娼婦に学ぶ
2007-01-18 01:02:03<娼婦ベロニカ>
という映画をご存知ですか?
けっこう前の映画だと思うのですが、
ホステス時代に私はこれを何度も見て
なんともいえないパワーが沸いてきました。
数百年前のベネチアが舞台、ベロニカという女性が
貴族相手の最高級の娼婦になってゆく…
知識と教養と美貌と強さを兼ね備えた女が出来上がっていきます。
そして、、、機会があればぜひご覧ください♪
という内容のものなのですが、
昔の高級娼婦と呼ばれる人達の美に対する努力や賢さ、
そしてものすごい根性というか強さ、ですかね
ただ、身体を売るというだけで終わらない女の内側磨きが
とても必要な高級娼婦と呼ばれる人達の女道。
そんなところに学ぶものがとても多いと思いました。
勿論、映画なので内容はとても綺麗に作られていますけど。
当時、娼婦ではないですけど
男性をもてなす仕事をしていた華子にとって
そんな映画から学ぶものはとても多かった。
成功している魅力的な紳士(実際は少し疲れてるけど頑張ってるおじさんたち)
を如何に楽しませるか、もてなすか、安らがせてあげられるか、
日々サービスを駆使していた華子にとって
映画や本、そしてお姉さんたちに学ぶことが多かった。
その努力が通じてか、元々仕事が大好きだったおかげか
華子は数年間クラブでナンバーワンを維持できたんですよ。
辛い事や壁も沢山あったけど、
色んなところからパワーを貰い頑張れました。
他にも、<SAYURI>これは日本が舞台ですね。
内容はややまとまりが無いのですが
女達の台詞に心打たれるものがいくつかありました。
古い時代の高級娼婦と呼ばれる人たち。
日本の花魁もそうですが、
身体を売るだけで終わらない女道の部分に
とても興味と共感と魅力を感じます。
今の時代、貧しさ故に身体を売る、
というような環境は日本に無く高級娼婦はすっかり消え去り
お手軽な売春・買春が飛び交い、遊びも汚くなり、
感染症が大蔓延する中で
娼婦の世界に間違っても足なんて踏み入れるのは
意味の無い行為だと思いますが
映画や本の中、そして甲斐性のある男性のお妾さんを
していたお姉さんのお話などから
高級娼婦、お妾さんのお話に想像力をめぐらせるだけでも
自分の中の女のパワーが増える気がします。
どんな女の中にも娼婦性というのは存在するんだとか。
自覚するだけでも女の人生楽しくなると思いませんか?