三原観光汽船(三原市城町)が11月末での廃止を届け出ていた三原市と尾道市瀬戸田町間のフェリー航路を、新たな船会社が引き継ぐ準備を進めていることが14日、分かった。すでに中国運輸局に運航許可申請しており、12月以降も現在の1日14往復が継続される見通しになった。
新会社は三原観光汽船の支配人(65)が社長に就任して6日に設立された「須波航路サービス」。中国運輸局に一般旅客定期航路事業の許可申請をすでに提出。許可されれば、廃止届が出ている須波港(同市須波西町)と生口島の沢港(尾道市瀬戸田町)を結ぶフェリー航路を運航する。
関係者らによると、三原観光汽船は11月末までに従業員約20人を解雇し、解散手続きに入る。新会社は三原観光汽船のフェリー1隻を買い取り、新たに従業員を採用して運航を始めるという。
三原観光汽船は高速道路の大幅値下げによる利用者減で経営が悪化。5月下旬、須波港―沢港間のフェリーなどを11月末で廃止することを中国運輸局に届け出ていた。フェリー航路はほかに運航会社がなく、通勤、通学客から存続を求める声が上がっていた。
【写真説明】新会社に引き継がれる見通しになった須波―沢港間のフェリー(三原市須波西町)
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