消費者庁は16日、ベビー用品メーカー「日本育児」(大阪市中央区)のベッド用転落防止柵(商品名NEWベッドガード)とベッドの間に乳児が挟まれ重体となった事故が1件あったと発表した。同庁は柵とベッドにすき間を作らないよう利用者に注意を呼び掛けている。
消費者庁によると、徳島県で7月に大人用ベッドで1人で寝ていた男児(当時5カ月)が、転落防止柵との間に入り込み胸を圧迫されて一時心肺停止となり、現在も入院している。
柵は乳幼児が大人用ベッドから転落しないよう設置し、0~5歳が対象。
同庁は、使用状況によってマットレスが沈み込んですき間が広くなる可能性があるのに、危険性を取扱説明書に書いていなかったとして同社を指導した。問い合わせは同社電話0120・961・362。
毎日新聞 2009年10月17日 東京朝刊