カブト幼虫の糞・再利用術
これは当初の想像以上に効果アリ♪ 是非皆さんもお試しください! |
経緯 |
2001年孵化の国産カブト幼虫が、2002年5月無事羽化した。 食物連鎖。 ある一部のクワガタ(根喰いと呼ばれる、ノコギリやミヤマクワガタなど)のブリードに『黒土』を使用すると産卵成功率が高いことはよく知られている。 その際、孵化した幼虫は産卵床である黒土部でしばらくその周辺を食しながら過ごすという。 ここで自然状況下を考えてみよう。 完全なる畑などの栽培地でカブトムシが発生する訳ではないのだから、完全なる黒土部など土中に存在するのだろうか? 落ち枝や枯葉などの異物部と黒土まで分解された土部が混在しているとは考えられないだろうか??? 言うまでもなく、落ち枝や枯葉が醗酵すると腐葉土になる。 そしてその腐葉土をカブト幼虫は食している。 ここから先は推測だが、カブト幼虫の出す糞は草食性のミミズやダンゴムシなどに腐葉土とともに食され、その糞がさらに微生物に食され分解、その結果が『黒土』なのではないだろうか?と私は考えた。 生物が食べ物を摂取するには理由がある。 当然のことながら、生命活動を維持するためのエネルギー、すなわち栄養分を摂取するためである。 ここで先程出てきた部分が重要になる。 うちの庭のミニトマトは例年と比較し非常に大きく育ち、かつ多くの実を付けた。 それはなぜだろう? 例年は黒土に苗を植え、栽培していた。 2002年は黒土の上にカブト幼虫の糞を撒いた。 違いはたったコレだけである。 ここで先程の仮定を正しいものとしてさらに仮説を立ててみた。 カブト幼虫の糞は他の生物が必要とするエネルギーをまだその中に蓄えたまま、黒土の元が固まった状態である。と・・・ であれば、根喰いのクワ産卵床として使用すれば孵化したてのクワ幼虫にその養分を伝えることが出来るのでは???という観点の元にこの実験はスタートした。 |
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準備 |
さて、根喰いのクワガタ産卵床に黒土が有用であることは周知の事実となっている。
醗酵フレークに霧吹きで加湿してあげたら転倒防止用の樹皮、枝、エサ皿、エサをセットし、ブリード用のペア(もしくは交尾済みのメス)を入れ、冷暗所に置きしばらくそっとして置きます。 |
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結果 |
2002年、上記のセットを作れたのはノコギリクワガタのみ。
2003年、今度は国産ミヤマクワガタの産卵床として使用してみました。
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いろいろ実験室 |
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