2009年10月16日 14時35分更新
横山大観や竹内栖鳳など近代日本画を代表する画家の作品を集めた展覧会が高梁市で開かれています。
高梁市成羽町の美術館で開かれている展覧会には近代日本画を代表する画家の作品を中心に60点が展示されています。
このうち近代日本画の巨匠、横山大観の「夜桜」は、かがり火のほのかな光に映し出された桜の神秘的な姿が印象的です。
また近代日本画の先駆者の1人、竹内栖鳳の「獅子」は竹内がロンドンの動物園で見たライオンのスケッチをもとに製作したもので、金屏風に力強く写実的にえがいた大作です。
さらに竹内栖鳳の弟子の上村松園の作品、「美人観書」は書物を読みふける女性の何気ない仕草をしなやかなタッチでえがいています。
会場には絵画のほかに漆の工芸品なども展示され訪れた人たちがじっくり鑑賞していました。
この展覧会は来月29日まで高梁市成羽美術館で開かれています。