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マル激トーク・オン・ディマンド 第443回(2009年10月03日)
シリーズ・民主党政権の課題4 子どもを生みたくなる国に変わるための処方箋
ゲスト:渥美由喜氏(東レ経営研究所ダイバーシティ&ワークライフバランス研究部長)
少子化が今日の日本が直面する最も深刻な問題の一つであることは言を俟たない。国立社会保障・人口問題研究所の見通しでは、現在の出生率がこのまま続けば、日本の人口は中位推計で2050年には9,515万人に、2100年には4,771万人にまで減少するという。
その間も高齢化が確実に進むことを考えると、現役世代の社会保障負担がどれほど重いものになるかは想像に難くない。そればかりか、天然資源に乏しい日本にとって、人的資源の減少が国力そのものの低下に直結するのも避けられないだろう。
しかし、日本とほぼ同時期に出生率の低下に見舞われた欧米諸国の多くが、子育て支援など様々な少子化対策によって出生率の回復に成功しているのに対し、日本は依然として先進国中最低水準の出生率に喘いでいる。
少子化問題に詳しい渥美由喜氏は、自民党政権下では社会保障政策が高齢者対策に著しく偏っていたため、少子化対策に十分な財源が回ってこなかったが、子どもは社会で育てるという考え方を前面に打ち出した民主党が政権についたことで、少子化対策も改善に向かうことが期待できるのではないかと語る。
民主党はかねてより「チルドレン・ファースト(子ども第一)」を謳い、子育て支援を重視してきた。マニフェストや政策集にも、子ども手当のほか、出産一時金の助成、保育サービスの充実、ワークライフバランスの実現等々、子育て子援や家族支援に関する政策メニューが多く並んでいる。
なかでも、子ども一人当たり月額2万6千円を中学卒業まで支給する「子ども手当」には、子どもを持つことの最大の不安要因であった経済的負担を軽減する上、これまでの片働き(専業主婦)世帯優遇から共働き世帯支援への明確な政策転換が感じられると、渥美氏はこれを肯定的に評価する。
しかし、民主党が子ども手当を始めとする子育て支援策を実施したとしても、日本の子育て支援はまだOECD加盟国の平均程度に過ぎない。むしろ、これまでの日本の子育て支援が、先進国としては余りに貧弱すぎたというのが実情なのだ。
経済的支援についてはある程度必要なメニューが出そろった感があるが、まだまだ日本が抱える課題は多い。特に、保育所の増設や保育サービスの充実、育児休暇の取得率やその延長にあるワークライフバランスの充実など、子育てや仕事、家庭の役割分担といった家族のあり方そのものを、市民一人ひとりがどう捉えるかに課題があると、渥美氏は指摘する。
実際、日本ではまだ公的な保育サービスが貧弱なため、共働きをしようとすると、無認可の保育所に高いお金を払って子どもを預けなければならない。また、日本はサービス残業を含めるとEU諸国と比べて年間労働時間が突出して長い上、育児休暇の取得率も男性にいたっては1パーセント台だ。制度としては欧米並みに整備された労働基準法や育児休業制度がありながら、その権利を行使できない「空気」の問題にどう対処していくかは、大きな課題として残る。いくら経済的な子育て支援を充実させても、これではワークライフバランスなど画に描いた餅になってしまう。
渥美氏と、子育て支援からワークライフバランス、そして、一見少子化とは無関係に見える婚外子差別の撤廃や選択的夫婦別姓にいたるまで、民主党の少子化対策の中身を徹底的に検証し、その課題を考えた。
- 岡田外相が記者会見の開放を決断
- 最高裁が一票の格差の是正求める
- 鳩山氏08年分も大量の修正申告
マル激トーク・オン・ディマンド 第312回(2007年03月26日)
日本が「子供を作りたくない国」であるこれだけの理由
ゲスト:渥美由喜氏(富士通総研主任研究員)
渥美 由喜あつみ なおき
(東レ経営研究所ダイバーシティ&ワークライフバランス研究部長)
この記事へのコメント
宮台さんは今回(というか、これまでも)、
夫婦別姓反対論というのは、
「特定の家族イメージ」を「家族的な機能」に優先させている。
「家族的な機能」、相互補助的な多様なありかたを認め
それを後押ししていこうよ、といっていて、
これ、非常に納得して聞いてました。
でも宮台さんの次の発言は納得できまへん。(Part2終わりのほう)
「若い人に、「結婚しないの?」と聞くのは
いま、セクハラやプライバシー侵害のようにタブー視されていて、
これはオカシイ。
なんでみんな言わないの?僕は平気でいうけどね」
宮台さんのよ〜な、人生経路や発言履歴がある人ならともかく、
普通のおっさん、おばはんが、
日常的な日本人コミニケーションの文脈でそれをいうと、
「特定の家族イメージ」の押しつけにしか聞こえない。
宮台さんがどういう経歴の人か、
ロクに知らない、今後知る興味もない若者が、ちらっとそれを聞いた場合も、
やっぱり、「特定の家族イメージのおしつけ」と受け取るだろう。
宮台さんがよく引用するように、
〈空気〉の濃厚な日本社会で
「結婚しないの?」っていうワンフレーズは、場合によっては、ほとんどパワハラ。
「特定の家族イメージ」のおしつけで、非常にうっとうしい
フォローするなら、
宮台さんとしては、「なんで結婚しないの?」と気楽に聞くことで、
〈最近の若者には、?一生自分は家族がもてず、結婚できっこない?
とネガティブに確信してるやつがいるけど、そんなことない。
家族もつって普通のことだよ〉
と、〈普通な空気〉に切り替えていきたいんだろう。
しかしその場合、
「僕は、「特定の家族イメージ」なんかではなく、
「家族的な機能」、「相互補助的な多様なありかた」が人間には大事だと思うんだけど、
そういう関係を君は醸成してる?」
とか、まわりくど〜く聞かないと無理。
たつまる |
2009年10月16日 07:02
【瑣末な小沢氏・鳩山氏の政治資金問題に関するマスコミ報道】
政治資金規正法の法令違反が事実であっても、即ち背任・背信行為であるとは言えない。
道路交通法法令違反であるからと言って、背任・背信行為とまではいえないのではないか。30KMオーバーの速度違反をしたからとて、危篤の親の下に駆けつけることまで責められる必要はない。
信号を守らねばならないとの順法精神と信号を無視して先を急ぐとする自らの決断の自由は両存して良い。
小沢問題にしろ、鳩山問題にしろ、検察の調べを待つまでもなく、マスコミは自身の手によって事実調査を行い、問題への自らの見解・論陣を持てば良いではないのか。小沢さん、鳩山さんが真に社会的・政治的な意味において背任・背信行為を犯しているのかどうかを調査・分析し論じるべきである。
子どもと大人への話を混同して騒ぎ立て・報道するところに今のマスコミ界の著しい劣化をみる。
検察からの(お上からの)、情報のみを鵜呑みにした報道と、訳の分からない説明責任を要求するのみでは己の矜持の所在は何処にあるのかと思う。
話は違うかも知れないが、沖縄密約事件での西山記者に対するマスコミの報道姿勢の過ちを相も変わらず繰り返しているようなものだ。
西山記者のジャーナリストとしての名誉回復に対して未だに無関心を装っている、司法官僚・外務官僚・大手マスコミなどが結託して犯した背任・背信の罪こそ断罪されるべし。
多くの人々は彼らが民主主義を侮辱し毀損したことを忘れてはいないのだ。
TOYOTARO |
2009年10月13日 08:38
民主党が政権を取ってから?、サイトがリニューアルしてから?、コメント欄が気軽に書き込みやすくなりましたね。
地域社会ですが、監視されすぎたり、同調圧力が加わると、やっぱり息苦しいのでは…??? 個性を認めあうような経験を経ている者同士では、ほどよいつきあい方をできますが、ガス抜きだけで問題解決にちっとも役に立たないネバーエンディングストーリーに、そんなには時間を割きたくない、と感じる人も多いでしょう。
こどもを認可保育園に入れています。公立ではないので、先生がたの待遇が悪く、毎年、退職・転職、続出です。官民の賃金差、もう少し平に均せないものかと思います。ほどよく食えて、ほどよく競争があるといいのですが…。他の方も書いておられるよう、「マクドナルド化する保育園」になると怖いですね。
保育園では、親の援助がある高学歴・高収入カップルから、非正規雇用のシングルマザーまで、家庭はさまざま。こどもと親を見比べ、問題のある言い方かもしれませんが、ここから格差が広がっていくのかなあ、だとしたら悲しいなあ、と感じてしまいます。それぞれが、持てる資質をのびのび活かして、社会に貢献できるよう育って欲しい、と理想論ですが、願わずにいられません。
shimamama |
2009年10月11日 23:13
再生可能エネルギー政策と同様、日本も含めて世界中が10-20年かけて実験して「これをやればよくなるし、これは効果がない」ことが分かっているのですから、本編で提示された政策は「借金してでも」やるべきなのでしょう-たとえその借金の請求書をその子たちに回すとしても・・・やらないよりは請求額が減るのでしょうから。
しかし、やはり多くの方々がコメントされた通り、若い世代の雇用問題とセットで考えないと・・・。雇用問題への処方箋-雇用の流動化-も見えているにも関わらず、どうも現政権は逆方向へ向かいそうな雰囲気で心配です。
ただ、本当に天下りをなくせばお役所から始まるかもしれないとは期待しております。ご褒美(天下り)が約束されなければ誰が奉公(死ぬほど残業)しましょうか。
tos |
2009年10月10日 12:49
「アゴラ」への神保さんの寄稿文、読ませていただきました。
http://agora-web.jp/archives/768985.html#more
記者会見フル・オープン化実現の端緒は、岡田克也氏だったんですね。
> 岡田氏の外務省だけが、
> 他の省庁に先駆けて記者会見をオープンにできたことは、
> 決して偶然ではないということになる。
それにしても記者クラブ側の言い分・・・
「フリーの記者などを入れて、素人丸出しのくだらない質問を連発されると、
記者会見の質が落ち、結果的に国民の知る権利が制限されます」
には嗤ってしまいました。マンパワーの問題を抱える新規参入メディア向けに、
各省庁の記者会見場には、監視カメラ(笑)を設置して、
可視化したいものですね(笑)。
ところで、時効にかからない故人献金に関して、
鳩山首相は犯罪者(政治資金規正法違反者)ですね。
小沢幹事長の一件で、お手つきしちゃった東京地検特捜部にとっては、
まさに「昇天の慈雨」。週刊誌『フライデー』(2009・10・23号)に
クビになった秘書さんが掲載されてましたが、
一国の代表者が秘書に責任を押しつけて済ませられると
ホントに思っているのかしら?
フル・オープンの記者会見で、一連の経過を報告するとともに、辞意を表明し、
小沢一郎氏にバトンタッチしてくれたらいいのになぁ・・・なんて考えてます。
おかしなスキャンダルが頻発してますね・・・
高橋洋一氏の一件、
「「先生の事件」の背後にインセンティブをもった人々や組織が
いたのではないかという疑いが捨て切れない(竹内薫著『バカヤロー経済学』)」
植草一秀氏の一件、
副島隆彦先生との共著『売国者たちの末路』を読んで、
マル激第265回に登場された三澤千代治氏 (ミサワホーム創業者)の背景
(金融庁を通じたミサワホームへの融資打ち切りとともに、
ミサワホームのメインバンクだったUFJ銀行の東京三菱銀行への統合を画策した竹中平蔵氏)が理解できました。
『売国者たちの末路』に対する応答であるかのような竹森俊平先生の
「竹中氏は日本経済の恩人である」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/money/20090715/200175/
押尾学事件、
http://022.holidayblog.jp/?p=4870
> 当初は、ポーズで捜査続行を匂わせていたが、政権も交代した今、
> 状況は徐々に変わり始めてきたということだろう。
結局真相は分からないままでしょうが、
つくづく「検察とは政治なり」と感じるこの頃です。
最近のグッドニュース
NHKの『週間こどもニュース』で「DNA鑑定」を「DNA型鑑定」に改めていたこと。
沈思黙考 |
2009年10月10日 07:50
概ね納得できる内容だったと思う。
1点気になった事として、保育への企業参入。この点は慎重な検討をしていただきたい。
現状で、認可園が多くの補助をうけ認可外園が冷遇されているのは事実で、それが保育の質への格差や親の金銭的負担の格差につながっている点はぜひとも改善していただきたい。
と同時に、保育を営利目的にする事で、子ども達の心身の成長に適した保育が本当に行えるかどうかについてはやはり疑問を感じる。
認可外園によっては、学校を出たばかりの保育士をぎりぎり人数で雇い、安い人件費で使い捨てにしながらの経営や、体操服など様々な物を保護者に購入させることでリベートを得ている場合、おやつはスナック菓子やクリームたっぷりチョコたっぷりの市販品の園などもある。
過当競争の状況であればそういった園は変わるのだろうが、親にそれほど選ぶ余地がなかったら?それに、障害児や片親家庭、家計状況の不安定な子どもは営利を目的とする保育園から歓迎されないことは目に見えている。
「保育園」には、プロの保育士が十分なキャリアを積み、保護者と手を取り合って子どもを守り育てていく場所、という役割を担って欲しいと願う。子どもにとってもたくさんの他人とかかわり、多くの大人に愛される経験をする事は地域社会の希薄な現代では特に貴重な経験となるだろう。
保育への民間参入反対=既得権益の抵抗
ではない。
「保育園」には「保育ママ」とは違う役割がある事をふまえたうえで、子どもの健全な心身の発達にふさわしい保育が平等に保障されるよう、十分に注意をはらった民間参入を検討して欲しいと思う。
ダンデライオン |
2009年10月09日 13:07
いいことは言っていますが、ワーキングプアとか非正規雇用問題の言及がなかった。これでは、まったく話にならん。画竜点睛を欠く。
aikok |
2009年10月09日 10:31
遅まきながらやっと見ました。
WLBを考えている人や企業の方が生産性が高いというのは面白いですねえ。定性的にはそうかなあと感じていたのですが、定量的にそうだとはびっくりしました。
しかし「おまかせ政治」を否定することにおいて人後に落ちない宮台先生が、こと外国人労働者や家族制度に関しては「やったもん勝ち」のおまかせ政治を肯定するのはどういうことなんですか? 私は外国人労働者を増やすのは現状では反対です。日本社会の包摂性がもっと上がってからでないと。
あと、どのゲストも(ホストも)財源問題の認識がヘンです。「打ち出の小槌はない」と決め付けていますが、本当にそうなんですか? 証明されている命題ですか? 現実に世界中の国家が打ち出の小槌を派手に振りまくってませんか?
この問題は是非やって欲しいと思います。結論から言えば、日本は世界最大の打ち出の小槌を封印して全国民が不幸になっている愚かな状況だと思います。
toyokawa |
2009年10月08日 22:54
いつも皮肉交じりのコメントばっかりなので、今回はホントに自分のことだと思って素朴に素直に書くのだけど、零細自営の問題はどうなるんだろうなあ。かなりきついっす。ワークライフバランスで豊かに行くとすれば、同居人の店潰れます><。
渥美さんも言及してるフランスに、ぼくも結構住んでたんですが、あそこらへんみたいにどうあってもみんな一緒にキッパリ休みっていう風土があっていいなあ、と思ってたんですが(でもそれも崩れてきてしまったけど日本よりましだろうな今も)、日本の場合は、地方でも、ともかく開けてないと(あるいは電話はいつでもOKにしてないと)、あっという間に客がいなくなっちゃうので、つらいぞ(笑)。
って笑ってる場合か(笑)。
wiring |
2009年10月08日 11:53
重箱の隅突くようで何なんですが、宮台氏のもっと想像力を!の話。
例えば郊外からの通勤時間に関しては、むしろ貴重な読書時間に充てられますし、また、戸建てじゃなくマンションだって、まずエレベーターで挨拶をきちんとするようにしてると次第にコミュニケーションは生まれてきます(もちろん誰とでもというわけではないけど、それは戸建てだって同じ話でしょう)。
何となくこの辺の話を聞いてるとき、単に宮台氏の今置かれてる環境が充実してて、他はそうじゃないっていう風に聞こえてしまいました。でも、この想像力の問題はそういう環境に左右されるところじゃないところにあるような気がします。
あと、そもそも通勤時間は無駄を省けと言い、戸建ては面倒な付き合いも大事と言うのか、、その辺が理解できませんでした。ただ、宮台氏の奥さんが専業主婦になるに至った経緯の話はそれなりに面白かったです。
子育て支援に関しては反対だとは思いませんけど、どうも話を聞いてると宮台氏くらいの中間裕福層の精神的な部分は豊かにするだろうけど、年収250万以下層にとってはむしろ先は暗くなるばかりという気がしてしまってなりません。
それよりも個人的には先にワーキングシェアをより本格的に実現させる方法について議論してくれる回があったらいいなと思います。
もれる |
2009年10月08日 05:14
この時期に検察が捜査に入ってくれたので、鳩山首相は、「捜査に影響を与えるような発言は慎むべきと考えます。」の一本槍で臨時国会は乗り切れる!
検察との裏取引があれば、あとが怖いが・・・(笑)
こや |
2009年10月07日 02:38
kazuさんのコメントに促されて再放送の存在に気づき、観ました。再放送って最新週しかアップされてないんですね。今までただのリンクかと思って見逃してきてしまいました。残念orz
第312回「日本が『子供を作りたくない国』であるこれだけの理由」もおっしゃるとおり非常によかった、濃い内容でした。T.P.さんの疑問へのフォローとしても充実していたかと思います。中国小国どころか極小国になってしまう懸念。再放送内で宮台さんから「1回底をうつような経験」という発言がありましたが、今まさにその時だなぁと、リーマンショックも来るべくして来た必要なハードルなんだろなぁと、改めて思いました。黒人大統領はまだ生まれてなかったでしょうし、日本の政権交代もきっとおきていなかったでしょうから。とは言え2番底が怖い今日この頃です。
本篇は、まだ見ていません。
Nコメを拝見して、神保さんも語っていましたが、1劇、2劇、○劇さんが、ワークライフバランスを実現できたら、今回の番組も意味があるのかもしれませんが〜♪
1劇、2劇、○劇さんが、いろいろ言っても、「自分のところがまずおやりなさい!」そこのところ、どうなのよ
へそ曲がりとして、仕事が好きで楽しくてたまんね〜という人がいて、制度で縛られた場合、仕事が好きな人はどうすればいいのよ。その人の自由はどうなるのよ〜♪
ホワイトカラー層の生産性の悪さは、昔からじゃん〜♪
昔のやり方では、通じないのは、自明ジャン!
ところで、民主党は、経済に明るくないのね〜♪どういうわけだか、初めて知ったわ〜(笑)
ウソウソかわうそウソウソ うそ!
そんなこと「自明のことじゃん〜♪」
そういえば、何年か前、田原氏・青山氏・神保氏・河村氏の対談を読んだことがあったようなないような〜♪ |
2009年10月06日 01:31
渥美氏のネバーエンディングストーリーの話が面白かった。私も職業柄主婦とのつきあいがあるので、なるほどと感心した。こういういきいきとした実体験というのは面白いと思った。
無記名 |
2009年10月06日 01:30
時間の確保の話がでていますので、丸激の視聴時間を短縮する方法を、まだご存知でない方もいるかと思いますので、ご紹介します。
Windows Media Playerの上部に、メニューが並んでいます。左から二番目の「表示」メニューの中に、「拡張設定」というのがあります。その中の「再生速度の設定」を選択してください。いつもの動画画面の下に、数直線の様なものが表示されます。そこのツマミを動かすことで、再生する速さを調節できます。
私は普段は1.4倍速で丸激を聴いています。速聴すると、神保さんのジョークが聞き取れないことがありますが、大抵つまらないので問題ありません。(ウソです、面白いですよ!)
関連番組は公開期間が短いですよね。バックナンバーを購入したいところですが、ビデオニューズ店員(?)作った「書棚」から観るのも楽しいものです。公開されている番組をタイムリーに観るために、2度目に観る番組は1.6倍速位で聴いて、時間を短縮。
それから、記者会見や演説会での政治家は、ゆっくりと話すので、2.0倍で聴いても十分です。記者の質問は聞き取れないことが多いですが、つまらない質問が多いので問題ありません(笑) いや、記者会見開放で、変わるのかな?
ただ、あまり速く聴くと、議論が込み入った時に、あっという間に置いていかれます。カーブではスピードを落としましょう!
このようにして、時間は短縮できるのですが、速く聴いた時は、内容を十分に把握していないのではないかという不安があります。紹介しておいてなんですが、やはり、メモが取れる位の速さで、考えながら聴くのが一番良いかもしれません。どうすれば生産性が上がるのか、知的活動の場面でも、難しいですね。
かんぽ |
2009年10月05日 21:53
首相官邸の会見は未だ総てのメディアに解放されていない。鳩山首相は政権獲得前に、フリーランスやネットメディアを含めた総てのメディアに会見を公開すると約束していたが、この約束が守られていない。
鳩山首相は会見を公開できない致命的な傷のようなものをもっていて、会見を公開したら首相の座を自ら辞めざるを得ないのだろうか。告発された故人献金問題については、証拠資料を検察に求められた以上に提出しているという。必要以上に証拠資料を検察に提出するのだから、疚しいことはないように思われる。仮に、母親の愛で本人の資産以外の資産が流用されていたとしても、首相自身が資産家であり、また、財産管理専門の番頭さんがいるのだから、数億程度の額であれば、本人の資産の付け替えということで説明できるであろう。検察は、告発を受理したとしても、明らかに違法であることを証明するに足る確かな証拠のない限り、裁判まで持ち込めない。検察は、鳩山首相の潔白を証明する役割を買って出ているのではないかと考えられないか。また、官邸のお役人にとっては、会見に参加できるメディアを制限することに利害はありません。制限しようとしなかろうともどちらでもよいことです。安全上の手続を確実にとればよいだけですから。
平野官房長官の鳩山首相に対する忠義心?で官邸の会見をフリーランスやネットメディアにたいして開放しないということなのでしょうか。
官邸会見を頑なに拒む姿から、何やら危なっかしいものが透けて見え隠れしているように感じるのは杞憂でしょうか。
hitman |
2009年10月05日 15:37
勉強になりました。
第312回の再放送も、よかった。
関連テーマについて以前の番組が視聴できるのはありがたいですね。会員1年生の私にとっては。
kazu |
2009年10月05日 10:30
いや〜よかったです。素晴らしく腑に落ちる回でした。渥美さんの語り口調が理解力に乏しい私に入ってきやすかったのも手伝い、大変楽しませて頂きました。「おっしゃる通りで」と相づち打ちながら進めていく感じが、お人柄を表してますね。また女性特有のとりとめのない会話への対応に苦慮したお話は、実体験から得た説得力があって「そうそう」なんて共感してしまいました。男ってアレ理解するの大変なんですよね。油断してるとつい大まじめに具体案を提示してしまって軌道修正する事が多々あります。
かんぽさんとuraraさんのコメントに生産性の向上と時間の確保という関連した2つのキーワードがありましたが、それによせて少し。私も以前から漠然と同じ想いがあって、解決策の1つに就職への意識変革が必要かと考えています。いかに好きな仕事、向いている仕事、またはそれに近い仕事に就けるよう社会がサポートするか。好きな仕事って否応なしに生産性上がると思うんです。好きだらこそ手も抜けない。イヤイヤ時間と労働を売ってお金を得る従来の方法ではもう限界がきていて、それこそが日本の社会を象徴している気がします。「世の中そんなに甘くない」と言われて必ず出る杭は叩いてきた社会ですが、これからはみんなで芽を育てる社会に変わりたい。
「そんな事言ってたら嫌な仕事は誰もしなくなる」なんて言葉が返ってきそうですが、どんな仕事にも向いている人は生まれてくるものだと思います。自衛隊や警察官を強制されて目指すわけではないし、臭い仕事や肉体的にキツイ仕事だって向き不向きはあるのだから、それに見合う収入と社会的立場さえ整えば決して嫌われるばかりではないハズです。むしろそういった「人の嫌がる仕事」こそ民間に任せず公務として、見合った高収入を維持するべきでしょう。
ただ、儲けが出ても労働時間削減にはあてられず、全て経営者の懐に入ってしまって「その効率でもっと働け」では永遠にダメですね。経営者と労働者は役割の違いでしかないハズなのですが、まるでカーストのように上下関係があることも問題で、企業は社会を支える公共機関としての役割よりも、経営者個人の欲望を満たす道具に偏りすぎてしまっている気もします。
今回もまたタメになりました。
「少子化を解決する」ということに異を唱えてられる方もいるようです。かくいう僕も、主に環境負荷などの点から「少子化、何がいけないの?」と思っていたクチですし、また宮台さんも以前ラジオ等で「縮小した人口で回っていく社会が作れれば無問題じゃん」と発言されてたことがありますね。しかし今回の放送でそのことについての言及はありませんでした。それについての視点や判断を改められたにしろそうでないにしろ、簡単にでも説明して欲しかったです。
でも、高速無料化の回の山崎氏やCO2 25%削減の回の飯田氏の話を聞いて、この社会を持続可能なものとするためにはやはり最低限の成長は必要だ、ということも分ってきました。人口規模が縮小均衡していくと、そこで真っ先に潰されていくのは当然社会の底辺に生きる人々です。そういう弱者を切り捨てることの倫理的な罪悪はもとより、そういう人々を失って「それでも回っていく社会」なんて、しょせんは夢物語だという気もします。頭の良いエリートの人たちだけでは道路も建物も食べ物も娯楽も用意できません。社会のそれぞれの階層の人たちには、それぞれに代替できない重要な役割があり、ヨーロッパの階級社会というものもそのことへの理解があって初めて成り立つものでしょう。(日本が階級社会化すれば良いといいたいわけではありませんが、実現可能ならばそれもひとつの方策ではあるかも、とは思います)
今回の問題設定の主眼はべつに「少子化」にあるのではないと思いました。かんぽさんもおっしゃているように、多くの人が暮らしやすい、将来に夢を持てる社会を目指すことが大本で、その大きな理念の下に個別具体的な手当ての対象として「少子化」という問題設定を立てる意義を説得されたように思います。
と、ここまでその“理想”に感染してなお、う〜〜〜んと唸ってしまうのは……
会社で男性に育休を取得させようという話の中で、その流れを阻害するものとしてあるんじゃないかなぁと思っていたことを宮台さんがズバリ指摘してくれました。それは結婚できない(草食系といえば聞こえはいいですが)いわゆる非モテ男の感情的問題です。
実りのある社会にっつったって、その実りが得られない俺らみたいな連中はどーすりゃいーんだよ? そんな幸不幸の格差が拡大する世の中なんかまっぴらだよ。それなら今のまま、みんなでそこそこ悲惨な状態の方がいーって…… あえて卑小な表現をしましたが、このことに限らずこういうルサンチマンをともなった感情の問題って決して無視できないと思います。当然、僕自身も他人事ではありません(汗)。
渥美さんの「結婚して子供を育てながら仕事をする方が人として成長するし、また人事評価も高まる」という説得も、実にいい具合に劣等感をチクチクしやがります(苦笑)。それっていわゆるハイパーメリトクラシーなんじゃ? という気も。このことで余計に苦しんでしまうひとも、男女ともに多くいると思います。げんに母親の抱える苦しみって、そういうものが多いんじゃないでしょうか。最近では勝間和代問題とかもいわれますし。
労働環境や社会給付等のシステムについては、フランスなり北欧なり参考にできるところもあると思いますが、ルサンチマン問題への手当てはそれ以上に厄介ではないかと思います。はたして、宮台さんがかねがね主張しておられるように、体育会系的連帯を失った男たちの「勘違い問題」なのか? この点についても、もう少し掘り下げてもらえたらなぁと思いました。もっとも、そっちはお弟子さんの鈴木謙介さんの領分かもしれませんけども。
まぁ、とはいいながらも、僕自身はまだかろうじてこの社会や自分も「よくなっていく」ことを信じたい気持ちでいます。これまで散漫に生きてきて、気付かずに失ってしまったものもおそらくひとつやふたつではありません。が、それを必要以上に悲観せず、自分や身近な人の幸せを考えつつ、社会の変革にコミットしていけたらと願います。
いや、長くなってしまってスミマセンでした;
T.P. |
2009年10月05日 04:12
私は同性愛者ですが「すべての子どもが生まれてきてよかったと思える国づくりをする」という言葉に賛成です。
「結婚しないの?」という質問には、まだまだカミングアウトのハードルが高いので、答えられずいろいろお茶を濁してしまうことが多いのです。おっしゃっていたように、意識的な人は「結婚しないの?」ということ自体がセクハラだと思っているので、今日日「結婚しないの?」と聞いてくる無神経なオヤジはカミングアウトをするととくに会社とかだと不利益に働く可能性が高い。そこで「同性愛者なんですよ。はやく結婚できるように法律変えてもらいたいですよ」とかいえるような社会状況がなかなかできてきていないところがあります。そういう状況下では「結婚しないの?」はセクハラであるということにしておいたもらったほうが楽ではあります。
しかし、同性愛者で子どもを作らない(ないし作れない)から、少子化に貢献していてちょっとうしろめたい気分もあったんですが、税金でかなり子育てをすることになれば、いままで「お前を育てるためにご両親はどれだけ苦労してるか分かってんのか?」なんていわれていたのが、「お前を育てるために日本国民はがんばってるんだぞ」って言える気がします。
あとは子どもを媒介にした地域とのつながりというのは、子どもがいないと作りにくいので、子どもがいなくても地域の子育て支援に参加できるような社会装置も考えていったほうがいいと思いますよ。子どもがいないということで、地域で孤立しがちにならないようにすることも考えるべきです。
ゲイは子ども好きな人も多いので、結構うまくやっていく人も多いはずです。
ゲイの間では、「ゲイ同士のグループハウスを作って老後に備えよう」みたいな話は出てくるのですが、ゲイが地域のコミュニティに入り込んで活躍する道を模索するという話はでてきません。そのあたりの社会設計はどういう形がいいのか。地域を中心にするのか、属性を中心にするのか、趣味を中心にするのか、さまざまなコミュニティが重層的に重なり、どこにも所属できない人をできるだけ少なくするようにしないといけないと思います。
同性愛者 |
2009年10月05日 01:22
教育費を減らすために、中学受験を少し規制してはどうでしょう?
1.二科目受験を促す
2.通学区域を設ける(片道50分以内とか。高校は無制限で可)
このふたつで、通塾期間を一年間ぐらいにできます。
(二科目ぶん減るし、難易度が分散されるから)
もちろん、ゆくゆくは大学そのものを変えなくてはいけませんが。
匿名 |
2009年10月05日 01:16
政権交代と丸激のお陰で、政府が何をして、社会がどう変わるのか、ウォッチする楽しみができました。いや、楽しめるほど達観していないか(笑) 今回の丸激で、子育て支援は、おカネだけの話では済まないことが良く分かりました。仕事・家庭・地域すべてに関わっていますね。
子供自身について言えば、「子供を生みたくなる国」で育ったら、強制しなくても、愛国心を持つと思います。大人になるまで、国が平等に面倒を見てくれるのですから。それとも、自分を育ててくれた社会や地域に感謝する、という方が近いでしょうか。
少子化対策を具体的に見ていくと、子供が居るいないに関わらず、多くの人にとって住みやすい社会になりそうです。労働時間が短かくなったら、色々なことができますよね。でも、その為には、生産性を上げないと。単純に言って、今まで8時間位でこなした仕事を、5〜6時間で仕上げるということですよね?難しそう!
それから、夫婦別姓問題について思うのですが、結婚とか家庭生活において、メンバーが姓を同じにするかどうかは、大事なことではない気がします。姓が同じでも、崩壊している夫婦や家族は無数にある訳ですから。本質とは関係ない点にトコトンこだわるところが、この国の生産性が低い所以ですかね〜
ところでNコメで、一票の格差問題へのフォローがありました。 参加型の社会になっていく上で、一票の重みは、これまで以上に重要になりますね。
かんぽ |
2009年10月04日 23:04
故人献金を余り問題にせず軽く受け流していましたが、本当にそれで良いのでしょうか?
jack |
2009年10月04日 22:32
余暇が増えるということが、人間らしい生活を確保する一番重要な条件だと言うことが定年後よくわかりました。
社会が複雑化するに従って、自分自身、長期の視野に立った利害や死生観等重要な課題を考えるには膨大な時間が必要となってきております。
ましてや、政治的課題を正確に知り、間違いない判断をするのは、至難の業となってきております。殆どの場合時間が足りないため、皮相的判断しかできないでいるのが実態です。
早い話が、判断材料のほんの一部であるところの、ビデオニュースドットコムを視聴するにもなんと一番組あたり200分程度かかるわけです。忙しいサラリーマンにどうしてその時間が確保できるのでしょうか?
TVをつければ低俗な娯楽番組氾濫しているのも、こうした社会状況に起因しているのでしょう。社会を変えていくために最も重要なことは「働きすぎ」や「悩み苦しむ」時間をなくすことです。ワークライフバランスは大変重要な課題だと言えます。
一旦社会が壊れると、それをリカバリーするのに、犠牲の代償として得た利益の何倍かあるいは何十倍かもコストがかかるのです。政権交代が「革命だ」と言われる筋もありますが、これを機会に「考える時間」を市民が取り戻す動きを促進したいものです。
urara |
2009年10月04日 21:22
あきづき さん
離婚・再婚・死別やらで、4回も名字がコロコロ変わってしまった先輩を見て、気の毒に思っています。
歴史とか、伝統とか抜きで、はやく夫婦別姓が選択できるようになるといいと私は思っています。
N |
2009年10月04日 20:47
(下段コメントの続きです)
また、子育て支援政策が「政局によって終わる可能性があるから信用できない」という点ですが、それも見当違いと言えるのではないでしょうか。
政局次第で変わり得るのは、何も子育て政策に限らず、年金や安全保障政策といった重大懸案から、(極端なことを言えば)憲法条文に至るまであらゆるものが含まれます。それが*民主政治*です。国会や内閣が「国家的ビジョン」のある政治家だけで構成されていたと仮定しても、やはり同じことです。
子育て手当を「政局によって変更され得る」ことをもって非難するならば、そもそも政治(政策)などあてにせず、EE さんご自身の経済力だけで子どもを生み育てれば良いのではないですか。
EE さんのご発言によると、政治を信用していないのにも関わらず、子どもを持つかどうかについて政治動向を判断材料としていらっしゃる。まったく矛盾した姿勢です。それとも「国家的ビジョン」を声高に叫ぶ政治家が増えた途端、EE さんは政治が信用できるようになるのですか。不思議ですね。私の理解の範囲を超えています。
そもそも、その発言自体が今年8月末に終わった「お任せする政治」時代の発想です。これからは「引き受ける政治」の時代です。EE さんが「子育て支援を継続してもらいたい」と思うならば、そうなるよう、常に政治的な行動に出れば良いのです。そうする前から「信用できない」などと口にするのは、泣き言以外の何ものでもありません。
もっとも、皮肉な物言いですが、政治を信用していない方には「泣き言をわめく」以外にできることもないのかもしれませんけどね。
もう一つ。子育て手当は、民主党が掲げる数多くの子育て支援政策の一環に過ぎません。これは「公平な機会の均等を保障する共生社会」(党の「基本理念」より引用)という明確な国家像に対する民主党なりの答えです。「国家的ビジョンがない」とか、子ども手当を「ばらまき」と呼ぶのは、マスコミの受け売り程度の不当な評価とは言えないでしょうか。大体、以前の放送回で「【ばらまき】 という批判には、実質的に何の意味もない」と宮台さんが喝破していたではないですか(笑)
私個人としては、大上段に構えた理想論だけを我が物顔で論じてることの方が滑稽に感じますし、それで出生率を劇的に向上させられると信じていること自体が新鮮な驚きです。
「思考が止まってる人ってホントどこにでも沸いてくる」ことには同感です。「下手の考え休むに似たる」とは申しますが、むしろ思考停止した方が世のためになる人もいるのだなあ、と考えされられました。
このくらい具体的に批判すればご満足頂けますか?
考えぬ葦 |
2009年10月04日 19:57
(videonews.com 様、長文の連投をお許しください)
EE氏さん
>批判だけして、言いっぱなしで逃げたがる
ありていに言って、EE さんのコメントが具体的な批判にすら値しないものだからではないでしょうか。「ん?」さんが徹底的な批判を避けたのは、むしろ温情的配慮だったかもしれませんよ。もう一度ご自身が書いた文章を読み直して下さい。
たとえば、「私は日本で子供を欲しいとは思わない」というのは、EE さん個人の意見に過ぎず、マクロな視点、すなわち社会政策として考えたときの有効な反論にはなり得ません。残念ながら、それは「EE さん自身が子どもを欲しいとは思わない理由」に過ぎないのです。個人の印象と客観的な事実を混同しないように気を付けたいものです。
少なくとも現代日本には、「子どもが欲しい」あるいは「第二子が欲しい」と思っていながら、経済的理由で諦めている夫婦が少なからず存在していることが統計的に解明されています(参考 http://www.i-kosodate.net/mirai/research/pdf/h15/1-2-4-a.pdf )。子ども手当や WLB 政策の推進は、こういった夫婦に対して子作りを決意させる強力なインセンティブになり得ます。ゲストが挙げたフランスといった欧州各国の事例が有力な証拠です。
一方で、「日本という国の未来が見えない」ことで子作りを躊躇している夫婦が社会政策を検討するにあたって有意なほど存在しているという*客観的なデータ*が存在しますか? 繰り返しますが、それは EE さん個人の主観的な印象、すなわち思い込み、百歩譲っても「仮説」に過ぎません。
現実と未検証な思い込みを混同してはいけません。ましてや、そんな思い込みで神保氏やゲストの渥美氏を愚弄すべきではありません。少なくとも渥美氏の提案は、豊富な背景知識と経験に基づいており、個人の思い込みと比べて遥かに実体性がある有意なものです。(続)
考えぬ葦 |
2009年10月04日 19:53
記者クラブ問題は大メディアで扱われない以上、アカデミズムやメディア教育などでより扱われるべきだと思いますが、意外と一般に知られていることだと思いますよ。
記者クラブの作る参入障壁は、ベルリンの壁と同じように自然と崩壊するでしょうから、どっしりと構えていればいいでしょう。
一般市民の立場から記者クラブ問題についてブログに書いておいたので、よかったらご覧ください。
http://d.hatena.ne.jp/toshiakim/
無記名(2009年10月04日 13:58)さんへ
「子どもを持たない人物の財産を没収する」という提案が*愚策の極み*であることは、凡人が思いつくだけでも様々なかたちで説明できます。コメントを拝見する限り、無記名さんは必ずしも知的なタイプとは言い難いようなので、最も分かりやすい批判例を挙げておきましょう。
肉体的に子どもが作れない人々はどうしますか?
子宮奇形(女性の約5%を占めると言われる)や、多嚢胞性卵巣症候群のように妊娠が困難な女性もいます。インポテンツや精子無力症の男性も少なくないでしょう。実際、数多くの環境要因の変化から、そういった問題を抱える方々は増えてきています。
残念ながら、重度の身体障碍を持つ方々が子どもを持つことも、様々な面から極めて困難です。軽度であっても数限りない困難が付きまとうことは言を俟ちません。
子どもを持たないことで法的な差別を受けるとすれば、彼らは本人の意思とは関係のない生来的・身体的な特徴に基づいて差別されることになってしまいます。言うまでもなく明らかな憲法違反ですが、それ以前に人道に悖る鬼畜の所業、天下の大愚策の一言に尽きます。
また、これは傍論に過ぎませんが、精神的・宗教的理由から性行為を避けなければならない方々もいます。かつて中国共産党は、チベット仏僧を強制的に還俗させたそうですが、そのような行為を日本政府がすべきですか? 家族による性虐待やレイプ被害から異性恐怖を持つ女性にも妊娠を強要しますか?
更に言えば、同性愛者や性同一性障害を持つ方々はどうしますか? 彼らをナチスのように迫害するべきでしょうか。
こういった国の在り方を根本的に覆してしまうほどのリスクがある政策を実施する価値はありません。今回のゲストが語るように、他に幾らでも代替案があります。
ちなみに、「親との同居を禁止する」という提案も、正直、お話になりません。こういった家庭問題を「親との同居が原因」と考えているとすれば、それは現実認識に重大な誤りがあります。
たとえ禁じたとしても、親と別居しながら、実態として経済的に依存した NEET や引きこもりが生まれるだけです。無所得な独身世帯を増やして何の意味がありますか。悪化しこそすれ、まったく問題解決に繋がりません。
そもそも、減少傾向にあるとはいえ、三世代同居世帯の数は決して少なくありませんし、むしろ大家族世帯を積極的に評価する声すらあります。また、地方の農家では、親子が同居するのが自然です。
独身世帯が増えて喜ぶのは、賃貸物件のオーナーくらいでしょうか。まあ、私自身が不動産で不労所得を得ている身なので、それも悪くないですけどね(笑)
考えぬ葦 |
2009年10月04日 16:48
dyk |
2009年10月04日 15:14
難しいことは分かりませんが、少子化を防ぐには「子供を作りやすい環境を作る」よりも「子供を作らないことを罰する」という政策が一番正しいと思います。
独身者や子供の居ない夫婦にそれこそ最低生活費以外の所得を全額徴収するような懲罰的重税を課して、経済的理由から子供を作らざる得ない状況に追い込むんです。
あと成人が親と同居するのも原則禁止して、有無を言わさず独立させてニート・引きこもり・パラサイトを撲滅すればいいんです。
これで大概の問題は解決すると思います。
無記名 |
2009年10月04日 13:58
意見が違うだけで、自分の意見も言わず「じゃあ見なければいい!」
批判だけして、言いっぱなしで逃げたがる、思考が止まってる人ってホントどこにでも沸いてきますね。
EE |
2009年10月04日 13:46
Nさんへ
夫婦別姓が儒教的価値観と関係するとすれば,まずもって「親孝行」の「孝」という部分でしょう。儒教に男尊女卑の思想があるとしても「孝」の部分にあるわけではないので,「儒教的価値観=男尊女卑の名残」というのは知識と偏見をブレンドした虚偽意識(イデオロギー)のたぐいじゃないかと思います。
むこうから見れば,実質的に婚姻によって女性から本来の姓を剥奪している日本の制度のほうが男尊女卑のきわみとして映ります。もちろん,それをもって中華・朝鮮の夫婦別姓が「男女平等」思想によるものだというのも同様に虚偽意識のたぐいです。(つまり,夫婦同姓のせいで日本の既婚女性が親不孝になっているということも言えません。)ただ,どんな地域でも伝統を再解釈しながら世界的な時代の価値観との調整をおこなっているわけで,そこを見ずにモトの思想がダメだから全部ダメ式の議論をするのでは自分も相手も理解しないことになってしまうということは言えるでしょうね。
中国・韓国は夫婦別姓だと思いますが、社会的には何か不都合はあったりするのでしょうか?
儒教的価値観=男尊女卑の名残だということは知っていますが、少なからず夫婦別姓実現に向けてのヒントになるように思います。
N |
2009年10月04日 06:50
私は日本の国土面積に対して、人口が多すぎるのではないかと思っています。(同時に、地球の規模に対して人口が多すぎるという点も同じ考えです。)環境問題=人口問題という見方もあると思いますが、なぜ少子化対策が必要なのでしょうか?
私は将来の日本の理想形は、人口をもっと少なくする代わりに、教育レベルをアップさせ、個々の労働生産性を上げていくことで国力および1人あたりのGDPを上げていくことで、幸福な社会を築けるのではと考えています。
「少子化」イコール「正義」みたいな流れでには、いまひとつついていけません。
かなり少数派意見と思いますが、番組内で納得のいく説明があるとうれしいです。
N |
2009年10月04日 06:40
koyuka |
2009年10月04日 04:58
問題なのは民主党にマル激的な再帰的ビジョンを語れる人材がいないことだ。
メディアにでる議員は個々の案件には対応して話をしているが今後社会全体をどう変えたいのか議員レベルではそういった発言は見られない。
自殺率、幸せ度調査では最低ランクの国なのだからマル激のようにそういったことを切り口に発言する議員がいないのは残念だ。
テレビだけ見ていると個人の経済負担が回れば良いとしか思えない。
経済的なことではなく、真に政治家なら国家のビジョンを民主の議員に発言してもらいたい。
また、宮台さんが言われるような国家ビジョンを本当に民主の議員は共有しているのだろうか?
マル激では民主の理念の先取り的な感じがある。
実際は自民党、官僚政治への怨念だけの議員もいて理念はむしろマル激的な民主理念と違う議員が大半ならマル激は民主理念勘違いメディアになってしまうだろう。
>EE
大きなお世話。そんなにイヤなら丸激(たかが月額500円の貧弱なコンテンツ)見ないで別の情報にアクセスしろよw
>根本的な問題は日本という国の「未来」が見えないということでしょう。
>国家的ビジョンがない政治家しかいない中で、
>一人当たり月10万の支援があってても私は日本で子供を欲しいとは思わない。
>なぜなら、この「ばらまき」も「政局」次第でいつだって終わる可能性があるからである。
漠然としてるし支離滅裂な論理展開。また、根拠薄弱だし何が言いたいのかさっぱりわからん。日本語と社会常識を勉強した方がいいんじゃない?
ん? |
2009年10月04日 02:49
神保さん、
記者クラブ開放おめでとうございます。
開始当初からこの番組を見ていたものとして、ニコ動に記者クラブが入れるようになったとは感無量です。
これも、神保さんたちが地道に問題点を指摘して、活動してきた証だと思います。
これから日本のメディア状況が変わっていくような気がしてきます。
数年前に出ていただいたメディアビオトープの水越伸氏や、2ちゃんねるのひろゆき氏など呼んで、これからのメディア論がどう変わっていくのか神保さんたちとお話して欲しいです。
開きだす記者クラブ |
2009年10月04日 02:26
渥美市のプロフィールを見ても、見る前からどんな事を言うのかを想像できたし、実際見てもやっぱりそうだった。
こういう自称「専門家」が小手先論だけを我が物顔で論じてることが滑稽であるし、子供手当でもライフワークバランスでもいいが、これらを改善したら「マシ」になることはあっても、本当に出生率を劇的に上向かせることが可能だと思っているのだろうか?
根本的な問題は日本という国の「未来」が見えないということでしょう。国家的ビジョンがない政治家しかいない中で、一人当たり月10万の支援があってても私は日本で子供を欲しいとは思わない。なぜなら、この「ばらまき」も「政局」次第でいつだって終わる可能性があるからである。そんな物を誰が信じるのか。
こういうテーマを扱うなら、神保氏にももう少しまともなゲストを呼んでほしかったです。
EE |
2009年10月04日 00:14
今日は本当にすばらしいゲストでした。渥美さんのお名前は存じ上げなかったのですが、ほんとうによくわかっている方だなということがよくわかりました。今後もこういう方を呼んでください。
あき |
2009年10月04日 00:06
民主党の保育論は90年代に作られた
社会福祉基礎構造改革の路線、つまり
保育分野では保育の民営化を進めようというわけだ。
介護保険、障害者自立支援法で明らかになった社会福祉基礎構造改革路線を
「改革だ」と言ってはばからないわけですね。
民主党は地方でどんどん化けの皮がはがれて選挙でもどんどん負け始めている。
社会福祉基礎構造改革路線の代表であるファミリーサポート制度は実質官僚の天下りみたいな組織でほとんど機能していないくせにそれをあたかもいいような話にして「引き受ける社会」とか嘘ばっかりぬかして。
正体ばれたりだな民主党のイデオローグ。
無記名 |
2009年10月03日 20:53
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