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中日・落合博満監督(55)はCS第1ステージ開幕を前日に控えた16日、ナゴヤDの全体練習に姿を見せなかった。球場入りはしたものの、グラウンドに足を踏み入れることはなかった。全幅の信頼を置くナインとともに、2年ぶりの日本一まで突き進む。
最後の最後までオレ流指揮官はどこにいたのか。巨人への挑戦権をかけた決戦前日。姿を見せないまま練習終了後は、駐車場から広報の運転する車に乗り、名古屋市内の自宅に戻った。
「やることはやったということじゃないかな。みんな自分たちの仕事をするしかないのだから」と、川相内野守備走塁コーチは指揮官の思いを代弁した。井端も「みんなで一緒にお風呂に入りましたよ」と、ベンチ裏での一幕を明かした。
巨人に3連敗を喫し、V逸が決まった9月23日、落合監督は「誰をどう使うかはこれから考える。準備するのはオレたちだ」と言い切った。小笠原、中田、井上らを宮崎フェニックスリーグに送り、実戦を積ませた。さらに左ろっ骨を骨折していた藤井も招集。着々と持ち駒をそろえてきた。
ヤクルトには今季、11勝13敗と負け越した。ただ後半戦に限れば8勝4敗。苦手意識は完全に払しょくしている。「ここからが本当の戦い」と落合監督が位置づけるポストシーズン。研ぎ続けてきたキバをむく時が来た。
(2009年10月17日10時49分 スポーツ報知)
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