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2009年10月15日(木) 19:05 |
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「子育て応援手当」予算停止に戸惑い
14日、厚生労働省の長妻昭大臣が、子育て応援特別手当の予算停止の意向を示したことを受けて、支給に向け準備を進めていた岡山・香川の自治体では戸惑いの声が聞かれます。
子育て応援特別手当は、麻生前政権が経済危機対策として2009年度補正予算に盛り込んでいたもので、国が3歳から5歳の子供1人当たりに年間3万6千円を支給するものです。 支給業務を担う岡山市では、今年12月の開始を目指し、コンピューターのシステム導入や臨時職員の人件費など、約3000万円の独自に予算を設け準備を進めており、既にそのうちの約600万円の予算を執行しています。 国が中止の意向を示したことにより、岡山市では作業が事実上ストップした状況となりました。 また市民からは「支給中止の報道を見たが、今後一体どうなるのか」など問い合わせの電話が寄せられ、「正式ではないが中止になる見通しです」といった回答に留まり、国の方針に戸惑っています。 中止を受けて岡山県では、県内の市町村への聞き取りを行うなど対応に追われています。 また、香川県でも現在、大きな混乱は見られないものの、今後国の方針を見守るしかないと話しています。
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