石川のニュース 【10月16日03時40分更新】

「おまん小豆」特産化へ 源平おにぎりを試作 津幡のグループ

今年の「おまん小豆」の出来栄えを確認するメンバー=津幡町加賀爪
 古代小豆「おまん小豆」による町おこしを目指す津幡町内の有志でつくるグループが1 7日、特産化に向けた研修会を同町上藤又で開く。グループの呼び掛けで今年は新たな生 産者も加わり、商品開発や販売方法を話し合う。源平合戦にちなんだ紅白の「源平おにぎ り」を試作し、町の特産品作りを探る。

 町おこしに取り組んでいるのは「倶利伽羅・おまん小豆の会」。これまで同会の中多弘 さん=北横根=、平良雄さん=加賀爪=、寺西国子さん=庄=らがそれぞれの畑や休耕田 で育てたり、種を配って栽培法を指導したりしてきた。

 今年は倶利伽羅地区の上藤又に休耕田を持つ生産者が栽培に協力し、収穫量も増えたこ とから収穫祭を兼ねて商品化を検討する研修会を同所で開くことにした。

 町が木曽義仲や巴御前を主人公に想定するNHK大河ドラマ誘致運動を進めているのに 合わせ、同会ではおまん小豆の紅と、季節の食材の中から今回は山栗を入れた白の紅白の 「源平おにぎり」を商品化の一案として検討している。

 研修会では、このおにぎりを試食する予定で、特産品作りの具体化に向け、生産者と同 会メンバーで意見を出し合う。


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