☆ね年…独り岸辺に立って怒濤を見る。順縁逆縁ともに大観すべし
☆うし年…行けども行けども万里清風。何の手応えもない
☆とら年…小人の腹は満ちやすし。まんまと利益の甘言に乗らぬように
☆う年…青少年の時、道をあやまれば老いて悔ゆるも時遅し
☆たつ年…戸を開けて萬歳来るを断る意。これ福ありながら損ずる
☆み年…風来って竹に声あり、風去って声を留めず。とらわれずして妙運
☆うま年…心が善美なるものは、外界の美醜すべてが美となる。芸術方面は吉運
☆ひつじ年…食後の一睡万病円。うまく昼寝して健康を保て
☆さる年…財宝の蓄積は迷いを生じ、徳の蓄積は万人の利となる
☆とり年…幽竹妙庭にさわやかに吉鳥来る。思わぬ吉報見舞わんかな
☆いぬ年…人間富みて事繁し。雑縁を離れて、心気明瞭にすべし
☆い年…松間に一路あり、僧の帰り来る象。しばし浮世を離れ達観しゆけ
(松雲庵主)