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年金、依然1581万件が未解明 宙に浮いた5千万件
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社会保険庁は16日、誰のものか特定できていなかった「宙に浮いた」年金記録5095万件について、今年9月時点で依然、1581万件が未解明のままであることを明らかにした。同日開かれた年金業務・社保庁監視委員会で報告した。
未解明記録は、半年前の今年3月時点の1695万件から114万件減っただけ。記録を持ち主に結び付ける「統合」処理が済んだ記録も、全体の25%の1257万件にとどまっている。
社保庁は「死亡が判明」「厚生年金の保険料を払い戻す脱退手当金を受け取り済み」などとして、1603万件は「解明済み」と分類した。しかし、長妻昭厚生労働相は「社保庁の分類には疑義がある」として、事実かどうか調べるようサンプル調査を命じている。
(共同通信社)
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