(CNN) フィンランドでインターネットに接続するブロードバンド環境が、法的な権利になった。インターネット接続を権利と見なしたのはフィンランドが世界で初めて。
法案を提出した運輸・通信省は、インターネット接続は水道や電気、銀行などと同様、現代社会では必要不可欠なインフラだと指摘。
今年7月から全国民520万人が、少なくとも毎秒1メガビットのブロードバンド環境を得られるよう事業を開始。2015年までには毎秒100メガビットに速度を上げるとしている。
フィンランドではすでに、国民の95%がインターネットに接続できる環境にある。しかし、法的に権利とすることで、これまで回線が引くことが困難とされていた地域にも、インターネット環境を整えることが可能となる。