燃えろ!コンサドーレ 平川弘の通信簿
エジソン生かす攻めを(ヤマザキナビスコ杯C組第5節) (2008/06/04)
▽ヤマザキナビスコ杯C組第5節 札幌 0−2 川崎 (等々力陸上競技場)
ナビスコ杯では好調?のはずだった札幌だが、気がつけば川崎Fにも抜かれてC組最下位。決勝トーナメントへは各グループの1位と2位チームの中の成績上位2チームが進出する。札幌は次節の柏戦に勝てばまだ2位になる可能性は残っているが、その中で2つに入るにはかなり厳しい状況だ。ナビスコで勢いをつけリーグの巻き返しを狙っていたのだが…。 我那覇の一連のドーピング問題が一応決着をみたことで、川崎Fのホームスタジアムである等々力競技場、そしてサポーターにはいつもと違う雰囲気が漂っていた。フル代表や五輪代表などに選手をとられ、ジュニーニョはいるものの2軍と言っていいメンバーであったが、我那覇を男にするというモチベーションはチームをひとつにしていた。その我那覇に最初のチャンスを決められてしまったのだから始末が悪い。それまでいい流れで決定機をつくり出していた札幌の攻撃はピタリと止まり、以降は最終ラインからロングボールを放り込むだけの単調なものとなってしまった。 砂川がボールを持った時だけは、いいクロスやパスがあって可能性を感じたが、それ以外は引いた川崎Fの守備を崩す工夫はゼロ。後方からロングボールをただけるだけでは、交代出場した期待の新外国人FWエジソンがいくら速い選手でも競り勝つことはできない。ダビであれば体の強さがあるのでまだそれでもいい?が、もう少し前までボールをつないで運び、そこからパスを出さないと相手DFは的を絞りやすいのではね返される。パスコースが足元も裏もありますよという状況をつくらないと。若いエジソンはJで戦える強さを身に付けなければならないが、あのパスではノナトの二の舞いになっても不思議ではない。 (平川弘=サッカー解説者、元日本代表)
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