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中国が「友愛」無視の強硬姿勢 東シナ海の主権主張に米懸念 (1/2ページ)

2009.10.16 23:17
このニュースのトピックス中国
日中首脳会談で握手する鳩山首相(左)と中国の温家宝首相=10日午後、北京の人民大会堂(共同)日中首脳会談で握手する鳩山首相(左)と中国の温家宝首相=10日午後、北京の人民大会堂(共同)

 【ワシントン=古森義久】鳩山由紀夫首相は2回の日中首脳会談で東シナ海を「友愛の海」にしたいとの考えを明かしたが、その東シナ海で中国が日本の領有権や国際法を無視する形で自国の主権を過大に主張してきたことが米国議会の公聴会や報告書で度々指摘されている。「友愛」というあいまいな言葉で宥和姿勢に傾く日本と、自国の「主権」をあくまで優先する強硬姿勢の中国というコントラストが明確になっている。

 鳩山首相は9月下旬の胡錦濤国家主席との会談でも、10日の温家宝首相との会談でも、東シナ海のガス田開発などに関連して「友愛の海」という言葉を使って、協調を訴えた。中国側からは具体的な回答はなかった。

 だが東シナ海をめぐる中国の姿勢には米国の政府や議会が一貫して警告を表明してきた経緯がある。オバマ政権下では米国上院外交委員会の東アジア太平洋問題小委員会が今年7月に「アジアでの海洋領有紛争と主権問題」についての公聴会を開き、小委員長のジム・ウェブ議員が「東シナ海と南シナ海での中国の主権主張は米国としても懸念する」と言明していた。

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日中首脳会談で握手する鳩山首相(左)と中国の温家宝首相=10日午後、北京の人民大会堂(共同)

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