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事項要求「実現はほとんどできない」財務相
藤井財務相は16日、来年度予算の概算要求の「事項要求」について、実現はほとんどできないとの見通しを示した。
事項要求は、概算要求の中で予算がいくら必要かを明記はしていないものの、各省庁が年末までの財務省との話し合いで、予算化を目指したいとする政策。来年度予算の概算要求では、厚労省の母子加算復活や環境省のエコポイント制度、総務省の地方交付税増額などが事項要求として提出されている。
こうした事項要求の実施について、藤井財務相は否定的な見解を示した。
概算要求の総額は過去最大の95兆円台で、藤井財務相の発言は、事項要求の実施で国の借金となる国債を大幅に発行することを懸念したものとみられる。
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