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安倍元首相が来勝 街頭演説 中川氏の実績強調

2009年08月23日 14時02分

中川氏(右)の応援に駆け付け、聴衆に手を振る安倍晋三元首相(藤丸前、金野和彦撮影)

 自民党の安倍晋三元首相が22日午後、同党前職の中川昭一候補(道11区)の応援で来勝、帯広市内中心部などで演説した。中川氏の実績を強調して「中川さんは私たちの希望。もう一度チャンスを与えていただきたい」と訴えた。

 安倍氏の来勝は首相在任時の2007年5月以来で、今回は地元・山口県から釧路経由で十勝入り。市内藤丸前や音更町内ハピオ木野前などでマイクを握り、中川氏の個人演説会にも駆け付けた。

 藤丸前には約600人の聴衆が集まり、安倍氏が選挙カーに上ると拍手がわき起こった。演説では中川氏が農水相時代に手掛けたWTO(世界貿易機関)交渉や財務・金融相時代の金融危機対応を評価、「実績、政策立案能力、行動力を見て(他候補と比べて)どちらが十勝、日本を代表する議員にふさわしいのか選んで」と呼び掛けた。

 民主党に対しては、北朝鮮への重油支援を引き合いに外交姿勢を批判。無償提供を主張した民主と拉致問題を理由に拒否した自民の違いを示して「民主がどういう態度を取ったか検証せず政権を任せてはいけない。北朝鮮は核を放棄するどころか実験して性能を上げている」と指摘した。

 中川氏は1993年の総選挙で、山口県に足を運び安倍氏の初当選を支援。安倍政権では党政調会長を務めた。安倍氏は「中川昭一さんに勝ってもらいたいと思いやって来た」、中川氏も「大変敬愛し内閣でお仕えした元総理。日本が危ない中で十勝・帯広に来ていただいた」と語り、互いに「盟友」ぶりをアピールした。(安田義教)

自民 安倍氏 中川氏 市内で演説
「盟友」ぶりアピール
民主の「日の丸切り張り」批判

 自民党の安倍晋三元首相と中川昭一氏は22日、帯広市内などで行った街頭演説で、国旗に対する民主党の見解や支持団体の日教組を痛烈に批判した。ともに「タカ派」とされる2人で、教育、国家観を通した「盟友」ぶりを印象付けた。

 安倍氏は「教育再生」の下で始めた全国学力テストに言及。「小・中学校の努力水準が41年間分からなかったのは、日教組が全国学力調査に反対したから。民主も反対した」と語った。民主政権になれば日教組出身の輿石東参院議員会長が副総理大臣になる可能性も指摘、「こんな人たちに子供たちを託すわけにいかない」と力を込めた。

 中川氏は鹿児島県内の民主党候補の集会で、日の丸の旗2枚を切り張りした民主党旗が掲げられたことを問題視。「(日の丸より)民主党の旗の方が神聖だという。自分の国の国旗を否定する政党が世界のどこにあるのか。しかも、政権を取ろうとする党で」と批判した。

 2人に先立ってマイクを握った自民党の伊達忠一参院議員も国旗問題を取り上げ、民主党との相違点を懸命にアピールしていた。

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