十勝に広がる哀惜の声　事務所前に献花台

市民らが手合わせる
　元財務・金融相中川昭一さんをしのぶ焼香台と献花台などが５日午前１０時半すぎ、帯広市内の後援会事務所（東３南１３）前に設置された。突然の悲報を聞いた支持者や一般人らが各地から弔問に駆けつけ別れを惜しんでいる。

　事務所前に設置した白いテントの中に焼香台などが設けられ、中川さんの遺影を囲むようにユリやトルコギキョウ、かすみ草などの花が供えられた。

　この日午前１１時ごろ訪ねた元北海道開発局長で音更町の北開水工コンサルタント社長の山口甲（はじめ）さん（７４）は「生前のご指導に対してお礼を申し上げた」と言葉少なく、沈痛な面持ちで焼香した。

　札幌市在住の主婦大越美子さん（５８）は観光で十勝に滞在中ニュースで悲報に接し訪問「中川さんは北海道を代表する方。残念です」と事務所前を離れる車中からも手を合わせていた。