平野博文官房長官は14日の記者会見で、年明け召集の通常国会に「政治主導」の環境を整えるための法案を一括して提出する方針を表明した。国家戦略室を「局」に格上げする根拠法や、現在約70人の各省の政務三役などを、衆院選マニフェスト(政権公約)に沿った100人以上に増員するのに必要な法整備などを想定している。
平野氏は会見で「政治主導で運営しようとすると、どうしても閣僚を補佐する副大臣、政務官の数が足りない。国家戦略室もきちんと法律にうたうことで、より政治主導が確保できる。(通常国会に法案を)一括で出したい」と述べた。【横田愛】
毎日新聞 2009年10月15日 東京朝刊