すとう信彦 & his band

社会起業家(チェンジメーカー)首藤信彦の日常活動とその仲間たち

オバマ演説勉強会開催

2009-03-21 22:17:01 | Weblog
かねてよりチラシや街宣で宣伝していたオバマ演説勉強会を開催。暖かい春先、花見に各地へ出かける方も多いなかで、市民の皆さんに来ていただき有意義な会合でした。オバマ大統領就任演説に隠されたオバマ大統領の大志(彼が一体何を目指しているのか)そしてまだ上院議員でもなく一介の地方議員だった2004年にション・ケリー民主党大統領候補の指名大会の際の演説の詳細分析を説明した。オバマ氏の演説は声の緊張感やエリートとしての外観などでなく、アメリカンドリームに自らの存在を重ねあわせるという目標にむかって組み立てられていることが理解されたと思う。今回あらためて一連のオバマ演説を読み、聞き、そのレベルの高さに驚かされた。またこれまでにも一部で指摘されていたが、オバマ候補はキング牧師やジェシー・ジャクソン師のような黒人が白人に追いつき、白人社会から受け入れられることによって達成される夢を主張するのではなく、黒人もアメリカの多様性の一要素であり、多くの要素が統合されたのがアメリカであり、それが次の目標に向かって進むのだという次元の異なるメッセージを携えて大統領選に登場し、結果的に国民の支持を勝ち得たというプロセスを説明した。また彼の演説とマルコムXの演説との類似性なども指摘させていただいた。
もっとも、参加者には、むしろ現在の日本政局の方が関心が強い方もおられたようだが、それは次回に期待していただきたいと思う。
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障害者の性について

2009-03-20 22:42:59 | Weblog
三田の障害者福祉会館で、障害者の性問題に取り組んでいるNPOノワールの会合があり、相模原市議で自らも障害者でもあるWさんの呼びかけで参加した。障害者自立支援法施行が次第に障害者や支援者を追い詰めている現状だが、これまでタブー視され語られなかった問題も表面化しだした。パラリンピックなどで車椅子の選手の活躍が賞賛される一方で、若者いや中年まで含め、障害者の性の問題がこれまで真剣に議論されることは少なかったが、こうした問題もようやくカミングアウトするにいたった。現実に自慰行為の介助や、より積極的な性生活のあり方を含め、これまではまったくと言っていいほど、具体的な支援は行われてこなかったといっても過言でなかろう。日本社会の現状で男性障害者がこの領域の解決を求めると、風俗との接点など、必ずしも社会的な理解を得られない問題があろう。それに公的私的な支援をすることにも議論があろう。女性障害者の場合はさらに必要情報が不足していると考えられる。そもそも、障害者は恋愛を含め、一人の人間として、どのような性生活を送ることが可能なのか、行政はどこまで関与すべきなのか、日本社会はほとんど関心すらはらってこなかったのではないか?会場から、死の問題に直面しようとしない日本社会の問題との類似点が指摘されていたが、同感だ。福祉分野はこの問題の先進国でもあるスカンディナビア諸国の事例などが報告されているが、はたして性の分野はどうなのか?日ごろ小生が取り組む問題とはまったく異質なテーマではあったが、これほどの重要問題がなおざりにされていることを考えると、一方でがらがらと音を立てて崩れつつある日本社会だが、解決いや少なくとも対応すべき課題ははるかに多く深刻であることを実感した。
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池之端商店街:ミニ商店街が熱い

2009-03-19 23:35:23 | Weblog
めっきり春めいたというか、春を通り越しそうな天気の中で妙蓮寺で駅頭街宣。いつも街宣のたびにオデンを買って帰るが、薄味でおいしい。実は何を隠そう、そろそろオデンを食べたいなというようなタイミングに合わせて街宣しているのだ。しかし、この六角橋から妙蓮寺の商店街は車で通り抜けるのは道が細くて難渋するが、商店街としての価値は一級だ。狭い範囲に豆腐屋さんや肉やさんも二軒ずつある。きっと昔はそれがスーパーができるまえの商店の距離感だったのだろう。今日は、予約しておいたK商店のコンビーフも買った。こちらは池之端商店街のアーケードの中にある。アーケードといっても、ミラノのアーケードというより、中東のスークみたいな感じ。しかしそれが、レトロとモダンのモザイク模様というか、実に旧い商店とナウい(若者はもうこんな言葉はつかわないのかな)カフェとがちょうどいい具合に混在し、独特の魅力をかもし出している。情報通によると、今はミニ商店街が熱いのだそうだ。これまでのように、商店街全体の大規模再開発や雑居ビルの建設などでなく、自分たちが営んでいる環境を最大限生かしながら、思い切って新しい息吹を導入する...そんな感じかな。そういえば、このコンビーフだってネット検索で見出したものだ。こういうミニ商店街を元気にしていけば、シャッター通りの寂寞感もなくなるのだろう。うーん、政治のテイタラクを離れ、昔とった杵柄で、なんかこんな商店街活性化にも乗り出していきたい気分だ。
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おくりびと...ようやく観ました

2009-03-18 22:37:46 | Weblog
小生の活動にもさまざまな分野で組織的妨害が目立つようになってきた。与党は否定のオンパレードだが、ひょっとしたら選挙が近いのかも...
今朝、ふれあいの丘で街宣しようと地下鉄エスカレーターを上がっていったら、出口で駅員がスタッフをどなりつけていた。なんでも駅前の黄土色のタイルのところは横浜市の所有地だから物を置くな片付けろ、というのらしい。まあそんなに怒鳴らなくても片付けている最中だったのに...
こういう場面で気になるのは、市職員のお上意識からの発言だ。これは市のものだというが、それは市のものでなく、税金を払っている市民のものだ..というのが正解だと思う。地方自治体でも、自治の組織ではなく、まるでお上意識、朝から不愉快な気分になった。
夕刻にららぽーとで「おくりびと」を見た。アカデミー賞受賞後はあれほど満員のニュースが流れていたが、さすがに時間が経過し閑散としていた。「おくりびと」のパフォーマンスなどは日本人的には多少誇張かなあと思うが、欧米の人には日本人の死生観や慣習が新鮮に目にうつるんだなと思った。日本人へのメッセージとしては時空を超えた意思のコミュニケーションという意味で、むしろ「おくりびと」よりも途中で挿入される「石文(いしぶみ)」のテーマだと思う。古代に文字もなかったころ、それぞれの思いを石の形状や手のひらの感覚に託して人に贈る。それがこの映画の物理的な屍の化粧よりも、強いメッセージになっていると感じた。フレーザーの金枝篇に同じようなテーマがないか、読み返してみよう。
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小沢代表が企業団体献金決別明言!

2009-03-17 22:35:57 | Weblog
小沢代表公設秘書の逮捕は麻生政権と検察の共謀による国策調査の可能性が指摘され、現実に駅頭で話しかけてくる市民もそうした見解が強まってきている。しかし、それでも小沢代表への逆風はとまりそうもない。そんな中で小沢代表自らが企業団体献金からの決別宣言。民主党内からに公共事業受注企業からの献金禁止にも小沢代表の慎重姿勢がハードルといわれている中で、この決別宣言は驚きをもって迎えられた。
これまでも、小生を含め、企業団体献金廃止の主張は多かったが、自民党から流れてきた旧い議員や団体献金をもらっている議員は、反対が多かった。そもそも小生などは企業団体献金がもともとほぼゼロで、禁止などは痛くも痒くもないが、やはり多額の献金を受け取っている議員は心穏やかでないだろう。小生は別に哲学として企業献金を拒否しているわけではない。実は少しでもあればとは思うのだが、実質的にゼロなのだ。要するに献金しても見返りのない議員に献金する企業はないという、ごく当たり前の資本主義原理なのだ。その意味で建設業界の献金は異常だ。収賄罪で多くの首長や政治家が逮捕されているのだから、口利きなどは諸刃の剣どころか、もはや現実的には簡単に行えないことは認識されているはずだ。それでもこれだけの癒着が継続しているということを考えると、業界自体の体質や企業文化に問題があるとしかいい様がない。
ともかく、一番の障害と言われた小沢代表がこのように明言されるのだから、民主党は今回の事件をチャンスに、早期に企業団体献金全面禁止に踏み切ってほしい。またそのように幹部にも働きかけていくつもりだ。
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朝鮮半島情勢

2009-03-16 22:32:38 | Weblog
病後の金正日総書記後継者問題、衛星打ち上げのカウントダウン、李韓国政権の対立路線と実線さながらの米韓軍事演習強行など朝鮮半島をめぐる情勢が一挙に緊張している。さらにオバマ政権の特使が訪朝を拒否されるなど、緊張緩和と問題解決の糸口さえ失いかけている対朝鮮外交だが、日本側は相変わらず制裁強化のような話。制裁は費用対効果を冷静に分析してそのレベルを決めるのだが、情報を何も持たない日本はまさに「永田町でキツイことを言う」だけに終わりそうだ。
孫子の兵法にある「敵を知り、己を知れば、百戦するも危うからず」だが、敵情もしらず、己の能力もない日本は隣人の暴挙にどう対応するのか?あいも変わらず繰り返される茶番劇にため息のみ。
ところで、友人のCさんが、ノムヒョン前韓国大統領のHPから「政治家にはなるな!」という逆説的な問題提起を転送してきた。わが身にを振り返りながらも、ノムヒョン氏の心が高度に計算された平易な言葉を通して、こちらの心裡に染み入る。ぜひ皆さんも読んでみてください。(フロントページの未来タグ→政治の未来へ)
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いよいよ春か!

2009-03-15 22:11:51 | Weblog
なんだか春だか冬だか分からない時期が続いたが、今日はこれぞ「春」という一日。都筑のこぶしの花も一気に開いた。もっとも好天のおかげで今日はとんだ苦労。昼に山下でネットの定例総会があったのだが、十分に余裕を持っていったはずだったが、会場付近のパーキングは大小すべて満車。しばらく空きをまったりしたが、皆同じように考えるのか、付近は大渋滞になってしまった。ぐるぐる回って、結局、関内のオフィス街まで戻って駐車というぐあいで、何のために車で行ったかわからない。しかし、一挙に人出が増えたね。花咲くがごとく、人も咲くか...政治のテイタラクでも、春は自然にやってくる。
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若者おそるべし

2009-03-15 00:01:56 | Weblog
会合に出かける前にBSでも見るかとチャネルをまわしているうちに、BS12でクラッシックなる番組をやっていて、茶髪の若い兄ちゃんがヴァイオリンを弾くところだった。最初のひと引きで、シビレタ!なんという振動。これぞジプシーというか、東欧のヴィオロンの音色だろう。とてもこれまでの日本人の優等生的な音色ではなかった。三浦文彰という青年(?)らしいのだが、こんな音はジプシーとかロシア人とかいう血でないと引けない音だと思うな。小生はヴァイオリンはやはり、ギドン・クレメールとか、何か悪魔的な技巧で音を出してくる引き手が好きだ。オーケストラを背景に交響曲を奏でるのではなく、小さな楽器ひとつもって、まるで魂をこすって音をだすようなヴァイオリニストが好きだなあ。いやいや、若者おそるべしと思う。引退したら、こういう人についてヴァイオリンなど習いたいものだ。
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ポスター張替え

2009-03-13 22:50:39 | Weblog
前回選挙からついに3年半が経過し、3月10日からは個人ポスターは禁止となり、張替えなければならない。これまでも各所で宣言していたとおりに、小沢代表との二連ポスターを主要な場所には張り替えた。検察捜査や代表交代の可能性など、いろいろ考えたらきりないが、党のポスターである以上、党首との二連は基本だろう...というのは、まだ国民の信頼に余裕がある民主党だからの台詞で、自民党側は二連ポスターの相方に人気の極端に低迷した麻生総理を選ぶ人は少ないそうだ。そういえば、昨日、東京に出たときも、結構、地方議員との二連を貼っている人がいた。なさけない話だなあ。統一地方選じゃあるまいし、さらに女性ならなんでもいいと言ったり、小渕、小池など、業績から言って、どうかなと頸をかしげるような議員が引く手あまただそうだ。
街宣途中で見たら、7区では自民党のポスターはまだ貼られていなかった。まあ、政権与党だから、張替え遅れても、選挙管理委員会はケチつけないだろうという読みがあるのだろう。
制度上はやはり党首との二連が基本で、人気云々をいうなら、いっそNHK大河ドラマの篤姫にすればいいと思うね。
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検察捜査と機能低下の国会

2009-03-12 22:15:14 | Weblog
西松建設の不正献金問題は大手ゼネコンにまで広がり、捜査対象も小沢党首へ政治献金を行っていた西松関係の政治団体などだけではなく、一挙に拡大しはじめた。こうなるともはや野党党首秘書の政治資金規正法違反の問題ではなくなるだろう。いくら「豪腕」といわれる小沢さんでも、野党生活が長い議員の影響力などには限界があり、当然のことながら、自民党の道路関係・建設関係族議員の方がはるかに業界に密着していることはあきらかだ。自民党議員もはたして自分まで飛び火するのか疑心暗鬼になっているかもしれない。結果的に、国会がにわかに低調になってしまった。
そうなると、一体、検察は何が目的でこんな選挙が明らかに目前にせまった時期に、また予算案をめぐって与野党のつばぜり合いの最中に、参考人聴取も告訴も裁判も長期化するこんな大規模な捜査を始めたのか?まるで景気回復や政権交代を妨害するためにやり始めたとしか考えられない。「国策捜査」という批判は別としても、何か「無策捜査」「無謀捜査」のような感じもしてきた。まさに検察が政治に大影響を与えているとしかいいようがない。検察もそもそもザル法といわれる政治資金規正法で、一体誰を逮捕しようとしているのか?それとも規正法そのものを変えさせるために国会に働きかけているのか?
この時期にこれ以上の戦線拡大は、一体なんのための総力捜査なのか、検察の説明責任が問われているのではないか?
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