2009年10月16日 14時35分更新
厳しい雇用情勢が続く中、岡山県の石井知事は来年春に卒業予定の学生の採用枠を確保してもらうよう16日、県内の経済団体に要請しました。
石井知事は県の教育長や岡山労働局長とともに岡山市北区の岡山県商工会議所連合会を訪れ、岡崎彬会長に要請文を手渡しました。
岡山県内ではことし8月の有効求人倍率が0.54倍と昭和38年以来過去2番目に低い水準となるなど厳しい雇用情勢となっています。
こうした状況を受けて要請文では、来年の春に卒業を予定している学生の採用枠を確保してもらうことやすでに内定を出している学生に対して内定を取り消さないように求めています。
岡山県商工会議所連合会の岡崎会長は「急激な景気の悪化で中小企業を中心に厳しい状況におかれているが優秀な人材を確保できるチャンスでもあるので、加盟の企業などには要請があったことを伝えていきたい」と話していました。