1泊しかできなかたのが惜しい。

〔スウェーデン〕 ストックホルム。こちらも行ってみたいとずっと思っていた街だったので、湖に囲まれた美しい景色に感動しました。点在する宮殿がゴージャス。

〔デンマーク〕 コペンハーゲンで人魚姫の像を見る(別に見て面白いもんじゃないけど定番コース)。出来たばかりという無人運転の地下鉄は綺麗でした。北部のオーフスにも滞在。軍の基地でエアショーがあったので行ってきました。ただデンマークの物価はめちゃくちゃ高いので、必要以上に長居できないですね・・・。レストランに入っちゃうと3000円以下では食べられない!ファストフードでも1000円以上掛かる。
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【写真解説】
上から
1.オランダ名物の風車
2.本場!ベルギーワッフル!
3.ハンブルク、アルスター湖の夕暮れ
4.ストックホルムのドロットニングホルム宮殿。国王一家が住んでます
5.デンマーク北部、オーフスの町並み

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2005/06/24

パリ・エアショー

フリーライターの坪田敦史です。2週間近くのヨーロッパ紀行から帰ってきました。
駆け足でしたが、オランダ、ベルギー、フランス、ドイツ、スウェーデン、デンマークと6カ国回ってきました。

まず、パリ・エアショーの報告です。
日本でもニュースになっていたようですね。今年の目玉は「エアバスA380」です。一般初公開です。とにかく、でかい!太い! 垂直尾翼が異様に高い。
デモフライトもやってくれました。エポックメイキングな機体だけに、その初公開の現場に居合わせることができたのは、非常に意味があると思っています。これほど大きな話題を呼ぶ旅客機は、今後しばらくは現れないでしょう。パリも、この話題で熱気に包まれていました。

とりあえず速報、コンパクト・デジカメで撮ったもの。
写真は地上展示されたA380。展示飛行のため離陸ポジションに付くA380。一番下はプレスセンターの様子。メディアも大賑わいでした。
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2005/06/03

政府専用機に乗りました

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フリーライターの坪田敦史です。先日、政府専用機に乗る機会がありました。

ご存じ、航空自衛隊が運航するB-747です。首相などの外遊に使用される特別仕様の航空機です。通常は千歳基地に2機が配備されており、必要に応じて羽田空港に回航し、要人を乗せて飛んでいきます。

飛行中の機内が一番興味深いのですが、セキュリティの関係もありますので、今はまだ写真を掲載できません。ご了承のほど。

【下の写真】
(1) 津軽海峡上空の政府専用機
(2) 機内の会議室区画
(3) 「安全のしおり」
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2005/05/31

『Jウイング』&『エアライン』7月号

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ライターの坪田敦史です。いま発売されている月刊『Jウイング』&『エアライン』7月号。自分が書いた記事の紹介です。

月刊『Jウイング』では、巻頭(緊急!)特集としてロック岩崎の記事が掲載されています。記事を読んだ方から「今回のj-Wingの記事には込み上げてくるものがありました。」というメールを頂きました。悲しい事故ではありましたが、こうした感想は非常に嬉しいです。ありがとうございます!

▼前防衛庁長官 石破茂氏の特別インタビュー記事。ご本人の新刊著書の発売を記念して、いろいろなお話を伺いました。先日ここでもレポートした通り、インタビューしてる私の姿(顔出し)も載ってます!

▼連載「それゆけ女性自衛官/陸自のUH-1Jパイロット&メカニック」
▼連載「フィーバー/全国飛来機投稿情報ページ」

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月刊『エアライン』では、先日レポートしたようにセントレアの航空管制の記事を書いています。また、H-IIAロケットで打ち上げられたMTSATのコントロールセンター「神戸航空衛星センター」にも取材に行ってきました。

▼連載「ロシアン・エアライナーへの誘い/アントノフAn-24
▼連載「基礎から学ぶ航空管制教室/管制官になろう」

以上です。ぜひ御覧ください! 本屋で見たら、必ずレジに持って行くように!(笑)

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2005/05/27

滝川スカイパーク

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ライターの坪田敦史です。北海道の滝川にある滑空場に行ってきました。この「滝川スカイパーク」は石狩川の河川敷に設けられたグライダー練習場です。知人が操縦する曳航機(ロバン)に乗せてもらってフライトを楽しみました。
【上の写真】
(1) 滑空場に着陸進入するロバン。フランス製の軽飛行機です。草地に着陸することもあります。
【下の写真2枚】
(2) 滝川市街上空を高度2000フィートで飛行。滑空場は市街地にありますが、ちょっと上空に行くと広大な北海道の景色を堪能できます。
(3) 滑空場を離陸直後のシーン。引っ張られているグライダーが分かりますか? ロバンは後方視界が良く曳航に適しています。スティックタイプの操縦桿で、スロットルはコクピットの左端にあります。

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2005/05/21

セントレア行ってきました(航空管制 編)

フリーライターの坪田敦史です。セントレア行ってきました。航空管制の取材です。
セントレア開港後、名古屋周辺を飛ぶ航空機は、すべてここでコントロールされることになりました。管制関係の設備も、最新のものが導入されています。記事は月刊『エアライン』7月号(5月30日発売)に掲載します。

↓写真上から
(1)セントレアの管制塔。バックの景色は海上です。滑走路と反対側を向くと、対岸の常滑はすぐ近くに見えます。
(2)レーダールーム。岐阜基地、名古屋空港、セントレアの3つの飛行場を使用する航空機をレーダーで監視しています。
(3)レーダーモニター。フルカラー液晶表示です。国内でもっとも最新の装置です。

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2005/05/07

「Jウイング6月号」&「Jレスキュー春号」

ライターの坪田敦史です。自分の雑誌記事の紹介です。だいぶ宣伝が遅くなってしまいました(^^;)

現在発売されている『Jウイング』6月号(イカロス出版)には、「日本の戦闘機を究める」と題した大型特集が掲載されています。全22ページで、すべて私が執筆しました。パイロット、コクピット、エンジン、アビオニクスといったテーマごとに、戦闘機のことをわかりやすく書いています。
また、注目してもらいたい記事は特集の最後の3ページで、30年前にアメリカで空中給油を体験した空自パイロットの秘話「F-X選定と評価飛行中の突然の空中給油」です。訓練も何もせずにブッツケ本番で空中給油をやったそうな。空自主力戦闘機にF-15が採用された理由も含め、なかなか興味深い話ですよ。

また、同じく4月に発売になった『Jレスキュー』春号(イカロス出版)には、「宮崎県防災救急航空隊」の記事が載っています。写真もすべて私の撮影です。少し前にこのモノローグで宮崎に取材に行ってきたことを書きましたね。それです。
両誌とも、まだ本屋にあると思いますので、ぜひご覧下さい。
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2005/05/04

ロック岩崎 永遠に

rock01フリーライターの坪田敦史です。前回の書き込みからだいぶ時間があいてしまいました。ものすごくハードな日々を過ごしていました。仕事を含め色々なことがありました。

そう、4月21日、アクロバット飛行のパイロット、ロック岩崎氏が但馬空港で訓練中に墜落し、亡くなったんです。昼に電話で速報が入り、本当に驚きました。誰よりも操縦が上手いパイロットでしたからね。

翌日には私も但馬に駆けつけ、事故現場も壊れた機体も見てきました。取材ではありません。ロックとは個人的にも親しい付き合いでしたので、最期を迎えた現場、そして顔を見て別れたかったのです。
4月23日には但馬空港ターミナルビルで「お別れ会」をしました。私が以前、取材で撮影したロックの写真を棺の前に置くことになりました。まさか遺影になるとは思ってもいませんでしたが、写真の画像データを東京からすぐにメールで送ってもらい、現地でカラー印刷をするなど、準備に追われました。
告別式は27日に水戸で行われ、こちらには全国から大勢の人が集まりました。

私がちょっと驚いたのは、ファンの多くはロックの操縦ミスを認めたがらない人が多かったことです。でもよく考えてみて下さい。アクロはリスキーな飛行です。命をかけてやるからこそスリリングで、観客を魅了するんです。そしてロックも人間です。ロボットではありません。どんな有能な人間もミスをすることがあるし、人間がやるから、ショーは楽しいんです。
もし機体の整備不良か何かでロックが亡くなったら、それこそいろんな方面で責任が追及されることになり、事はもっと深刻です。悲しい出来事ですが、事故そのものは感情に左右されることなく、前向きにとらえたいと思います。

ロックは、自分の愛機ピッツとともに、自分が慣れ親しんだ飛行場で、周りに大きな迷惑を掛けることなく散っていきました。本望だったかもしれませんね。滑走路脇の芝生に落ちましたが、滑走路を壊すこともなく、定期便の発着には影響を及ぼしませんでした。そして事故がエアショーの会場ではなくて本当に良かった。「大空への夢!」を口にしていたロックです。観客にその夢を壊すような、嫌な思いをさせることもありませんでした。
事故原因については触れませんが、慣れた技をやるのに失敗をやらかすロックではありません。もしかしたら、新しいことをやっていたのかもしれませんね。

一方で、「ロックでもミスったか!」 航空関係の仲間達からは逆にそんな言葉が多かったです。誰もが最高の操縦技術を持つことを認めた上での発言です。彼がミスったことは、パイロット達の安全意識をより高め、またライバル達の闘志を燃やすはずです。遺志を継ぐ人もきっといるでしょう。いろんな意見があるかもしれませんが、機体異常で墜落死するよりか、はるかに本望。私はロックと人間同士!の付き合いをし、親しい仲だったからこそ、そう考えていいと思っています。涙目で拍手喝采です!
----------ロックの志は永遠に不滅です。
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↑↓すべて坪田敦史 撮影
【一番上の空撮写真】但馬空港から離陸し訓練中のロック。2002年撮影。バックは日本海。
【上の写真】但馬空港を発進するロック。2004年撮影。
【下5枚の写真】4枚は告別式の様子。ロックの遺品が飾られ、想い出の写真展も。花壇にはピッツの翼が大空に向かって。最後の1枚は、但馬での「お別れ会」で使ったロックの写真。
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2005/04/15

石破茂 議員と対談

前 防衛庁長官の石破茂 衆議院議員と対談をしました。
石破氏は、飛行機、鉄道、船が大好きという、ちょっとマニアックな方なんです。長官時代もそれがメディアでよく話題になっていましたね。今回、同じマニアックな私めと、じっくり話をする機会を頂き、光栄です。好きな飛行機の話などで盛り上がりました。
http://www.ishiba.com/

もちろん、防衛政策に関することなども、意見交換しました。考え方は私と非常によく似ていると思いました。例えば、石破氏、熱く語る。
「F-2戦闘機はカッコいい。好きですねー」
「しかし、個人的に好きという気持ちと、日本(国防)にとってそれが本当に必要なものなのかどうかをきちんと考えることは、全く別です」
趣味と仕事は両立しないということです。私も記事を書く立場ですから、その区別は、いつもつけています。

あ、これ、私の仕事風景・・・。普段は写真に撮られることがないので、ちょっと貴重かも(笑)
ishiba

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2005/04/07

月刊エアライン5月号

AIRLINE
フリーライターの坪田敦史です。
現在発売中の月刊『エアライン』5月号(イカロス出版)に掲載されている自分の記事を紹介します。今月号から新しく連載を2本、はじめました。

『ロシアン・エアライナーへの誘い』
毎月、旧ソ連の航空機を1機種紹介していくページです。ボーイングでもエアバスでもない、ゲテモノ航空機と言っていいですが、旧ソ連機の潜在的なファンは多いと確信しています(^^;)。私は、根っからのロシア機ファンであります。第1回はツポレフTu-204/214。次号はTu-154の予定です。

『基礎から学ぶ航空管制教室』
航空管制について、小ネタを毎月1ページでわかりやすく掲載していきます。こちらもよろしくお願いします。今月のテーマは「管制圏」。次号のテーマは?何にしよう(^^;)これから決めます。

あと、今月はもう1本。
『H-IIAロケット打ち上げ成功!次世代の航空管制を担うMTSAT軌道導入へ』という原稿も書いています。H-IIAの成功は本当に良かった! 航空管制と宇宙開発関係は、私の専門分野です。来月はスペースシャトルのリベンジですね。こちらも成功を祈る。

さて、今月は仕事でセントレアにも行く予定です。

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2005/03/26

航空自衛隊のF-15戦闘機

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フリーライターの坪田敦史です。3月下旬だというのに、北海道は荒れ模様です(激しく吹雪いてます!)。

ちょっと前に撮影したものなのですが、千歳基地に着陸した航空自衛隊のF-15戦闘機。上の写真は、このときだけ晴れて日が当たり、綺麗に撮れました。
下の写真は吹雪の中撮影。エンジンの空気取り入れ口(エアインテイク)を良く見てください。左右アンバランスですネ。F-15は、エンジン出力に応じて、口の大きさが可変する構造になっています。

アイドル状態では、エンジンのインテイクが下がるのが普通です。左は下がっていますが、右(写真の方向では左側)エンジンは上がっています。これは右エンジンだけカット(停止)している状態です。
雪国のオペレーションでは、地面が滑りやすい場合、このようにアイドル推力をさらに落としてタキシングすることがあります。もちろんエンジン1基でも、タキシングはできます。着陸後、滑走路にタッチダウンした瞬間に右エンジンを切るパイロットも多いようです。(Nikon D70で撮影)

3月も終わりに近づき、これで冬ネタも終わりかな。春ネタを考えなくっちゃ。
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2005/03/21

自衛隊名機シリーズ(5) 出版

t4bookフリーライターの坪田敦史です。このほど新しいムックが出版になりました。

自衛隊名機シリーズ(5)『航空自衛隊T-4/C-1/E-767』(イカロス出版/1,143円)です。F-2、F-15、F-4、T-2/F-1と続いた、シリーズの5作目。まだ決定したわけではないのですが、これでシリーズは完結となる予定です。

今回はT-4/C-1/E-767というタイトルがついていますが、ようは「航空自衛隊の戦闘機以外のすべての機種を網羅している」という意味です。練習機の代表としてT-4、輸送機の代表としてC-1、その他の航空機の代表としてE-767を掲げて詳しく掲載していますが、そのほかの救難機やヘリコプターについても、ちゃんと載っています。

この本の企画、構成、執筆(一部を除く)は、すべて私が担当しました。航空自衛隊機ファンに満足して頂ける内容になっているか不安ですが、まずは書店で見て下さいませ。3/22発売です。

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2005/03/16

宮崎で取材

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 フリーライターの坪田です。宮崎に行ってきました。ここは空港に降り立つと、ヤシの木があって、南国の雰囲気です。でも、全然暖かくないっ!! やっぱまだ冬ですね・・・
 スカイネットアジア航空に初めて乗りました。機材はB737ですが、機内はちょっと古い感じです。そんなに快適とは言えなかったけど、安かったのでよし。

 目的は、先月発足したばかりの「宮崎県防災救急航空隊」の取材です。ヘリコプターはベル412EP、1機で、県内の消防隊員が選別されて航空隊を編成しています。まだ活動を開始したばかりということで、救助の実績はなく、一生懸命訓練に励んでいました。宮崎県は防災ヘリの運用経験がまったくないので、まだ試行錯誤のようです。

 実際にヘリを使った訓練も見せて頂き、久しぶりにヘリのダウンウォッシュを浴びてきました。快感です!! でも、体ごと吹き飛ばされそうになり、地面に転がりましたが(^^;)
 下の写真は、ホバリングのほぼ真下に入って撮ったものです。こういう取材は、事前にパイロットと綿密に打ち合わせをしてあり、ヘリの進入方向やカメラマンが撮ったら逃げる方向などを決めてあります。取材は安全第一です。
 写真はコンパクトデジカメで撮ったもの(取材メインカメラはポジで撮ってますので)。シャッタースピードを変えられないので、右上の写真はヘリのローターが静止してしまって、飛んでる感じがしないですね。
 記事は、次号の「Jレスキュー」に掲載します。
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2005/02/25

ドキュメント新潟県中越地震-10・27奇跡の救出 

N-007フリーライターの坪田敦史です。このたび新しい本が出版されました。
タイトルは『ドキュメント新潟県中越地震-10・27奇跡の救出』(イカロス出版/1,600円/B6版ハードカバー)です。
著者名は「Jレスキュー編集部 編著」となっていますが、緊急出版ということで、私と、もう2人のスタッフが消防署を取材して回って、3人で書きました。

昨年10月の中越地震では、「ハイパーレスキュー隊」が活躍して、マスメディアで大きな話題になりました。この本は、彼らを中心とした消防関係者の証言録です。ハードカバーの単行本です。今週末くらいには、一斉に書店に並ぶと思いますので、ぜひ手に取って見て下さい。

(以下/イカロス出版の宣伝を引用)
◎消防・防災・レスキューの専門マガジン「Jレスキュー」特別編集---助ける人びとの真実◎
 そのとき、ハイパーレスキューの巻田隊長が気づいた。「今、何か聞こえなかったか?」彼らは上空を飛び交うすべてのヘリに後方待機を要請した。突如静まりかえった崩落現場にただならぬ緊張が走る。全員が神経を研ぎ澄まし、岩と岩の間に耳をそばだてる。そして数秒後、全員が優太ちゃんの声を聞いた。誰もが絶望的だと思っていた災害現場で起きた奇跡の救出。それを可能にしたのは、各分野のプロたちの連携だった。 ~本文より~ 本書は、ハイパーレスキューをはじめ、救出の現場に立ち会ったさまざまな専門分野のプロたちの証言を収録。現場から語られる迫真のドキュメント集。

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2005/02/19

富士山レーダードーム館

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 フリーライターの坪田です。

 山中湖の近くに「富士山レーダードーム館」というのがあります。
「プロジェクトX」の第一回目の放送が、富士山レーダーの建設をテーマにした内容でした。その富士山頂の気象レーダーは1999年に幕を閉じ、こうした記念館が作られ、公開されています。レーダー関係は、私の専門だし、興味津々です。

 プロジェクトXを見た方も多いと思いますが、レーダー建設時に活躍したヘリコプター・パイロットの仕業が、一つのドラマとして語り継がれています。1963年当時、3776mの富士山頂まで楽々飛べるヘリというのは、日本にはなかったのです。高々度は空気密度が薄いため、エンジンのパワーがでなくなるわけです。現在のヘリは性能もいいですが、当時はできるだけ機体の重量を減らし、エンジンパワーに余裕を出そうと、とことんチャレンジした名物パイロットがいたというお話。
専門的な話になりますが、高々度でのヘリのホバリング(空中静止)は、パワーに余裕がないと簡単にできるものではないんです。
(*ドーム館でもプロジェクトXを再編集して放映していたが、その語りが田口トモロヲではなく、久保純子だった・・・なぜ????)

上の写真は、そのドーム館(館内は撮影禁止)。ちょっと前なのですが、山中湖周辺は雪がいっぱいでした。
下の写真は愛車と山中湖。そして富士山が綺麗だったあ! 実はノーマルタイヤですが、RVの4駆は、圧雪した道路ならゆっくり走れば怖くなかったです。10年前のRAV4まだ乗ってんのか?って言われそう・・・(笑)
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2005/02/09

機窓から、雪国の境界を確認

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フリーライターの坪田です。
千歳から羽田へ、いつものごとく飛行機で移動。右の写真は青森県上空です。AIR DOのB767。座席は2G。

厳冬のこの時期。日本の場合、東北以北が「雪国」ですよね。
では、現在の「雪国」と「そうでない国(!?)」の境界線はどこか。興味のあるところで、ずっと下界を眺めていました。

地上からはなかなか分かりにくいですが、上空から見るとすぐに分かります。下の写真は、先週土曜日(2/5)の撮影ですが、その境界はだいたい福島県でした。

東京に向かって飛び、機内の右側の窓から景色を拝んでいるため、写真左手が関東側(雪なし)、右手が東北側(雪化粧)です。

これからは徐々に暖かくなっていくので、その境界は北に移動していくと思います。3月に入ると、青森県でも、すっかり雪がないところがありますからね。

以上、スカイモノローグに相応しいネタでした。
kyokai

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2005/02/04

YS-11雪像作り

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札幌では、来週月曜(2/7)から「雪まつり」が始まります。

北海道の飛行機仲間たちが、いま、その雪まつり会場となる大通り公園で、せっせと雪像作りに励んでいます。雪像は、一昨年、北海道の空から引退した、YS-11旅客機です。

上の写真は、本日の撮影。雪像、製作途上の様子です。もうだいぶ形になってますね。機首の形がまだのようですが、明日完成するそうです。プロペラもちゃんと付くとのこと。

私はすぐ東京に戻ってしまうので、雪まつりは見られないのですが、製作中のシーンだけでも今日拝見できて良かったです。
頑張ってください!>YS同窓会・雪像チーム(!?)

雪像は、雪まつりで大公開されます。大通り公園10丁目会場です!

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2005/01/30

Jレスキューに記事を掲載

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現在発売中の『Jレスキュー』vol16冬号(イカロス出版)に記事を掲載しています。

特集『日本の消防力2005』の中で、一番最後の記事(P.49)なんですが、「どうなっている?日本の災害時の無線通信網」。サブタイトルは「山古志村は通信途絶で孤立した」、です。

私は、これまでも無線通信関係の記事を多く書いてきており、この手の話は、専門分野なんです。
新潟中越地震では、無線通信設備のダウンによって、孤立した地域が外部と連絡を取ることができず、初動の救援活動に影響がでました。災害発生時の連絡手段として、どんなものがあるのか、詳しく解説しています。専門的なので、ちょっと難しいかもしれませんが、興味のある方は一読くださいませ。

あとP.131には『災害時の通信手段として有効なアマチュア無線』という記事も書いています。

ちなみに『Jレスキュー』(季刊)は、消防・防災関係の専門誌です。消防関係の方々がたくさん読んでおられます。全国の書店の雑誌売り場に置いてあります。

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2005/01/26

Jウイング3月号に記事を掲載

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フリーライターの坪田です。

現在発売中の月刊「Jウイング」3月号(イカロス出版)にいくつかの記事を掲載しています。

『輸送機のスケジュールオペレーション』(特集)
 旧スカイモノローグでも報告したC-1輸送機の同乗ルポです。10月下旬に行われた取材で、1日で5レグを飛行。写真もすべて私の撮影です。

『それゆけ!女性自衛官』
航空自衛隊・千歳救難隊の女性パイロットを紹介。写真、文ともに私の記事です。

『空自機のポテンシャルを検証』(特集)
 これは、航空自衛隊が保有している航空機について解説しています。F-15やF-2を大きく取り上げています。

『関東上空を陸自ヘリ編隊が初飛行』(ニュース記事)
 これは先日、ここで報告した陸上自衛隊・立川駐屯地の初飛行の写真です。UH-1Jヘリから撮りました。ページの都合があって、写真2枚しか掲載していないのですが。

『フィーバー』(連載)
 いつもの連載。全国で撮影された航空機を掲載。読者の投稿写真で構成するページです。今月号には、アントノフAn-12なんていう珍しい機体が成田に飛来したショットも載っています。

書店でご御覧くださいね。

Image112

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2005/01/20

エアバスA380ロールアウト

A380
フリーライターの坪田です。

昨日、エアバスA380がフランスのツールーズでロールアウトしました。まさしく「世界最大の旅客機」。オール2階建ての旅客機です。

今回はお披露目だけですが、初飛行は3月に予定されています。今年6月に行われるパリ・エアショーでは、一般の前でデビューするようです。
今回のロールアウト・セレモニーは非常に興味があったのですが、それだけのためにフランスに行く余裕もなく、昨日は現地からの報道を見ていました。日本のTVニュースでも結構取り上げられていましたね。

600人近くの客が乗れるということで、客室乗務員の方にとっては、憂鬱なようですが・・・。空港の設備改修も、現在、世界で着々と行われています。
2006年から順次就航予定ということで、楽しみです。
6月のパリでは、実機を見てきたいと思います。
(Photo:AIRBUS)

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2005/01/12

願いごと (飛行安全)

takahata

フリーライターの坪田です。

年明け早々ですが、国内で航空機の事故が2件ありました。
1件目は知り合いの知り合いが惨事に。
2件目は一昨日、ヘリが海上に墜落しました。そのヘリの運航者に知り合いがいるので一報を聞いて驚きましたが、そのとき本人は搭乗しておらず、ほっ・・・と。同僚の方々も、全員救助され無事とのことで、不幸中の幸い。

なんとなーく、不吉な予感がしたので、今日改めて、地上から(!)、飛行安全祈願に行って参りました。
写真は、東京都日野市の高幡不動尊。西東京では結構有名な寺で、今日もまだ初詣客で賑わっていました。五重塔があります。あまり見たことなかったですが、お寺にもちゃんとwebサイトがあるんですね(↓)。
http://www.takahatafudoson.or.jp/

全国に、航空関係の知り合い、仲間、友人がたくさんいるので、「みんなが安全でいられますように」。
もちろん、飛行安全祈願だけでなく、自分の願い事etc...
しかし・・・、こんなところで暴露していいのかわかりませんが、おみくじは「小吉」でした。ちょっと、ショボーン・・・ですね。あまりいいこと書いてなかった・・・。

もう一つ。インド洋の津波災害。
昨日のニュースで、民間の支援が日本はアメリカに比べてだいぶ少ない・・・というような内容を聞き、私も義援金を。こちらは、少し大枚(といっても、さほどではありませんが)を日赤に送金しました。
これも何というか、少しでも人助けをすることで、自分が海外に行ったときに、「危ないめにあいませんように」「何かあったら、誰かに助けてもらえますように」と、そんな祈願の気持ちがあってのことです。

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2005/01/06

新春 ヘリで初飛行

flight4

フリーライターの坪田です。

今日は、2005年の「初飛び」でした。取材です。
立川駐屯地(東京)で陸上自衛隊のUH-1Jヘリコプターに乗りました。
立川→相模原→平塚→江ノ島→横須賀→横浜→立川の上空を通過し、神奈川県のほうをぐるっと回ってきました。約1時間くらいのフライトです。高度は800~2000フィート、速度は85ノットといったところです。

昨日までは晴天が続いていた関東でしたが、今日は曇ってしまいました。ちょっと残念です。本当はもっと景色が綺麗なのですが。
上の写真は、江ノ島です。写真右のほうの山の上にあるのが江島神社奥津宮。この上空で今年の飛行安全祈願をしました。お賽銭を投下することはできませんが、ちゃんと初詣です。

下の写真は湘南の海岸線付近を高度800フィートで飛行中のシーンです。

レポートは、月刊「Jウイング」3月号に掲載します。

flight1

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2005/01/03

ブログに無事、移転しました(^_^)

先ほどの最初の書き込みは、旧スカイモノローグのほうに昨日書いたものです。試験的に同じ内容をアップしてみました。

ブログは始めてなので、使い方を習得するのに手間取っております。
もう少しデザインにも凝ってみたいのですが、今あまり時間がないので、徐々にやっていきたいと思います。プロフィールのほうも、追々、更新していくつもりです。
それにしても、@nifyのココログはすごい! 設置してから、1時間の間に40もアクセスがあった。ココログに「公開」を設定した以外には、まだどこにも知らせてないのに!? タイトルだけ見て、クリックしてくれた人なんでしょうね(ありがとうございますっ!!)

今後、より多くの人に読んでもらえるんじゃないかと期待しています。
なお、これまでリードオンリーの掲示板でしたが、ここではコメントやトラックバックも受け付けることにしました。
これからもよろしくお願いします。

なお、私を誰だか知らない人も、たぶん読むことになると思うのでお知らせしておきますが(^^;)。
私は、雑誌や書籍などで、航空関係を中心とした記事を書いている、フリーライターです。
よろしければ、↓の「旧 スカイモノローグ」も、見て下さいねっ!

『(旧)スカイモノローグ』
http://8418.teacup.com/tsubotch/bbs

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謹賀新年2005

フリーライターの坪田です。

あっという間に時が過ぎ、もう2005年になってしまいました。

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

31日の関東は雪が積もりました。
車で出かける必要があったのですが、積雪で走るべきか断念するべきか相当迷いました。結局、車を出しましたが、今考えれば、夏タイヤで雪道を走るなんてかなり無謀だったような。ところどころ、交差点なんかで車がコケてたし・・・。北海道では雪道は慣れているけど、夏タイヤで走ることは考えたこともないです。あー、こわ。

新年を迎えたのは、↓の写真です。
横浜みなとみらいホールでジルベスタコンサートがありました。写真は終演後。
カウントダウンで「2004」から「2005」に変わりました。
このコンサートは、昨年ドイツでお世話になった飯森氏が指揮されました。ほかにも豪華な顔ぶれの音楽家が演奏されて、盛大でした。音楽の話をしたら止まらないので、詳しいことは省略しますネ。

2005

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