日本語
英語

文書番号: 949388 - 最終更新日: 2008年8月14日 - リビジョン: 2.1

エラー メッセージが表示されて Windows XP Service Pack 3 のインストールが失敗し、エラー "8007F0F4 - STATUS_PREREQUISITE_FAILED" が Service Pack のインストール ログに記録される

目次

すべて展開する | すべて折りたたむ

現象

Windows XP ベースのコンピュータで Windows XP Service Pack 3 (SP3) をインストールしようとすると、次のいずれかのエラー メッセージが表示されます。

エラー 1

この Service Pack では、セットアップ開始前にコンピュータが AC 電源に接続されている必要があります。

エラー 2

Service Pack 3 Setup has been canceled because Microsoft Shared Computer Toolkit for Windows XP is not compatible with this version of Windows. Before you can continue, you must: 1) Uninstall Microsoft Shared Computer Toolkit 2) (Optional) Install Windows SteadyState, the newer version of Microsoft Shared Computer Toolkit. For more detailed information, go to the Shared Access page on the Microsoft Web site.

エラー 3

Service Pack 3 Setup has been canceled because Windows XP SP3 cannot be installed over RDP 6.0 MUI PACK (Update for Windows XP (KB925877)). Before you can continue, you must Uninstall KB925877.

エラー 4

Microsoft Windows XP Professional Service Pack 3 cannot be applied to Windows Fundamentals for Legacy PCs (WinFLP). A unique SP3 update package for WinFLP will be made available at download.microsoft.com.

エラー 5

Microsoft Windows XP Professional Service Pack 3 cannot be applied to Windows Embedded for Point of Service (WEPOS). A unique SP3 update package for WEPOS will be made available at download.microsoft.com.

エラー 6

Service Pack 3 のインストールのための必要条件が 1 つ以上失敗したので、セットアップを続行できません。詳細については、ログ ファイル Drive_Letter:\windows\svcpack.log を確認してください。
また、いずれの場合でも、次のエラー メッセージが Service Pack インストール ログに記録されます。

8007F0F4 - STATUS_PREREQUISITE_FAILED

:Service Pack インストール ログ (svcpack.log) は、通常、以下のフォルダにあります。
Drive_Letter:\WINDOWS\svcpack.log

原因

Windows XP SP3 をインストールする前に、いくつかの必要条件が満たされている必要があります。いずれかの条件が満たされていない場合、「現象」に記載されているいずれかのエラー メッセージが表示されます。「現象」に記載されている各エラー メッセージの原因は以下のとおりです。

エラー 1 の原因

このエラーは、コンピュータでバッテリ電源を使用しているときに Service Pack をインストールしようとすると発生します。この確認は、インストール処理中にバッテリがなくなって更新が失敗する可能性を排除するために行われます。

エラー 2 の原因

このエラーは、"Windows XP 用 Microsoft Shared Computer Toolkit" が既にインストールされているコンピュータに Service Pack をインストールしようとすると発生します。このバージョンのツールキットには、Windows XP SP3 との互換性がありません。

エラー 3 の原因

このエラーは、"Windows XP 用の更新プログラム (KB925877)" がコンピュータにインストールされている場合に発生します。この更新プログラムには、リモート デスクトップ接続 6.0 (ターミナル サービス クライアント 6.0) 用 Multilingual User Interface Pack (MUI) が含まれています。この MUI パックには、Windows XP SP3 との互換性がありません。

エラー 4 の原因

このエラーは、"Windows Fundamentals for Legacy PCs (WinFLP)" オペレーティング システムに Windows XP SP3 をインストールしようとすると発生します。このバージョンの Service Pack は、WinFLP オペレーティング システムには適用されません。

エラー 5 の原因

このエラーは、"Windows Embedded for Point of Service (WEPOS)" オペレーティング システムに Windows XP SP3 をインストールしようとすると発生します。このバージョンの Service Pack は、WEPOS オペレーティング システムには適用されません。

エラー 6 の原因

このエラーは、Windows XP Media Center Edition または Windows XP Media Center Edition 2003 に Windows XP SP3 をインストールしようとすると発生します。

: このエラーは、Windows XP Media Center Edition 2004 以降のバージョンに Windows XP SP3 をインストールする場合には発生しません。

解決方法

これらのエラーを解決するには、表示されたエラー メッセージに応じて適切な手順を実行する必要があります。ここでは、その手順について説明します。

エラー 1 の解決方法

電源コンセントなどの AC 電源にコンピュータを接続します。コンピュータの電源要件の詳細については、コンピュータの製造元にお問い合わせください。

エラー 2 の解決方法

Microsoft Shared Computer Toolkit をアンインストールします。この作業は、以下の手順で実行します。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル] をクリックして、[プログラムの追加と削除] をクリックします。
  2. [Microsoft Shared Computer Toolkit] をクリックし、[変更と削除] をクリックして、[Remove] をクリックします。
  3. プログラムが削除されたら、Windows XP SP3 をインストールします。
Microsoft Shared Computer Toolkit の機能が必要な場合は、Windows SteadyState をインストールできます。これは、このツールキットの最新バージョンです。Windows SteadyState をダウンロードするには、次の Microsoft ダウンロード センター Web サイトを参照してください。

下記のファイルは、「Microsoft ダウンロード センター」からダウンロードできます。

元に戻す画像を拡大する
ダウンロード
SteadyState_Setup_JP.exe パッケージ (http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=d077a52d-93e9-4b02-bd95-9d770ccdb431)

エラー 3 の解決方法

[プログラムの追加と削除] を使用して "Windows XP 用の更新プログラム (KB925877)" をアンインストールします。この更新プログラムには、リモート デスクトップ接続 6.0 (ターミナル サービス クライアント 6.0) 用 Multilingual User Interface Pack (MUI) が含まれています。この作業は、以下の手順で実行します。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル] をクリックして、[プログラムの追加と削除] をクリックします。
  2. ページ上部の [更新プログラムの表示] チェック ボックスをオンにします。
  3. [Update for Windows XP (KB925877)] をクリックし、[削除] をクリックします。
  4. KB925877 更新プログラムが削除されたら、Windows XP SP3 をインストールします。

エラー 4 およびエラー 5 の解決方法

このバージョンの Windows XP SP3 には、コンピュータにインストールされている WinFLP または WEPOS オペレーティング システムとの互換性がありません。WinFLP オペレーティング システムおよび WEPOS オペレーティング システム専用の Service Pack 更新プログラム パッケージは、後日「Microsoft ダウンロード センター」からリリースされる予定です。

「Microsoft ダウンロード センター」から専用の Windows XP SP3 更新プログラムをダウンロードする方法の関連情報については、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) の資料を参照してください。
322389  (http://support.microsoft.com/kb/322389/ ) 最新の Windows XP Service Pack を入手する方法

エラー 6 の解決方法

Windows XP Media Center Edition または Windows XP Media Center Edition 2003 を実行しているコンピュータに Windows XP SP3 をインストールするには、まず Windows XP Service Pack 2 (SP2) をインストールする必要があります。Windows XP SP2 を入手するには、自動更新または Windows Update を使用します。

この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Microsoft Windows XP Service Pack 3
キーワード: 
kbservicepack kbmultilingual kbmui kbupgrade kbsetup kbtoolkit kbexpertisebeginner kbtshoot kberrmsg KB949388
"Microsoft Knowledge Baseに含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行ないません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。なお、本文書においては、文書の体裁上の都合により製品名の表記において商標登録表示、その他の商標表示を省略している場合がありますので、予めご了解ください。"
 

サポート技術情報の翻訳

 

製品別 サポート ページ