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【候補に聞く 09衆院選】(上)中川昭一氏 自民・前
2009年08月20日 15時51分
政権選択をかけた今回の衆院選(30日投開票)。道11選挙区(十勝)で立候補した3氏に、柱とする政策や訴えを聞いた。
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−十勝での政策の柱は。
十勝は元気にならなくてはいけない。今は緊急経済対策で“カンフル”を打ちながら元気にさせている状態。前倒しするものなど、やるべきことをやることで暮らしが少しでも豊かになっていく。
そのときに民主党は「自由化する」「日米FTA(自由貿易協定)を結ぶ」と、どういう言い方であれ、十勝の農業や地域を崩壊させるようなことを言った。十勝が崩壊していいのかと、皆さんに説明したい。われわれへの風は逆風だが、十勝が崩壊する風が吹いていいのかと訴えたい。
−景気・雇用対策は。
地方、中小企業、そこで暮らす人たちへの緊急経済対策、暮らし対策を最優先にしてきた。公共事業ではインフラ整備として必要なものは、景気波及効果もあるのでやっていく。雇用支援、中小企業対策も思い切って進めた。生活支援と経済効果の両面から定額給付金も支給した。この流れを推し進め、必要によっては追加経済対策も行う。
−農業振興策は。
農業問題は単なる生産活動の問題ではなく地域問題であり、国民の安心安全の食料確保、多面的機能による環境や景観の問題。十勝の農業は着実に進歩しており、その流れをさらに伸ばしたい。
中山間地域対策も経営所得安定対策も、やる気と能力のある農業を進めるものだと、十勝の人には理解をいただいていると思う。個別の問題、個々の収入の問題は承知しているので、柔軟に対応したい。
−9選に臨む決意は。
ローマでの記者会見(2月)では、予算委員会や緊急経済対策、ヨーロッパなどとの夜中の電話会談の中で(疲労が蓄積され)一瞬のすき、ミスが映像に流れた。期待を裏切ったということで、本当に申し訳ないと思い続けている。だからこそ十勝、日本のために、あるべき姿を実現したい。責任を持って、やらなければいけないことを実現していきたい。
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