北九州放送局

2009年10月16日 18時59分更新

30代対象の就職説明会


厳しい雇用情勢が続く中、正社員としての就職の機会が限られてくる30代の人たちを対象とした就職説明会が16日、北九州市で開

かれました。
この就職説明会は福岡県が30代の就職を支援しようと開いたもので、北九州市小倉北区の会場には建設業や介護事業などの県内に事業所をおく企業20社が参加しました。
会場には、およそ80人が訪れ、企業の担当者から仕事の内容などについて説明を受けていました。県によりますと、30代になると正社員としての就職の機会が限られてくるうえに、ことし8月の福岡県内の有効求人倍率は0点38倍で、過去20年では平成11年6月に次ぐ低い水準にとどまっていて厳しい雇用情勢が続いてます。ことし3月に雇い止めにあった契約社員だった35歳の男性は、「内勤の仕事を探しているが、どこの会社にも応募者が多く、就職は難しい。
早く景気が回復してほしい」と話していました。
また、36歳の女性は、「経験が少ないので、面接を受けても仕事がなかなか決まらない」と話していました。
福岡県労働政策課の芹口好美主任主事は「今後も説明会を実施し、就職のチャンスの場をできるだけ多く提供していきたい」と話していました。