“早とちり”森健知事 前原氏と笑顔で会談
会談に臨む前原国交相(右)と千葉県の森田知事
Photo By 共同 |
前原誠司国土交通相の「羽田空港国際ハブ(拠点)化」構想に反発していた千葉県の森田健作知事が14日、国交省を訪れ前原氏と意見交換した。13日までは成田空港を抱える千葉県として「頭に来て眠れなかった」と怒りをあらわにしていたが、笑顔で対面。面会も予定よりも10分短い20分ほどであっさり終了。「原則的に国内線は羽田、国際線は成田という原則を確認した。両空港を一体的にとらえ合理的にすみ分けるということで、成田を切り離すとか阻害するとかはないと。大臣と私は同じ考えだった」と述べた。
あの怒りはどこへやら。拍子抜けの取材陣に「報道が断片的だったため誤解があった」と早とちりを認め、「きょうはよく眠れるな」と続けた。
前原氏は記者団に、両空港の役割について「成田は一つの大きな国際空港拠点として発展してもらう。羽田と成田で一体的に国際線を受け入れていく」と述べた。その理由について、将来増大すると予測されている首都圏の航空需要に対応するため「今までは明確に羽田は国内便、成田は国際便としていたが(両空港に)国内線、国際線を割り振らないと受け入れることができない」と説明。ただ「(国際線は)成田が中心であることは変わらない」とも述べた。
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