2009年10月14日 21時40分更新
高級な食材として知られる「すっぽん」を増やそうと14日、岡山県津山市の吉井川におよそ400匹のすっぽんの子亀が放流されました。
高級な食材として珍重されるすっぽんは津山市などでは、夏場に川岸で甲羅干しをしているものを狙って釣り針で引っ掛ける漁をする人がみられます。
このため津山市の吉井川漁協では資源の保護のためにすっぽんの子亀の放流を毎年、この時期に行っています。
14日は、ことしの春に孵化して甲羅の長さが3センチから5センチほどに育った、すっぽんの子亀およそ400匹が用意されました。
そして、漁協の組合員が、津山市など吉井川の流域あわせて30か所でバケツに入れた子亀を放流し放された子亀たちは、元気に手足を動かして流れの中に泳いで行きました。
吉井川漁協によりますと、14日放流された小さな子亀たちも、3年から4年すれば甲羅の大きさが20センチ前後、重さも1キロほどのすっぽんに成長するということです。