岡山放送局

2009年10月18日 12時28分更新

備前焼まつり にぎわう


岡山県を代表する伝統工芸品、備前焼の窯元が一堂に集まって作品を展示即売する「備前焼まつり」が17日から備前市で始まっています。

備前焼はうわぐすりを使わず薪の炎で焼き上げるのが特徴で、土の素朴な風合いを感じられる作品は、「土と炎の芸術」とも呼ばれ、多くの陶芸ファンを魅了しています。

祭りが開かれているJR赤穂線の伊部駅周辺では200を超える作家や窯元が店舗の軒先や特設のテントを設けて作品を並べています。

展示即売される備前焼の数はおよそ40万点にものぼり、コーヒーカップや湯のみといった手ごろな値段の食器から壷や芸術作品のようなものまでふだんの価格よりも安く販売されています。

17日は関西や四国地方などからも大勢の人が訪れていて、香川県から来たという女性は、「一輪挿しを買いました。備前焼は渋い雰囲気がとてもいいですね」と話していました。

備前焼まつりは18日も開かれます。