厚生労働省は16日、09年度の補正予算に盛り込まれながら、施行が遅れていた間脳下垂体機能障害など11疾患の難病患者の医療費助成を10月中に始めると発表した。
難病の医療費助成はこれまで45疾患が対象だったが、09年度補正予算で新たに11疾患が追加された。民主党政権になり自公政権時代の補正予算の見直しで施行がストップ。補正予算が確定したことから、施行が決まった。今回追加となる疾患の患者で12月31日までに申請のあったケースは、10月1日にさかのぼって助成する。
対象疾患は▽間脳下垂体機能障害▽家族性高コレステロール血症(ホモ接合体)▽脊髄(せきずい)性筋萎縮(いしゅく)症▽球脊髄性筋萎縮症▽慢性炎症性脱髄性多発神経炎▽肥大型心筋症▽拘束型心筋症▽ミトコンドリア病▽リンパ脈管筋腫症(LAM)▽重症多形滲出(しんしゅつ)性紅斑(急性期)▽黄色靱帯(じんたい)骨化症。【東海林智】
毎日新聞 2009年10月16日 21時50分(最終更新 10月17日 1時13分)
10月16日 | 難病11疾患:月内に医療助成スタート 厚労省 |