実践 DTM・楽曲制作 基本編 5
それでは、少し実践に近い形での説明もしていきます。
かなり以前に、刑事さんの「その美しき山々に・・・」のために、 ≪あるコード≫を作ったのですが、こんな感じのものです。
今度は「コレを主旋律にしてしまいます」
この方法だと、もちろんスケール・調ともに「その美しき山々に・・・」と同じになります。 つまり「key=G スケール=ドリアン・モード」です。 既存曲を持っている人にとっては、これほど簡単な作曲法はないでしょうねぇ。
・・・すでに「使い易いコード・コード進行」なども大体決まってきます。
まぁ、その前にショートバージョン程度の主旋律を完成させてしまいましょう。
まず、このコードを前半と後半に分けます。
その間にオリジナルの流れを挟む事によって、単なる「使い回し」ではなくなってくるからです。
また「伴奏」は「伴奏」です。主旋律化する際には、主旋律の流れらしい音に 書き換えてあげる必要があるので、その過程を簡略化する効果もあります。
そして、適当に自分が作りたい「続きの音」を弾きます。
スケール通りに弾けない人は≪感覚≫だけでも良いです
で、この音も+その続きも「key=G スケール=ドリアン」でしたよね?
【コレに合わせる様に命令】します。
CABASEだと「MIDI→移調」で「スケール構成音にシフト」にチェックを入れて
スケールを「現在」も「新規」も、該当のスケールで指定します。
これで、多少「弾き間違え」があったとしても、全て「スケール構成音」に自動で合わせてくれます。
構成音の範囲に調整されていながら、尚且つ音が理想に合ってないものは、 直接訂正してしまいましょう。(ピアノロールも、指定したkeyとスケールになっているはずです)
・・・つまりは、Cメジャー(白い鍵盤)しか弾けない人は、
曲のイメージをCメジャーで弾いて、その後にスケール指定すれば、 それだけで伴奏も作れます。要は「ボイシングの構成音・コードの流れ」さえしっかりしていれば、 キーボードをスラスラと間違いなく弾ける必要は全くありません。
つうかさぁ・・・記事を書きながらリアルタイムで作るのは、ぜんぜん楽じゃないけどね。
説明に必要な画像作りながら、必要な画面をキャプチャしながら、1つ1つの「公開する音」を WAV書き出し→MP3化してサーバに置きに行って・・・(−−;作曲に集中できん!!!www どう考えても、いつもの倍以上の時間が掛かっています orz
(ちなみに、作曲作業は15時25分から開始。記事を更新しながらリアルタイムで行っております。
・・・というか、いい加減にご飯食べる時間がほしい。 ※朝からずっと色々とやっております)
で、一通り「隙間」を埋めたら、今度はその作成した部分に左右ロケーターを合わせて、
「左右ロケーター間全体をコピー」→「直後に貼り付け」→「一部を変えてA’を作成」します。 (※貼り付ける前に、ロケーターを先の方まで延ばしておきましょう。 ロケーター範囲を超える貼り付けは無効orロケーターを超えた分は切り捨てられます)
その先は、完全にオリジナルで作る事になるわけですが、前後の音との感覚を認識しながら、
例え「1フレーズずつ」でも良いので、短い「オリジナル候補」の音を数多く作っていきます。 その音を繋ぎ合わせて、ある程度納得の出来る形の4小節〜8小節などが出来上がってきたら、 「標準クオンタイズ→ノートの終わりをクオンタイズ→スケール指定して、±0で移調を使う」で 完全にノートと調・スケールを整えて、少しずつ「B・B’・C・C’」を作っていきます。
(この部分は明日。
さすがに、ネット以外にもやる事がありますので)
その後、コード進行とボイシングを当て嵌めたら、そこから「パート毎に分ける→音源を当て嵌める」
という工程に入るわけですが、今回はここまで(−−; ↑この機能は「バンドルのCABASE」には 付いていません。ココから先、自力でパート分けしながら+リアルタイムで記事を書けwwwというのは、 時間掛かりすぎてしまいますし、正直言って無理です。
ですから、それはCABASE5を買ってからやりますね。
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コメント(1)
ふふふ、早速、試聴させていただきましたよ。
この調子で習作をガンガン作曲してくださいね。
次も期待しています。
ところで、望さんのブログはドコにあるのかな?
どなたかお教えください。お願いしまする。
2009/10/18(日) 午前 0:55 [ arinko ]