井筒監督「無理にでも誘っておけば…」
【加藤和彦さん自殺】加藤さんが音楽を担当した映画「パッチギ」の井筒和幸監督(56)は、突然の訃報を受けて「ぼうぜんとしました」とコメント。
最後に会ったのは10日ほど前。都内の井筒監督の仕事場で新作映画の音楽の打ち合わせをした際、加藤さんは「井筒ちゃんだから言うけど、オレ、うつやねん。創作意欲がわかないんだ」と打ち明けたという。井筒監督は「“まずはのんびり療養したら”と話しましたが、責任感の強い人だから“(映画の音楽の)行政指導はするからね”と言っていた。こんな結末になるとは…」と絶句。「食事に誘ったら、“今度(自宅のある)六本木に来てよ。その時食べよ”と話す姿が寂しそうだった。無理にでも誘っておけばよかった」と悔やんだ。
≪先週末、ミシュラン一つ星店で“最後の晩餐”≫加藤さんは先週末、親しい友人たちを「是非会いたい」と誘い、生まれ故郷の京都市内の料亭で“最後の晩餐(ばんさん)”をしていた。中には10数年ぶりに再会した友人もいたという。同店は16日に発売された「ミシュランガイド京都・大阪版」で一つ星を獲得した名店で、加藤さんは年に数回訪れていた。従業員は「変わった様子はなく、悩んでいる感じもなかった」と話している。
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