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更新:10月16日
山形県立米沢工業高校(米沢市)と県立置賜農業高校(川西町)は共同で有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)光源を使った野菜工場の研究に乗り出す。工業と農業という互いの強みを生かし、地元・米沢生まれの先端技術を活用して新たな地場産業の育成につなげる狙いがある。 15日、教諭や生徒からなる「有機EL野菜研究会」を設立。米沢工業高が実験装置を作り、11月をメドに置賜農業高で栽培実験を始める。 実験では培養室内と屋外、有機EL光源と蛍光灯など条件を変えて栽培結果を比較する。両校はIT(情報技術)を活用して栽培データを共有し、有機ELの有効性の検証や栽培に適した植物の特定などを探る。 実験装置は高さ150センチ、幅70センチ、奥行き40センチ程度を想定。ハツカダイコン、小松菜、チンゲンサイの3種を栽培する。2010年2月をメドに栽培・収穫した野菜を検証・評価し、10年度の実験につなげる。