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2009/10/15 19:54 KST
「歴史の1章を越える感じ」駐日大使が韓日関係評価


【東京15日聯合ニュース】権哲賢(クォン・チョルヒョン)駐日大使は15日の韓国人記者との懇談会で、鳩山由紀夫内閣発足後の韓日関係と関連し、「韓日交流おまつりや鳩山首相の訪韓、李明博(イ・ミョンバク)大統領との首脳会談などをみると、『近くて遠い国』から『近くて近い国』になる可能性があると思える」と述べた。

 9日にソウルで行われた韓日首脳会談について、「いつにも増して首脳間で信頼が構築されたようだ」と評価し、特に鳩山首相夫妻の仁寺洞訪問は「韓日関係が成熟した段階に差し掛かった」という考えを抱かせたと付け加えた。仁寺洞訪問に対する国民の反応にやや心配もあったが、皆が温かく手を差し伸べたとし、「これは歴史の1ページではなく、ひとつの章を越える感じだ」と述べた。また、鳩山首相の2国間外交における初の訪問国が韓国だったという点も評価した。

 権大使は、民主党政権が歴史認識や在日同胞の地方参政権問題、歴史問題に対するアプローチにおいて、過去の政権と異なる姿勢を示すのを何度も目の当たりにしたと評価する一方、短期間でこれらの問題が解決するという国内の期待が大きく、負担だと指摘した。

 両国間には領土問題や歴史問題などの懸案が依然残っているとした上で、「未来志向的なパートナー関係は偶然に手に入るものではなく、努力してこそ得られるもの。両国のリーダーが思慮深い努力を続けるよう期待する」と述べた。

9日の首脳会談のようす=(聯合ニュース)

japanese@yna.co.kr