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中国版アイビーリーグ「C9」が発足

 米国の名門大学で構成される「アイビーリーグ」と並ぶ中国版の大学連合「C9」が結成された。米アイビーリーグは東部にある私立大学8校なのに対し、中国では名門大学9校が相互協力、学生交流、単位の相互認定、研究・人材育成などを通じ、世界の一流大学入りを目指すことを宣言した。

 中国紙・新民晩報(電子版)によると、C9を構成する各校は12日、「一流大学人材養成協力・交流協議書」を結んだという。参加したのは、北京大、清華大、浙江大、ハルビン工大、復旦大、上海交通大、南京大、中国科技大、西安交通大の9校。各校は合意に従い、学生が他校の講義を受講し取得した成績、単位を相互認定する。また、大学院生も9校が学科別に組織する「協力研究班」で6カ月以上研究を行えば、成績と単位が認められる。

 C9を構成する各校は、優秀な教授陣、教育資料をオンラインで共有し、教材編さん、若手教授陣の育成、遠距離教育プログラムの開発、博士論文のインターネット共同審議制の導入、専門実習活動などを共同で推進する計画だ。また、米アイビーリーグやオーストラリアの「G8」など、海外の名門校連合組織とも協力、交流を強化する。

 新民晩報は、今回のC9発足について、「211工程」(21世紀に備え大学107校を集中支援する政府計画)の開始から15年、「985工程」(1988年に江沢民前国家主席が提唱した世界的名門大学の育成計画)の開始から11年、9校による最初の接触から7年で実を結んだ重要な成果だとし、「中国の大学が世界の一流大学と本格的に競争する足場が整った」と評価した。

香港=李恒洙(イ・ハンス)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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