ワクチンのバイアルに保存料として混入されている水銀がアブナイ! と米ピッツバーグ大の発表です。 日本製新型インフルワクチンも、妊婦用”だけ”水銀抜きですとつい先日発表されたばかりですので、ヒトゴトではありません。
- 米ピッツバーグ大発表(Neurotoxicology)。
- マカク(サルの一種。以下、サルと表記)を使った動物実験。
- B型肝炎ワクチンに含まれる水銀ベースの保存料thimerosalをサルに投与したところ、食塩水を投与した対象群に比べて、脳幹部でコントロールされる反射の発達の遅延が観察された。遅延が確認されたのはRoot http://www.youtube.com/watch?v=NksbJQr5_xw Sucking http://www.youtube.com/watch?v=KIgzqRaYJsg&feature=related snout の各反射。これらの反射は生存に必須なもの。
- 米国では、1991年より、生後すぐのB型肝炎ワクチン接種が行われたが、これは、米国で自閉症の増加時期と一致する。
- この水銀保存剤は2000年に(B型肝炎ワクチンには)使用中止となったが、使用されたものはリコールされず、その後2年間流通した。また、季節性インフルワクチンや新型インフルワクチンも含めた、他のワクチンのmulti-dose(ひとつのバイアルに複数人数分入った製品)には現在も混入されている。
- 今回、米国では、妊婦と6ヶ月児に対するインフルワクチン接種を勧告しているが、これにより、母乳経由も含め、水銀暴露が増えてしまう。
- 自閉症の両親たちは、4年前から、ワクチン接種有無と健康状態の比較、水銀保存剤の全ワクチンから使用中止のロビー活動をおこなってきたが、まだ実を結んでいない。
さてさて、つい最近の国内報道と照らし合わせると、本件は、わが日本国でも無関係ではないようです。国産新型インフルエンザワクチンは、妊婦用”だけ”が水銀抜きで注射器充填で製品化、それ以外子供用含めて水銀入りで製品化というのは http://blog.goo.ne.jp/tabibito12/e/4f41c21527a7f001ed240a362698fee7 で紹介したところです。
その元ソースは9月20日付読売新聞↓
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090425-436828/news/20090920-OYT1T00048.htm
もう少し噛み砕くと、たとえば、1バイアルに10人分入った新型インフルワクチンでは、注射の都度、10回注射針を突っ込むことになります。突っ込むとき、注射器から空気をブクブクッと押し込み、その圧で注射器にワクチンを吸い込みます。つまり、バイアルの封を切って10回目に注射される時には、10回ブクブクッと空気が押し込まれたものになります。これでは、空気中の細菌が入ってしまうんじゃないか(これをコンタミと言います)と思われますが、そこはどっこい、ワクチンに水銀が入っているからダイジョウブィ!という仕組みになっています。でも、その水銀が、動物実験では、”脳幹部でコントロールされるべき神経反射の発達遅延”という悪さをしてしまうということが判明し、NeuroToxicologyの査読を通ってしまったというのが本件です。
では、インフルエンザのワクチンは水銀と共に接種しなければならないのかといえば、そうではない。あらかじめ、注射器に充填した状態で製品化すれば、上記”泡ブクブク”の必要も無く水銀混入の必要もありません。やれば出来るのです。すでにノウハウはある。
ですので、水銀入りと水銀なしの製造割合を、今回の知見を受けて、変更していただけないだろうかと国内メーカー各社にお願いする次第です。もちろん、理想は、全量を「水銀なし・注射器充填タイプ」 にしていただけると医療現場は非常に助かるのですがhttp://blog.goo.ne.jp/tabibito12/e/c8e86ff1d6f28c04367ac75db50291c6、生産ラインの都合があるのなら、最低、妊婦用に加えて、「妊娠可能年齢の医療従事者用」「妊娠可能年齢の基礎疾患者用」ぐらいはと(まあ、出産育児と関係ないオッサン用はどっちでも良いかと)。
ソースは10月3日付medicalnews↓
http://www.medicalnewstoday.com/articles/166102.php#
Groundbreaking Primate Study Links Mercury Vaccine Preservative To Brain Injury
↓読売記事コピペ
新型インフル、妊婦向けに防腐剤なしワクチン
厚生労働省は、新型インフルエンザに感染すると重症化するリスクが高い妊婦のために、胎児への影響が不明な有機水銀系の防腐剤が入っていないワクチンを供給することを決めた。
国内の妊婦をほぼカバーできる約100万人分の製造を、国内のメーカーが進めている。11月中旬ごろから、普通のワクチンと選択できるようになる見込みだ。
通常のインフルエンザワクチンは、10ミリ・リットルか1ミリ・リットルの小瓶に入っている。この小瓶から、13歳以上は1回0・5ミリ・リットル、6歳以上13歳未満は0・3ミリ・リットルなどと、年齢に応じて決められた使用量を注射器で吸い出して使う。そのため、雑菌が混入、繁殖しないよう、エチル水銀系の防腐剤などが使われている。
新しい妊婦用ワクチンは小瓶を使わず、製造段階で使い捨て注射器に1回分(0・5ミリ・リットル)を封入することによって、雑菌の混入を防ぐ仕組み。
エチル水銀は重大な健康被害はないとされているが、胎児への影響は不明。国内では従来、妊婦へのワクチン接種を極力避けてきた経緯がある。
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/dl/infu090918-04.pdf
・インフルエンザワクチンにチメロサールという添加剤が含まれているとのことですが安全ですか?チメロサールが入っていないものはないのですか?て
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/dl/infu091002-01.pdf
の10ページ
・Q&A インフルエンザワクチンに神経疾患の原因となる水銀(チメロサール)が含まれているというのは本当ですか?
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/fluQA/QAdoc04.html#q29
問題になっていますね。
これに関心のある親は、メチルサールフリーワクチンを接種してくれる医療機関に行くというんですが、
大抵の医療機関ではなかなか情報開示をしていない。
今回の新型ワクチンでも小児・小学生迄は防腐剤フリーで
お願いしたいと思います
ワクチン接種した方がインフルにかかりやすくなる
と言う、記事です。
http://www.asyura2.com/09/buta02/msg/361.html
http://transact.seesaa.net/article/113887944.html
<「MMRワクチンは自閉症の原因である」という主張は、「麻疹による死者」という生贄を伴う。その意味で、これもまた「神に生贄をささげて天国の扉を開こうとする信仰」なのかもしれない。>と、いうのはけだし名言と思います。
http://homepage3.nifty.com/afcp/B408387254/C174902512/E20080919185628/index.html
キレーション療法も研究費を打ち切られていますし。
水俣の記憶は確かですが、ワクチンの水銀が本当に悪いのか?
http://homepage3.nifty.com/afcp/B408387254/C174902512/E865085467/index.html
>保存料thimerosalをサルに投与したところ、
>食塩水を投与した対象群に比べて、
>脳幹部でコントロールされる反射の発達の
>遅延が観察された。
対照実験は水銀系保存料thimerosal無添加のB型肝炎ワクチンですべきでした。そうでないと悪影響が水銀系保存料thimerosalによるものかB型肝炎ワクチンによるものか不明です。非科学的で不完全な対照実験です。
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Medical News Today記事の英文では実験が、
http://www.medicalnewstoday.com/articles/166102.php
>Thirteen newborn rhesus macaques were given a Hepatitis B vaccine
>containing a standardized dose of thimerosal adjusted for their weight,
>four received a saline placebo, and three were not given any shots.
なので、上記の英文は日本語に翻訳すると、
「生まれたてのアカゲザル13匹にチメロサールの添加されたB型肝炎ワクチンを体重にみあった量を投与し、4匹に生理的食塩水を投与し、3匹には何も接種しなかった。」
となります。
実際、微量の固体のチメロサールのみを投与するのは困難ですし、
>Vaccinated animals experienced a significant delay in the acquisition
>of three survival reflexes compared to unvaccinated animals.
との文章が続きますので、チメロサールだけの投与ではなく、チメロサールの添加されたB型肝炎ワクチンの投与であるのがわかります。
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しかし、問題は、チメロサールの添加されたB型肝炎ワクチンで副作用が出たからといっても比較するのが生理的食塩水の投与では副作用の原因がチメロサールによるものかB型肝炎ワクチン本体によるのか、それだけでは断定できず、比較のためチメロサール無添加のB型肝炎ワクチンでの対照実験を行うべきだった事です。そういう意味で不適切な実験です。