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「あの素晴しい愛をもう一度」加藤和彦さんが自殺

2009年10月17日20時8分

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写真:加藤和彦さん加藤和彦さん

写真:「ザ・フォーク・クルセダーズ」時代の加藤和彦さんと、メンバーの北山修さん、端田宣彦さん(左から)「ザ・フォーク・クルセダーズ」時代の加藤和彦さんと、メンバーの北山修さん、端田宣彦さん(左から)

 17日午前9時25分ごろ、長野県軽井沢町にあるホテル客室の浴室で、作曲家で音楽プロデューサーの加藤和彦さん(62)=東京都港区六本木1丁目=が首をつった状態で死亡しているのを、駆けつけた軽井沢署員が見つけた。死因は窒息死で、同署は、現場の状況などから自殺とみている。

 加藤さんは16日に1人でホテルを訪れ、1泊の予定でチェックインしていた。同署によると、室内から自殺をほのめかす内容の手紙2通が封筒に入った状態で見つかった。あて名はなく、文字は印字されたものだったという。

 加藤さんは16日、知人の女性と携帯電話で話をした際、自殺をほのめかすような言葉を漏らし、その後に連絡が取れなくなった。女性は心当たりに電話をかけて行方を捜していたところ、17日朝、このホテルに同じ名前の男性が宿泊していることが分かり、ホテルが午前8時半ごろ、「宿泊客の様子を確認してほしい」と警察署に通報。知人の女性と、加藤さんの仕事仲間の男性が、身元を確認したという。

     ◇

 京都府出身。龍谷大在学中の65年に北山修(きたやまおさむ)らと「ザ・フォーク・クルセダーズ」を結成し、67年の「帰って来たヨッパライ」が280万枚を超える大ヒット。曲を題材にした映画も作られるなど社会現象を巻き起こした。

 コミカルな「ヨッパライ」に続き、鳥に思いを託し朝鮮半島の南北分断の悲劇を歌う「イムジン河」をリリースしようとしたが、レコード会社の政治的配慮で発売が見送られた。

 68年にグループ解散。その後も「あの素晴しい愛をもう一度」などがヒットし、72年に結成したロックバンド「サディスティック・ミカ・バンド」の本格的な海外ツアーは、現地で高い評価を得た。最近では、06年に木村カエラをボーカルに迎えて同バンドを再結成し、ビールのCMなどで話題を呼んだ。ジ・アルフィーの坂崎幸之助とユニット「和幸(かずこう)」も結成し、アルバム制作やコンサートなど、その活動は精力的だった。

 市川猿之助のスーパー歌舞伎の音楽や映画音楽も手がけた。吉田拓郎や竹内まりやなど多くの歌手にも曲を提供している。

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