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2009年10月14日(水) 19:15 |
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坂出事件の控訴審判決
おととし、坂出市で幼い姉妹と祖母の3人が殺害された事件で、1審で死刑判決を受けた男に対する控訴審判決です。 被告弁護側は被告の責任能力は限定的として控訴していましたが、高松高等裁判所は控訴を棄却し、死刑の判決を言い渡しました。
被告弁護側は被告の責任能力は限定的として控訴していましたが、高松高等裁判所は控訴を棄却し、死刑の判決を言い渡しました。 この事件は、おととし11月、坂出市に住む三浦啓子さんとその孫の山下茜ちゃんと彩菜ちゃんの姉妹の3人が殺害され、三浦さんの義理の弟である川崎政則被告が、殺人などの罪に問われたものです。 今年3月、高松地裁が死刑を言い渡したのに対して被告弁護側が、川崎被告は責任能力に欠けているなどとして無期懲役に減刑するよう求め控訴していました。 14日の判決公判で、高松高裁の柴田秀樹裁判長は「被告人の責任能力を認めた一審の精神鑑定に誤りはなかった。犯行の発覚を防ぐため、たまたま居合わせた何の関係もない幼児2人を執拗に包丁で突き刺すなど誠に凶悪な犯行だ」と述べ川崎被告の控訴を棄却、1審を支持し、死刑の判決を言い渡しました。 これに対して被告弁護側は判決を不服として上告しました。 殺害された姉妹の父親の山下清さんは「私たち遺族の思いを酌んでくれた判決が出て裁判長には感謝しております」とコメントしています。
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