岡山放送局

2009年10月15日 19時1分更新

備中神楽で振り込め詐欺防止


振り込め詐欺への注意を呼びかけようと岡山市では国の重要無形民俗文化財に指定されている備中神楽での呼びかけが行われました。

15日から1か月間は全国一斉の振り込め詐欺の取り締まり強化期間でJR岡山駅前の広場には警察官や銀行員、それに備中神楽の踊り手などおよそ50人が集まりました。

15日披露された備中神楽は酒だるから酒を飲んで暴れる「おろち」を「すさのおのみこと」が退治するストーリーで暴れる「おろち」が振り込め詐欺の犯人に見たてられています。

ATMからお金を奪った「おろち」と「すさのおのみこと」が激しく戦うシーンでは太鼓のたたき手が「振り込め詐欺はあの手この手を使ってくる。知恵比べじゃ知恵比べじゃ」とかけ声をかけていました。

神楽を見ていた男性は「神楽で振り込め詐欺の注意を行うのは初めて見たが口上が面白かった。きょうは年金の支給日だし、とても良いと思う」と話していました。