岡山放送局

2009年10月15日 19時1分更新

新見で大名行列

江戸時代に新見藩主が神社へお参りした様子を再現した大名行列が15日新見市で行われました。

この大名行列は「御神幸武器行列」と呼ばれ、新見藩の初代藩主、関長冶が江戸時代に、新見市の船川八幡宮にお参りしたのが始まりとされています。

15日は当時の武士の姿に扮した60人あまりの氏子が、槍や弓、それに鉄砲などの武器を手にして船川八幡宮を出発し、市内の商店街などを練り歩きました。

町の人たちは行列が通る時に軒下に盛った砂の上に塩をのせる「たて砂」をして道を清めるのが習わしとなっています。

行列の先頭を務める「先はらい」が「下にぃ、下にぃ!」と声を上げながらやってくると沿道の市民や観光客は腰を低くして行列を迎えていました。

15日は船川八幡宮の秋祭りということもあって子どもたちの大名行列や地区ごとのみこしも披露され、訪れた人たちは江戸時代から続く伝統の行事を楽しんでいました。