森田健作当選の茶番劇を見ていると、毎日地上波テレビで繰り返されているお笑い番組と同じだとつくづく思う。最初からなんとなく結果も、笑いも、拍手もみんな分かっていて、それでいて最後にはみんなで笑い拍手することになる。途中でネタがばれたり、タレントがいい間違いをして笑いがとれないときには、司会者が「ここで笑ってください」と観客に促すか、アシスタントディレクターがかねて打ち合わせんと通り拍手要求のサインを出して笑いと拍手をとるということだ。まあ、日本政治というのはこの程度のものなのだろう。世界の中で政治の芸能化がもっとも進化しているのは日本だと自慢しようか。
ところでいよいよ選挙が近いと感じている。今日は7時のNHKで麻生首相の記者会見があり、これまでになく筋の通った、ひどくまともな原稿で話していた。こりゃ記者会見でなく「宣言」だ!しかも選挙について取り立てて話しているわけではないのに、NHKのテロップでは「解散言及」を案じさせる表現。本人が明確に言っていないのに、NHNが勝手に題目をつけるのは、これまでにも何度もあったが、要するに記者会見で何をはなすかということをNHKの編集記者と事前に打ち合わせしているから、こうした芸当が可能になるし、およそナマ演説に信頼を置けない首相の意思表明を補強することになるのだ。
実は「ああ近い」と感じたのは昨日の、テレビ朝日報道ステーションの放送倫理抵触の問題だ。何を今のこの時期にと思うが、選挙の前には、選挙のときに野党よりの発言をしないように、ニュースのコメンテーターなどを事前にいためつけておいて、間違っても過激に与党批判などをしないように予防線を引くのだ。
こうした現象に呼応して、自民党実力者からつぎつぎと麻生政権下での春解散の烽火が上がり始めている。
むろん突発事件や社会混乱、経済冷え込みなどさまざまな要素はあるから、麻生政権が本当に選挙に踏み切るかどうかはわからないが、今週末から皆さんいっせいに走り出しそうな気がする。
まあそう考えると、これは小沢代表秘書逮捕事件の唯一の社会的成果となるかもしれない。
ところでいよいよ選挙が近いと感じている。今日は7時のNHKで麻生首相の記者会見があり、これまでになく筋の通った、ひどくまともな原稿で話していた。こりゃ記者会見でなく「宣言」だ!しかも選挙について取り立てて話しているわけではないのに、NHKのテロップでは「解散言及」を案じさせる表現。本人が明確に言っていないのに、NHNが勝手に題目をつけるのは、これまでにも何度もあったが、要するに記者会見で何をはなすかということをNHKの編集記者と事前に打ち合わせしているから、こうした芸当が可能になるし、およそナマ演説に信頼を置けない首相の意思表明を補強することになるのだ。
実は「ああ近い」と感じたのは昨日の、テレビ朝日報道ステーションの放送倫理抵触の問題だ。何を今のこの時期にと思うが、選挙の前には、選挙のときに野党よりの発言をしないように、ニュースのコメンテーターなどを事前にいためつけておいて、間違っても過激に与党批判などをしないように予防線を引くのだ。
こうした現象に呼応して、自民党実力者からつぎつぎと麻生政権下での春解散の烽火が上がり始めている。
むろん突発事件や社会混乱、経済冷え込みなどさまざまな要素はあるから、麻生政権が本当に選挙に踏み切るかどうかはわからないが、今週末から皆さんいっせいに走り出しそうな気がする。
まあそう考えると、これは小沢代表秘書逮捕事件の唯一の社会的成果となるかもしれない。